相談 モノの貸し借りができない(2歳) - 2014.07.17 Thu
最近もうすぐ2歳になる息子が、自分のおもちゃを弟や友達が使おうとすると、阻止しておもちゃを取り上げてしまうことが続いており、対応に困っている時にこちらのブログに辿り着きました。人が遊んでいるおもちゃを取ることはほとんど無いのですが、友達が家に遊びに来た時は、いちいち友達が使おうとするおもちゃを先回りして取ってしまいます。。
こういう場合、どのように対応したらよいのでしょうか。。砂場でおもちゃを取ってしまう時の対応と同じでよいのでしょうか。。「何でおもちゃを貸せないの!」と、ついつい理屈で怒ってしまい、本当にこれでいいのか?と悩んでいるここ最近です。幼稚園に行って集団生活が始まれば、このままではダメだと自分で気付くんじゃない?と周りに言われたりもしましたが、そうではなく、何か親としてできる対応はないのかなと思い、是非アドバイスを頂きたく存じます。どうぞ宜しくお願い致します。
このことはコメント欄での返信や相談カテゴリの記事としてすでにいくつかあるのですが、とても多い相談なのでここでも載せておきます。
結論から言うと、貸せなくて当然のことであり、そういう発達段階なのです。
友達を家に呼ぶ前に、貸していいものと、どうしても貸せないものを子供と話し合って貸せないものはしまってしまう。
相手にはいまうまくモノが貸せない時期なので、自分のおもちゃを持参してきてもらうことなどをお願いするといいでしょう。
詳しくは↓こちらの過去記事に書かれています。
相談コメントより 「自分のものへのこだわりが強くて、貸してあげられない」
乳児期における「友達関係」について
- 関連記事
-
- 相談 親が嫌でなければどこまでも要求を聞いていてもいいのか? (2014/07/30)
- 相談 タオルが離せない(1歳) ークセに対する基本姿勢ー (2014/07/28)
- 相談 歯磨きをいやがる(2歳7ヶ月) ー「しなくてはならないこと」への基本姿勢ー (2014/07/26)
- 相談 保育園での食事指導に疑問(3歳) (2014/07/24)
- 相談 テレビをつけないとごねるようになってしまった (1歳3ヶ月) (2014/07/19)
- 相談 モノの貸し借りができない(2歳) (2014/07/17)
- 相談 乱暴な友達との関係(2歳4ヶ月) (2014/07/17)
- 相談 周囲の大人への対応 (2014/07/13)
- 相談 弟への攻撃的な行動にどう対処したらいいか (2014/07/13)
- 相談 子供の意思をどこまで尊重するか(6歳) (2014/07/11)
- 相談 母子家庭で育てること (2014/07/11)
● COMMENT ●
間違った先回り
あんずさん
子供の個性によってはそれでも何事もなく成長できてしまえる子もいます。
しかし、過干渉とくに、母-娘という関係だとそれは男子に比べて出やすい傾向があるように経験的に感じます。
このケースは、過保護的な過干渉というよりも、支配行動の過干渉です。
過保護であるならば、まだ自分を見てくれているという受容という形に昇華できる場合もそれなりにありますが、支配的な関わりは抑圧としてそのまま蓄積が継続していきやすいです。
できるならば、早い段階で過干渉にそのお母さん自身が気づいて少しずつでもいいから、それをセーブする意識を持てるといいと思います。
No title
A子ちゃんのお母さんはいわゆる早期教育ママなのです。
2歳になる前にすでに自分の名前をひらがなで書いていましたし、3歳になる前にはひらがな全てをマスターしていたようです。
絵本も物語重視ではなく、コピーライターの方が執筆した数字や物を探し出すものを好んで読んでいました。
大人から(特に母親)見て上手に遊ぶ姿を常に求められているように感じます。
貸し借りの件も、おとーちゃんブログで教えていただいたことを参考に私なりに彼女に伝えましたが、残念ながら全く聞き入れてもらえませんでした。
娘たちが赤ちゃんの頃から出会うたびに『歩けるようになった?しゃべれる?文字は書ける?オムツははずれた?習い事は何にするの?』とプレッシャーがすごいので、今は距離を置いております。
トラックバック
http://hoikushipapa.jp/tb.php/629-42da8d7c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
少し前に、ご近所のお子さんと二人で遊ばせていた時のことで、非常に気になったことがあります。その子と娘は同じくらいの月齢です。
そのご近所のA子ちゃんが自分の母親に『三輪車が乗りたいから持ってきて』と頼んだ時、母親は『○○ちゃんは持ってないんだから、A子のを出したら貸してあげないといけないわよ、ちゃんと貸せるの?』と強い口調で問い詰め始めました。
うちは大丈夫だから、気にしないで・・・と私が言っても聞く耳を持たず。
三輪車を出してきてすぐにまた、『A子、公園を何周したら○○ちゃんに貸すの?ねぇ!』と更に強い口調で何度も問い詰めます。
その状況がとても恐ろしく、私は急いで自宅に戻り娘の自転車を持ってくることにしました。
A子ちゃんは2歳になる前から母親から貸し借りを強要されていて、うちの娘が持っている物が欲しい時は、自分の物を娘に強制的に貸して(渡して)、その代わり欲しかった娘の物を受け取るという行為が目立ちます。
自分の物が大切だから貸したくないという自然な感情を、物心付く前から親にコントロールされていると、何が大切なのかも分からないし、相手の友達が何かを大切に思う気持ちも分からない子になってしまうのではないでしょうか?
結局A子ちゃんは、娘の自転車に乗りたがり、三輪車を娘に押し付けては自転車に乗り、またすぐに飽きて自分の三輪車に乗りたがり・・・を永遠繰り返していました。遊具やおもちゃをじっくり楽しむことより、A子ちゃんにとっては貸し借りの行為そのものが遊びの一つになっているのかもしれません。
上辺だけを見れば貸し借りが出来ているように見えるのでA子ちゃんの母親は喜ぶし・・・A子ちゃんを見ていると苦しくなります。