相談 周囲の大人への対応 - 2014.07.13 Sun
こんにちは。おとーちゃんさんのご意見を伺いたく初めてコメントします。子供が1歳になり、ダメと言うことが増えこのまま否定を続ける事は良いことではないのではないかと思い色々調べ2ヶ月ほど前にこのブログにたどり着きました。
今はより可愛い子にするために「ごまかし」「おどし」「ダメ」をなるべく言わずにできるだけ誠実に接するようにブログを参考に実践しているのですが、頻繁に会う実家の実親の子供への接し方がこれらを多用する接し方で実母に対してそれは良くないんだよと伝えるのですが、難しいらしくなかなか協力が得られません。子供になるべく良い接し方をしたいと思っているので、私が実母の対応を不安に思っている事で子供にマイナス(実家へ行くと少し聞かない子になってしまいます。テレビが付けっ放しの環境のせいもあるのかもしれませんが)になっているのならあまり良いことではないなーと思っているのですが、「ダメ!」を多用し、ちゃんと伝えればいいのにごまかしたり、リフトや「テーブルは乗っちゃダメよ」と強制的にテーブルから降ろすしている実母への対応はどうしたらよいのですかね?
結構、細かい事なのでその都度注意をすると実母もなによ私なりに可愛がっているのに‥‥!となりそうですし、かといってあまり良いことではないと分かっているのにそのままにするのは子供にとってどうなのかなと思い困っています。
おとーちゃんさんはどうすることが良いと思いますか?
この種の相談をされたときに僕がたびたび繰り返す言葉があります。
「最も対応が簡単でいて難しいのが大人に伝えることです」
大人相手だと話をして通じるのならば、それは子供にさまざまなことを伝えていくよりもはるかに容易です。
しかし、伝わらない相手にはどうしたって伝わりません。根気よく伝えることでだんだんと変わってくるということもないわけではありませんが、時にはそれでもって関係を壊してしまったりと思うようにならないことも現実にはあります。
この種のことはたくさんあります。
祖父母、配偶者、子供を預けている保育園・幼稚園・学校・・・。
それが正しいか正しくないかというのを置いといても相手には相手の考え・意見、また子育てには単なる理屈ではなくその人の生育歴やさまざまな価値観など身体に染み付いている部分というものも少なくありません。
それらはそうそう改められるものではありません。
現在の自分のしていることがよくないと理解していて、それでその意見を尊重しようと思ってすらそう簡単に変えられないということもあります。
ましてや、その人の意見が理解できなかったり、その問題を見ている視点がそもそも違ったりすれば意見の合意というものに到達することも難しいです。
また、相手のしていることが良くないことだと思われることでも、ある面ではそれらが子供の経験になっていたり、プラスに作用する点というものがないわけでもありません。
例えば、甘やかすだけのおじいちゃんおばあちゃんでも、それが子供にとって受容や子供の心のセーフティネットとして機能しているということだってあるわけです。
保育園や学校であんまりにも厳しくされていてそれは子供のためになっていないと一方からは思われることでも、それが子供の社会性を伸ばす方へ働いているということだってないわけではありません。
それを踏まえますと、なにがなんでも相手の意見をかえようとしなくてもいいかもしれません。明らかな問題があるようなときはまた別ですが。
本当に問題のあることをするのであれば、親として相手の大人と対立してでも伝えなければならない場合もあるでしょう。
ただ、日常のちょっとしたこと
>リフトや「テーブルは乗っちゃダメよ」と強制的にテーブルから降ろすしている実母への対応
こういうことであるならば、それがたまのことであるならば目をつぶってしまっても、普段の生活のなかで親がきちんとすべきことをしてその影響を相殺していくことができるでしょう。
やはりもっとも影響力があるのは、日々の家庭であり親からの関わりです。
そこに自信をもって外野の影響というのはカバーしていけばいいのではないでしょうか。
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● COMMENT ●
身に沁みます
相談です
今月2歳になった娘の行動で、おとーちゃんさんの意見を聞きたく書かせてもらいました。
娘は、踊ったり歌ったりが大好きで、大好きなお人形をいつも抱きしめている子供です。ぎゅーして「かあいいねー。」と言ってたり、しばらく他の遊びに夢中になっていると、「あ!〇〇~!ごめんね、ごめんね。だいじょぶ?」と駆け寄り、なでなでしたりぎゅーしたりしています。
1歳半くらいから、イヤイヤ期のはじまりのような自己主張をするようになりましたが、ここで書かれている「心のパイプをつなげる」ことを大切にしてきて、最近では、「ちがうの。」とか「い~や。」などと言うものの、「ママ困るなあ。」などと言えば、2~3秒後には「は~い!」と笑顔で来てくれるようになりました。
ところがここ1ヶ月くらい、頻繁に自分のこぶしや指を噛む(しゃぶる)ようになりました。これまで、おしゃべりは使ったことがなく、歯が生えてくる時は指しゃぶりしていました。
今は全ての乳歯が生えているので、何か理由があるのでは?と思い、いつ噛んでいるか気にしていたのですが、車に乗ってたり、ぼーっとしていたりすると噛んでいるようです。特に嫌なことがあったからとかいうタイミングではなさそうなのですが・・・。
イヤイヤ期の葛藤のようなものなのか、私の接し方でまずいものがあるのか、どんな理由が考えられるでしょうか?また、放っておいた方がいいのか、やめようね!と言った方がいいのか、教えてください。よろしくお願いします。
さちさん
なので正確なことは言えないのですが、特に何の原因も思い当たらないということであるならば、単なるクセということもあります。
単なるクセの場合、放っといて直ることもあれば、クセが継続することで慢性的になってしまうということもあります。
やめさせて直ることもあれば、より強くなってしまうこともあります。
そういうのは、ケースバイケースなのでなんともいえません。
僕がこういう問題にあたったとき、「どうしたの?」という問いかけを使ってそれとなく様子を観察します。
「手を噛んでるけどどうしたの?」、深刻さは出さずにさらっと聞きます。
そのあとの様子でそれがひきずりそうなものなのか、軽そうなものなのか、声をかけることでやみそうか、そうではないかといった感触をつかむようにしています。
2歳になったばかりということであれば、さほど深刻なものではないと思われますが。車に乗ったときなどときまっているのならばそのことにあまりこだわるよりも、車内で遊んでいられるような玩具をもっていくとかすると、もしかしてしなくなるかもしれませんね。
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我が家のかわいい息子は、2才11か月になりました。
この相談へのコメントする記事の書き方、分かりやすくて私は気に入っています。
まめまめさんの相談内容、悩みの中心が大人同士の人間関係。
私も常々気になっていました。
実家が近く、しょっちゅうお世話になっているので、感謝の気持ちももちろん溢れるほどあるのです。
けれど、やっと手探りで見つけた育児の方針を悪気はないと信じたいですが、けなされてしまったり、良くないと思ってることをされてしまったり。
うちの例だと、出来てないことを「できたね~良い子だね~」とごまかしたり、私の言ったことをその場で「そのぐらい良いじゃないか」と否定されたり、「まだオムツなの?」と息子のいる前で言われたり。
幸い、接点が多いのでその時点で一番困ることを少しずつ伝えて行きました。
やはりいっぺんにいくつも注文すると、すねてしまいますので(笑)
これが義理の実家なら仕方ないなぁと流せるのに、自分の親となると尚更分かって欲しかったりするんですよね。
大人になっても自分の母親に分かって欲しいと思ってるんだなぁと、自分の心の中の子供らしさ?を見つけて、苦笑したりしています。
まめまめさんもお母様と楽しく育児できますように☆