FC2ブログ

2023-03

相談 子供の意思をどこまで尊重するか(6歳) - 2014.07.11 Fri

6月28日 ぴょんさんの相談コメントへの返信








はじめまして。最近このブログを知り色々実践した結果、イヤイヤが激しかった2歳の息子が劇的に落ち着きました。

今は大変な事もありつつ、毎日息子が可愛くて愛しくて楽しいです。本当にありがとうございます。

お尋ねしたいのですが、子供の服装や持ち物について、どこからが過干渉になるか?です。

6歳の娘は最近、ど派手な服や、ヒールのあるサンダル、派手な色のランドセルなどに憧れを持つようになってきました。

私としては、あまり目立つ服装をして欲しくないし、何よりギャル系は趣味ではない、という気持ちや、軽い子に見える、という偏見もあります。

胸やパンツが見えそうな露出の多い服などは、「見えちゃうから何か羽織ろう」と言えば娘も納得しますし、ヒールの靴なども、足を痛めるから歩く距離が短いお出かけのみ、などルールを決めればきっと納得すると思います。

しかし、派手なランドセルや服(露出はなく、デザインや柄がギャルっぽいだけ)は私の趣味でないだけで、干渉すべきでないのか…と迷っています。





子供というのは社会的に自立するまで親の監督下にあります。
いくら「子供を尊重するのが大切だ」などと社会で言われるようになっても決してそれは変わらないことです。


親がそれはまずいと感じるならば、そこには理論建てて整理されていないとしてもいろいろな理由というものがもともとあるはずです。
6歳の子には判断できない問題もそこにはたくさんあります。
それを判断していくのはほかでもない親です。

そのときに「子供の意志が・・・」などと子供に遠慮していてはそれはできません。
そういった事柄には、毅然と向き合って大人の強権で頭ごなしであってすらいいから、自信をもって伝えていくべきことでしょう。

それ以前から親子間に信頼関係が健全なかたちで築けていたら、それがたとえ子供の気持ちに反することであっても子供はそれを受け入れ理解していけるはずです。


しかし、それまでに子供に「いいなり」であったり、ものでつったりごまかしで子供の意志に応じてきてしまっていたらそのとき子供は受け入れられないという姿がでるかもしれません。
もしそうであるならば、そこからでもいいから大人と子供の関係を見つめ直す必要があるでしょう。

関連記事

● COMMENT ●

いつも記事楽しみにしています!

いつも大変ためになるお話ありがとうございます。
以前も何回か相談させていただきました。3歳の女の子保育園児がいる母です。

そこで、相談です。ここ最近、娘が私に対しても人に対してもまわりの様子いろいろな事が気になるのか注意や細かい事ばかり指摘してくるのです。

人やまわりの事をよくみていて、例えば道を歩いていればお花が咲いてる、蝶々がいる、道にゴミが落ちてるなど、あっ、あの人〜してるなど。お花や蝶々の話などは良いのですが、娘が人に何か注意や指摘するようなことを言う時は、人のことはよいから自分の事に集中しなさいと言っています。先生に相談するとお友達の影響もあるかもしれませんと言われましたが。

私としては娘に対して細かい注意をしたり口うるさくしているつもりはないのです。どちらかと言うとざっくばらんな大雑把な性格でお恥ずかしながら言葉を言い間違えたりして娘に指摘されるような感じです笑。私は娘に対して細かいなぁ、そのくらい良いじゃないと言い返してます。とにかく、細かいのです。

けれども、私の接し方が良くなかったのかなぁと反省もしています。私は娘がおとーちゃんさんの言うかわいい子どもになってほしいのです!人に注意や指摘ばかりするのは辞めてほしいです。

保育園では、お友達の事を注意したりする事もあるようです。自分も先生になったつもりなのか、よく先生の口調をマネしたりもするようです。先生がピンチの時は、先生の事を助けたり頼もしい姿もみせているようですが。

娘が細かいことを指摘してきたり、誰かのことを言った場合は親はどのような対応や返答をとって行けば良いのでしょうか。 あと、悪い事をして注意されて言い訳したりした時などは、どのような対応をしたら良いのでしょうか。

大変お忙しいと思いますが、お時間ある時にアドバイスどうぞよろしくお願いします。

ありがとうございます!

相談したぴょんです。ありがとうございます!
だんだんしっかりしてきた6歳の娘。服にこだわりをもつ気持ちは女親として私もとてもわかる分、迷いがででいましたが、

>親がそれはまずいと感じるならば、そこには理論建てて整理されていないとしてもいろいろな理由というものがもともとあるはずです。
6歳の子には判断できない問題もそこにはたくさんあります。
それを判断していくのはほかでもない親です。

上記のコメントで、スッキリしました。

これで、信頼関係を大切にしつつ、服装に関しては風紀の乱れがない程度にバランスよく自信を持って対応できそうです!

本当にありがとうございました!

りんごさん

3歳というのは、まだ客観的に物事を見るという能力が薄い時期です。
つまり、相手がどう思うか、感じるかということまで理解を及ぼすことがまだ未発達なわけです。

なので、理屈ではなくて、他者がどう感じるものなのかというのを、自分の立場から「私は~~」メッセージで伝えていくことで、だんだんと理解を促していけばいいかと思います。

「私はそういう言い方はすきじゃないな」
「私がもしそんな細かいことで言われたら嫌な気分になっちゃうだろうな」

など。



もしくは、さして気にしなくても時期的な姿で、時間とともになくなるのかもしれません。


ほかにも、遊びが手につかない子がそのような人のことばかりを気にするようになるという姿がときどきみられます。
そういった子には、遊ぶ力を伸ばしてあげるということをしています。



また、そういうことがあるという話だけですが。
まれに、発達上の問題として注意欠陥障がい(ADD)として、さまざまなものに次から次へと注意が移っていき、それがそのつど気になるという姿があります。
これは発達障がいというものから、そこまでいかないけれどもたまたまそういう傾向がある、一時期的にそういう特徴が顕著になっているというものまでさまざまです。
あくまで可能性の話ですが、そういうケースもまれにあるということです。

なので、あまりそれを直さなければと否定的にとらえなくてもいいかもしれません。
もちろん、嫌なときは嫌というのは言っていいのですが。

返信コメントありがとうございます。

記事欄で返信コメントを勝手にまっていまして(-_-;)おバカな私です笑
コメント欄に返信をして下さっていたのですねありがとうございます!

お父ちゃんのおっしゃるように注意したり細かいことを言ってくることは、本当に自然となくなってきました。
以前、娘の仲が良いグループのお友達と接する機会があり気づいたのですが、一人とても注意や指摘ばかり支配的な態度をとる女の子がいて娘もその子のマネ?をしていたのかなぁと思いました。先生にお友達の影響もあるかもしれませんと言われたのはそう言うことだったのかと(でも違うかもしれません)

↓以下なるほどと感じました。
3歳というのは、まだ客観的に物事を見るという能力が薄い時期です。
つまり、相手がどう思うか、感じるかということまで理解を及ぼすことがまだ未発達なわけです。
「私はそういう言い方はすきじゃないな」
「私がもしそんな細かいことで言われたら嫌な気分になっちゃうだろうな」

相手がどう思うかまで理解を及ぼすことが未発達なのですね。←今まで相手がどう思うかわかってるだろうと思って娘に接してしまいました反省です。
私は目線で子どもに話していこうと思います。とても参考になります。実践してみようと思います。

娘は遊びには熱中する方ですが、発達上の問題として注意欠陥障がい(ADD)というケースもまれにあるのですね。子どもを見守っていこうと思います。

おとーちゃんの本、とーっても楽しみにしています!
執筆無理せずがんばって下さい!
ブログの記事を読めば読む程、ずばり知りたかった事がわかったり、感動すること、反省することも多いです、子どもが産まれる前に読んでいたらさらに良かったなと思いました。


トラックバック

http://hoikushipapa.jp/tb.php/624-459a2c91
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

相談 弟への攻撃的な行動にどう対処したらいいか «  | BLOG TOP |  » 相談 母子家庭で育てること

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (2)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (81)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園・学校について (120)
日本の子育て文化 (209)
おもちゃ (27)
叱らなくていい子育て (10)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (10)
おすすめ絵本 (23)
食事について (15)
過保護と過干渉 (47)
満たされた子供 (7)
早期教育 (20)
我が家の子育て日記 (96)
心の育て方 (107)
相談 (86)
子供の人権と保育の質 (90)
その他 (70)
未分類 (24)
講座・ワークショップ (142)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (48)
子育てに苦しむ人へ (27)
保育研修 (3)
note有料記事 (4)
保育について (16)
性教育について (6)
子育てオンラインサロン (1)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析