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2024-03

相談 園で午睡時ふざけてしまう。満たされていない?(4歳) - 2014.08.23 Sat

8月6日 はるママさんの相談コメントへの返信











8ヶ月から保育園へ通っている息子は先日4歳になり、なんだかここ数か月、気分の上がり下がりが激しくて参ってしまっています。
気に入らないことがあると、すぐワー!っと泣いてこちらの話が聞けなくなっています。
普段話すトーンで語りかけても、全く耳に入っていないようで、最後には
大きな声で怒ってしまいます。
くすぐりや、ぎゅーっとしたり、かわいいかわいいしたり、誉めたり、可能な限りやっていますが、息子には足りていないということなのでしょうか。。

保育園では、基本的なことはきちんとしているようなのですが、
お昼寝の時なかなか寝ないようで(これは保育園入りたての頃からですが)おふざけをしてしまうようです。色々な先生に叱られているようです。
息子にお昼寝のことをきくと、「分からない。。怒られて眠れない。。」
といいます。
叱られると余計ふざけてしまい、悪循環になっていると思われます。
ただ、眠れなくてもお布団でおとなしくしておかなければいけないので
叱られても仕方ないのですが、何か家での関わりや言葉かけなどで
お昼寝の時間をもう少し穏やかなものにできないものでしょうか?

家でもそうなのですが、私が怒るような言葉を使うととたんに
「ヤダ!しないもーん!」とか、泣いたり、こちらの要求を耳にいれてくれません。

あと、最近の気になる行動なのですが、遠くから私に向かって猛ダッシュで走ってドーンとぶつかってくる、というようなことをするようになりました。
保育園の帰りに多いですが、気に入らないことがあると、これまた猛ダッシュで「キー!」とすごい顔で、私に突進してきます。
本当に痛いので息子には痛いということを伝えてはいます。
こういう行動は何か満たされなさからくるものなのでしょうか。

元々、とても落ち着きのない子で、周りの全てのものが気になるようで
いつも動いているイメージです。
いつも動いていて、次から次へコロコロ行動が変わるので、私もつい行動を制止したり指示するような言葉が多くなっているなと自覚してはいます。その反動なのでしょうか。
息子は、恥ずかしがり屋ですが、よく喋り、泣いていない時はお話をよく聞いてくれます。
「ママ大好き!」とか「ママ、ありがとう!」とか可愛いことも言ってくれています。
ですが、この泣いたりしたときの行動が激しすぎて、何か発達の問題があるのかと思いながら、今まできました。
最近の保育園でのお昼寝しない時のおふざけも、何か本人の中にある
甘えたいとか相手にしてほしいとかというサインなのか、
それともただの悪ふざけなのか。。分からなくて悶々としています。

保育園では、先生からマイナスイメージの報告ばかり受けるので、私も先生とお話しするのが少し億劫になりつつあります。
軽く流せばいいのでしょうけれど難しいです。




この相談は、
・園での午睡時静かに入眠するためにどうしたらよいか?
・全般的な姿から子供の姿が満たされていないのではないか?

という2点がポイントになっているようです。

こういった姿というのは、様々な理由からでることがあり一概には言えません。
満たされていないということがあるのかもしれませんし、はるママさんも懸念しているようになんらかの発達上の問題があるのかもしれませんし、過保護・過干渉などの問題があるのかもしれませんし、単に成長の過程の一時的な姿なのかもしれません。それ以外のこともあるかもしれませんし、それらがちょっとずつ複合的に原因となっているのかもしれません。
僕からはそれを正確に判断することはできません。ですから推測で補って感じたところを述べていきます。少しは関係のあることを言えるかもしれませんし、全然見当違いのことを言うかもしれません、適当と思われるところだけご自身で判断して取捨選択して参考程度にお読みください。


まず、以前に寄せられた相談コメントから感じるのははるママさん自身かなり心配が強いタイプの人だということが言えると思います。

親なので子供を心配するのは当然ですがそれもあまり多くまた長期にわたると、子供をつねに心配の目線で見ていると言うことになります。そのことは、子供からすると「自分にはなにか足りない」思われていると感じ続けることになってしまいます。それは日々の安心して過ごすという子供の情緒にマイナスに働きかけますので、落ち着かない行動というのが増えることにつながります。
(このあたりについては、「子供は欠如体ではない」の過去記事や、「全面肯定」での検索して関連の記事が参考になるでしょう。)

4歳というのは、精神的な自立が一段と進みそれの確立期に入り始めるころです。
このときに、自分に対する「自己肯定感」、「自信」というものが足りなくなっていると、そのギャップ・葛藤にイライラを生みます。そのため、この頃には

>気に入らないことがあると、すぐワー!っと泣いてこちらの話が聞けなくなっています。
>普段話すトーンで語りかけても、全く耳に入っていないようで
>叱られると余計ふざけてしまい
>保育園の帰りに多いですが、気に入らないことがあると、これまた猛ダッシュで「キー!」とすごい顔で、私に突進してきます。

このようなことが起こり得ます。

「満たされていない」ということがあるかどうかはわかりませんが、僕はむしろ「満たされていない」というよりも、この「自己肯定感」「自信」の問題、そして「心配」というマイナス目線での気持ちから来る「過干渉」というものが、いまの姿の大きな原因となっているような印象を受けます。

また、午睡についての悩みの部分でもそうですが、はるママさんのお子さんへのアプローチが、「子供に正しい姿をださせるためにどうにかしよう」という方向性のものになってしまっています。
こういった方向性も、「過干渉」と「子供を信用することから遠のく」という影響を与えます。
(『言葉を使う』、『続『目が合わない、受容してこなかった』(1歳9ヶ月)むにむにさんスレ』このあたりが参考になるかと)


子供に対する視点の問題や、自己肯定感を与えるといった前段階をすっとばして、子供に「あるべき姿」だけを要求してしまうようなことはしばしば子育ての迷走を生み出します。

いまはお子さんにあるべき姿をあてはめようとするアプローチは置いておいて、自信をつけたり、共感したり、あるがままを認めたりということをしてみるといいと感じます。


また、「子供が満たされていないのではないか」という心配の気持ちは子供に関わる際の、はるママさんの自信を低下させる可能性があります。
満たされていないと感じるのであるならば、その心配を満たす行動に切り替えることでふっきる。これまでそれなりにでも満たし来たと感じるのであれば、そこに自信を持ってその心配をふっきることが良い結果につながるのではないかと思います。
その上で、子供の関わりにおいてのイニシアチブを大人の側がもつことで、子供の情緒の安定に寄与できます。

具体的には、

>保育園の帰りに多いですが、気に入らないことがあると、これまた猛ダッシュで「キー!」とすごい顔で、私に突進してきます

こういった親に向ける攻撃的な行動などが減る方向にいけるでしょう。



まず、取り組むべきことは「正しい姿を子供に持たせよう」という関わりではなく、あるがままを認めるという「全面肯定」のアプローチだと思います。

それがないままに、いつまでも「我が子は〇〇足りない」という意識の積み重ねばかりされていたら。

>家でもそうなのですが、私が怒るような言葉を使うととたんに 「ヤダ!しないもーん!」とか、泣いたり、こちらの要求を耳にいれてくれません。

当然、こういった姿が募ります。
4歳ですから大人のいっている理屈や正論はかなり理解しているはずです。
でもできないのは、「親が自分をプラスの方向で受け止めていない」ということに対して「自分を受け止めてくれよーー」という心からの強い欲求であると思います。

「正しい姿」を押しつけずとも、子供は自分が認められていると感じれば自分から望まれる姿をだしていけるものです。
午睡に関しても、そういった積み重ねからくる枝葉の問題にすぎません。

自分に対する自信が持てることで、前の記事で言うところの「安心感」や「達成感」というものが充足して結果的に入眠しやすくなるのではなかと思います。


>先生からマイナスイメージの報告ばかり受けるので

ということは園ではあまり子供の自信をつけてくれるようなアプローチを期待できないかもしれませんので、家庭で全面肯定、自信をつける、共感を増やすということを特に意識して取り組んでみるといいのではないでしょうか。

子供は世の中のほかの誰が認めてくれなくても、母親が認めてくれさえすればそれでなんとかやっていけるものです。
でも、世の中の人が認めてくれても親が認めてくれないというのは本当の自信にはなかなかなれません。
それだけ母親の存在というのは子供にとって心待ちにしているものですから、母親からであれば少しのアプローチでも子供には大きく響いていけると思います。

全面肯定の仕方については過去記事や関連するところが複数ありますので検索してみてください。
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● COMMENT ●

分かったつもりでいても…

私にとって、なかなかに難しいのが子どもを全面肯定するということです。

最近まで、出産のために1ヶ月以上義実家にお世話になったのですが、その間の息子(3歳5ヶ月)がそれはもう手の着けられない状態になってとても辛かったです。
最初の頃は、家にいる時よりワガママを聞いて貰えるおばあちゃん家に来たから、はっちゃけてしまってけじめが付けにくくなってしまったのかと思い、して欲しくないことはしないで欲しいと私なりに真剣に伝えたりもしましたが、日を追うごとにひどくなり、何度言っても伝わらない息子がイヤでイヤで堪らなくなってしまいました。しかし、私と二人きりのときは比較的従順で、その上、やっていいこと悪いことの区別が付かないとか気分が昂揚してやりすぎてしまうというよりは、困らせることをワザとしているように思われてきて、息子は一体どうしたのだろうと困惑していました。
家に帰ってきてからは、それこそスイッチが切り替わったかのように分別がありすぎるくらいの聞き分けのよい子になり、母親の前で本当の姿を出せずにおばあちゃん家でストレスを発散していたのでは…とも悩みました。(今は少しはましなのですが、息子に対してヒステリックに接してしまうことがあり、そのせいで息子を素直にさせてあげられないのではないかと思いました。)
また、家にいるときは、誉められるようなことを自発的によくしてくれるのですが、そのときによく「ボクが○○してくれたからママ嬉しい?○○してくれてありがとうって言って!」と要求することがあります。
一連の息子の言動を考えてみて、何となく思い至ったのが「もっともっと自分を認めて欲しい、受け入れて欲しい」という気持ちの表れなんじゃないかということです。
弟が産まれるということで、普段可愛がっている以上に息子を可愛がっているつもりでした。それでも大変な姿が出て来たのは、これはもう仕方のないことだと頭では理解出来ます。ですが、それをなかなか受け入れられずお手上げ状態になったとき、「今はどうしたって仕方ないよね」とは思えず、「いい子でなければあなたのことは認めてあげない」というような態度を取ってしまったことがありました。「全面肯定」が大事だと分かっていながらなかなか出来ておらず、もどかしいです。

おとーちゃん、初めまして

1年ほど前に偶然こちらのブログに出会い、スマホに穴があくほど(笑)何度も読みました。おとーちゃんの育児に共感し自分なりに実践して、おかげさまで育児も楽しく我が子はとても可愛い子に育っていると思います。いつも本当にありがとうございます。

そんな娘が少し引っかかるというか気になる行動をするので、おとーちゃんの意見を聞かせてください。

娘は現在1才5か月、ひとりっ子で保育園などには行っていません。私が話す言葉はほぼ理解しています。穏やかな子で泣いたりキーキー言ったりすることはあまりなく、育てやすい子なんだと思います。
最近何か行動をとる前に私の顔を見るようになりました。例えば食事中だと、大皿にのっている料理を自分のお皿に取ろうと手を出すんですが、そこで手をとめて私の顔を見ます。私が「いいよ〜」と言わないと取りません。ほかには、私のコップを手にとり自分のコップにお茶をうつそうとするのですが、うつす前に私の顔を見ます。やめるようにうながすとすんなりやめて食事に戻るのですが、こういう行動って私の顔色をうかがっているんでしょうか?それとも話すことのできないこれくらいの月齢の子供にはよくあることですか?
いろんなタイミングで日に何度もこういう行動をします。それがしてほしくないことだった場合、やめてほしいと言葉をかけたり首を横にふったりすればやめるので、私としてはこの行動がとくに困るということではないのですが、気付かないうちに娘に顔色をうかがわせるような対応をしていたのかなと不安になりました。
自分では思い当たるふしはとくになく、怒鳴ったり無視したりという対応はしたことがありません。まだ1才5か月と小さいのでこれといって叱らなければならないこともなく、つねに全面肯定を心がけています。
ただ私自身が母に過保護過干渉で育てられたため、気をつけていても無意識のうちにそういう対応をしているのかもしれないのですが…

娘のとる行動が私の顔色をうかがっているのであれば、娘にそんな事をさせなくていいようにしたいのですが、この行動の真意がわからず悩んでいます。長々とすみません。お忙しいとは思いますが、何か気付いたことがあれば教えてください。

異年齢保育について相談です

おとーちゃんさん、こんにちは。
2年前からブログを読み始め、
何度も助けられました。

異年齢保育について相談があります。

子供は9か月から保育園に通っており、
おかげさまで保育園大好きな子になりました。
お迎えをもっと遅くにと頼まれるくらいです。

ご相談したい事は、子供が最近登園を嫌がり
泣くようになりました。

通っている保育園は夏休み期間中、
幼児クラスのみ異年齢保育になります。

子供は4歳になり幼児クラスになったので、
初めての異年齢保育です。

話を聞くと一番大きいクラスの子達が
身体が大きくて怖いそうなのです。

怖がる気持ちを否定しないようにはして
いますが、親としてどう対応すれば
安心させてあげられるでしょうか?

何かアドバイスをいただけたら大変
嬉しいです。

宜しくお願い致します。

床に頭を打ち付けます

とても参考にさせて頂いております。
毎晩育児書を読んで自分なりに解決策を模索しています。
長文になります。申し訳ございません。


凄く繊細な息子だと思います。
0歳の頃から、ちょっとした物音にすぐ起きて一日4時間位しか寝ませんでした。
言葉が遅いので、離乳食後期の頃にデザートのイチゴをあげるのに、
「食べたい人!?、はーいって言うといいんだよ」と言うと
ニュアンスで意地悪されている?と思った様で
全く口にしないようになりました。
最初は食べたくないのかと思ったのですが、良く観察していると繊細なように思います。


ちょうど二歳ですが、発語も数語の単語のみで
口を閉じたまま話しているようで言っているように聞こえる事もあります。
最近はほとんど口を閉じたまま伝えようとするので
理解出来ない時など何度も床に頭を打ち付けます。

きっかけがあればまだわかるのですが、
遊んでいたと思ったら急におもちゃを投げ、
床に頭を何度も打ち付けはじめます。

床に頭を打ち付ける行為は、40度の熱を出した辺りから始まり、
発熱からそろそろ一ヶ月経つので体調も悪くないと思います。
自分の思う所を色々試したのですが、
どうしたらよいのでしょうか?


一時期、一度に30冊くらい本を読む時期があり
それが一日に三回は続きました。
発語も遅いので医師に相談したところ、
大学病院で検査を勧められました。
感覚過敏がありそうで、砂場の砂が触れませんし、
公園は歩けません、食事もかなり偏食で
○○ご飯とパン、果物、お菓子くらいしか食べません。
先日炊き込みご飯(ひじき、ツナ、ニンジン、ゴボウ)を作ったのですが、
口には入れてもぐもぐするものの呑み込めず出してしまいます。
体重も増えず、いまだに10キロ切っています。
私が泣きだしてしまったところ、気を使ってご飯を食べるのですが
やはり呑み込めず吐き出していました。
それも何回もその行為をしていました。


主人は仕事が多忙で土日しか接する事は無く、
どちらの実家も遠方の為、ほぼ私しか見ていないような子育てで
人見知り、場所見知りが激しい息子で
あまり支援センターへも行かなかったのですが、
もっと発達を促さねばと思い、予定が無い日は支援センターに毎日通う様になりました。
ファミリーサポート等の一時預かりも利用し、私だけでない方からも
お世話をしてもらえる機会を増やしました。
今はそこまで本を読む事もなくなり、私だけでなく
初対面の人でも目が合い、笑う様になりました。
知っている場所なら歩き回れますが、
屋外では歩こうとしません。恐いようなんです。
抱っこをせがまれます。

心配症な性格なので、過保護に育てているのは理解しています。
息子自身も繊細なのでいつもベッタリです。

今週大学病院で小児科の医師の受信を控えていますが、
医師ではどう対処したらいいのか教えて貰えなそうです。
支援センター等でもどう対処したらいいのか聞くのですが、
そういう時期だからと特に解決策はありません。

こちらもブログも検索をかけているのですが
見付けられませんでした。
端的に書こうと思ったのですが、うまく話を纏められませんでした。
お忙しい所申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願いします。

No title

ご無沙汰しております。

幼児期の子育てには早い事なのかもしれませんが、子どもに対する性教育についておとーちゃんさんの考え方があれば教えて頂きたいのですが?

現在第三子を妊娠中で、我が家の3歳、1歳子ともに膨らんできたお腹に興味津々なようです。

先日、3歳の長男とお腹の赤ちゃんの話をしていた時に、「赤ちゃんはどうやってできるの?」みたいな質問をされたので、「おとーちゃんとかあちゃんが仲良しで、赤ちゃんがほしいなぁってお願いしたからだよ」みたいな答え方をしてしまったのです。
子供からの素直な質問が大人の答えにくい内容だった場合はどう答えるのがより良いのでしょうか?

これから子どもたちを育てていく上で、性について伝える時期や親として気をつける事などはありますでしょうか?
現在子供たちと同室で寝ているのですが、性生活の場面を見てしまった場合はどのようなフォローが必要になりますか?

このような内容を質問されるのは、おとーちゃんさんのブログの趣旨とはズレてしまっているかもしれませんが、アドバイス頂けると嬉しいです。

tomokaさんへ

横レスですみません。

tomokaさんのコメントで一部気になって、コメントさせて下さい。

ちょうど2歳で10キロ無いとのこと。
偏食で悩んでらっしゃるのですね。

うちも今、2歳になったばかりですが…
9キロしかないです。

成長曲線からも外れました。

ご飯の量も少なく。
朝、昼なんて、ほぼ食べてないかも?ってことや、オニギリ(具なし)のみってこともあります。

でも私の知り合いの幼児を沢山見てる方にも、この時期は炭水化物と少し野菜食べてればいいのよ!って言ってもらって安心しました。


とりあえず、1日1回はご飯と野菜(味噌汁の野菜くらいしか食べないですが)を食べてれば、後は食べたらラッキーくらいで考えてます。

その1回も日によってムラがありますが。

それでも病気もしないし、毎日元気で、本人のペースで成長してるから、いいかなと。


そうは言っても、明らかにまわりより小さいし、食べないことが心配になったり、イライラもする時ありますが。


長くなってしまいましたが、同じような子もいるよ!ってお伝えしたかったのです。

偏食な子は多いですが、2歳で10キロ以下は中々いないので。

No title

(記事に関係ありません、おとーちゃんへのお礼です。)はじめまして。アメリカで2歳の男の子を子育て中の者です。海外子育てなかなかしんどいこともあり、このブログを読ませてもらっては日々の育児の悩みを解決してもらっています。素晴らしいブログ本当に助かっています。ありがとうございます。

葵さん

この相談は読んでいて微笑ましくなってしまいました。

その行動はおそらく「顔色をうかがっている」のではなくて、「信頼関係の証」であると取っていいと思います。

普段から行動を制限されていたり、否定や制止が多い関わりをしているとときに「顔色をうかがう」という行動がでてきます。
これはダメ出しをされないかと警戒しているわけですね。

葵さんのケースは大人を信頼している結果としてでてくる確認作業とでも言うものだと思われます。
「顔色をうかがう」というのと現象としては似てはいるのだけど、子どもの心の出発点はぜんぜん違うところにあります。
その行動は大人を信頼しているからこそでるものです。関係がとてもうまくいっているのだと思いますよ。

もう少しして自我が発達してくるようになり、成長期に入った頃になるとそうそうこの確認作業はでなくなるかもしれません。しかし、それはそれでいいのです。成長期が終わってさらに自我が成長してきたときに、

1もともとの親への信頼感 (←いまいるところ)
2自我の発達
3親への信頼感から身につけた基礎的な規範意識 + 自我の発達から身につけた自律的な思考

この3の部分がバランス良く形成されて、そのときは特別なことでなければいちいち確認作業をする必要もなくなるだけの成長を遂げていると思います。

葵さんの娘さんのようなタイプだと、ときに2のいわゆるイヤイヤ期があまりはっきり出ないという場合もありますが、それも個性ですので個人差はあります。出ても出なくてもそんなに気にしなくていいでしょう。


このコメントを読んだ方で「我が子はそのようになっていない」と感じた人も、子どもの育ちの道順はみんな同じではいのでそんなに気にしなくてもいいですよ。

ちゃん太さん

これは単に環境が変わったことや、年齢の高い子がいるために安定できないのか、
それとも年齢の高い子に乱暴な子がいることでそのように不安がっているのかそのあたりの見極めが必要かと思います。

どちらにしても、担任の保育士にお子さんの様子を伝えて、状況を理解しているその保育士に適切な対応をとってもらうことが大切でしょう。
基本的には対人関係というのは親がどうこうできるものではないので、何はともあれ保育士に相談してみましょう。

tomokaさん

このケースは個別のものになりますので、僕の言える一般的な内容ではあまり対応しきれない範囲のことです。
食事に関しては無理をさせる必要はないと思います。
嘔吐することで体力を消耗してしまいますし、「〇〇も食べられるようにしなければ」といったことは焦らず長い目でみていくほうがいいでしょう。
これは必ずしも訓練させたからといってできるとも限らず、年齢的な発達などが必要なこともあります。
食事に関してはお医者さんに相談してもある程度参考になることを教えてくれるかもしれませんよ。

>支援センター等

支援センターというのは、「子育て支援センター」のことかな?
なんらかの「発達支援」の機関でそのように言われるのであれば仕方ありませんが、発達相談などにまだいっていないようならばそのような個別の相談を受けてみるといいかもしれません。

一般的な子育ての仕方の知識を増やしてそれに合わせなければと考えてしまうと、子育てのストレスが増えてしまいます。個性の強い子にどうしたら関わっていきやすくなるかという知識を集めていくといいでしょう。

参考ですが、アスペルガー症候群に限らずこの本などは個性の強い子に対する関わり方についてのヒントがあります。

家庭編 アスペルガー症候群・高機能自閉症の子どもを育てる本 (健康ライブラリーイラスト版) 単行本 – 2008/7/11
佐々木 正美 (監修) 講談社

返信ありがとうございます。

お忙しい所、返信ありがとうございます。
コメントも含め、ブログ内の詳細検索をかけていたのですが、
過去のコメントでは理解出来ずにいました。

市の発達相談へは相談しました。
自傷行為はここ一ヶ月で出てきたもので(40度の発熱後に急に)
イヤイヤ期もあるのだと思うのですが、
皆さん、そういう時期で多かれ少なかれみんな大変な時期があるとの事で
放っておけばいいという方が殆どで最近は無視をしていました。
でもその対応に違和感があって、ずっと苦しんでいました。
大学病院の医師にも、毎回慰めなくて良い、怪我をしない程度にと言う
話で、障害はないでしょうとの事で結局どう対応したら
止めてくれるのか悩む毎日でした。

9/2にアップされた記事「相談 自傷行為にどう対応~」で
凄く納得いく答えがありました。
私は弱い大人です。
危険な事以外は、受容していたので誠実に伝えてみます。
(多分、最初はそうしていたんですが、あまりに酷く、育児本や支援センターの先生、先輩ママへ相談しているうちにブレました。)

最近では、嘘泣きしながら床に頭を打ち付けているので
恐らく甘えの類だと思います。
しかも長時間やっているわけでもなく、2~3分で落ち着くのです。

紹介戴いた本も早速購入してみました。


今日の記事を読んでいて思ったのですが、
失礼かもしれませんが、犬の躾とかなり似ています。
今、愛犬は警察犬訓練士の元へ修行に出ているのですが、
その躾にとても良く似ています。
曖昧な態度を示して、混乱させない。
凄く理解していたのに、いざ自分の子供となると
育児本に良くある自己肯定感を育てる為に受容、人格尊重
そんな事を頭に置いていると、どんどん言いなりになっていました。

お忙しい中、返信頂き本当にありがとうございました。
明日からアプローチを変えてみます。


コメントを下さったひーこさんへ

励ましのコメントありがとうございました。
同じ学年の子と並んでも明らかに二回りは小さくて、
なかなか10キロ超えない子に出会う事がないのですが、
ひーこさんのお子さんも細めちゃんなのですね。

食育が叫ばれる中、本当に心苦しくて、幼児食に関する本を
借りて来ては食べれそうなものを、作ってみたのですが、
それでも食べて貰えませんでした。
そもそも口にすら入れて貰えません。


今日、プレ幼稚園で10キロ超えないお子さんのママとお話したのですが、
そのママは全く気にしていない様子でポジティブで素晴らしいと思いました。
食べれるものがあるだけでも良いと思って、
気にしないにしてみますね。
ありがとうございました。

tomokaさんへ

毎日の子育てお疲れ様です。
横から失礼いたします。

>今日の記事を読んでいて思ったのですが、
>失礼かもしれませんが、犬の躾とかなり似ています。
>今、愛犬は警察犬訓練士の元へ修行に出ているのですが、
>その躾にとても良く似ています。
>曖昧な態度を示して、混乱させない。
>凄く理解していたのに、いざ自分の子供となると
>育児本に良くある自己肯定感を育てる為に受容、人格尊重
>そんな事を頭に置いていると、どんどん言いなりになっていました。

この部分にちょっとひっかかりコメントしてしまいました。
犬のしつけと子育ての相関性はわかりませんが、
闇雲に厳しくしつけるだけでは難しいと思います。

受容、人格尊重、もちろん大切です。
しかしいいなりになるのとは全く違います。
このあたりは過去記事を「甘えと甘やかし」などで検索してみると
該当する記事が出てくるかと思います。

お子さんのありのままの姿をたくさん可愛がって
「満たされた子ども」になり「信頼関係ができる」ということを経て
親の言葉を聞いてくれるようになると思うのです。

いいなりから急に厳しすぎる対応になってしまうと
悪循環になってしまうということも以前の記事で
おとーちゃんさんが書かれていますので
焦らず気持ちをラクにしていかれたらいいと思いました。

横から長々と失礼いたしました。

余談ですが
私の友人の子も2歳で10キロ未満でしたが
とても元気に成長しています!
偏食も徐々に治っているようですので
心配されなくてだいじょうぶだと思います^^
笑顔で楽しい食事の時間を過ごしてください♪

返信ありがとうございます!

顔色をうかがうという解釈しか思い浮かばなかったのですが、信頼関係の証という形で似たような行動を取るということに驚き、そして大変嬉しく思います。おとーちゃんからの返信を読み、さらに娘が愛しく思えました。
これから迎えるであろう成長期、娘がどのように自我を獲得していくのかわかりませんが、どんな姿を見せても余裕と自信を持ちしっかりと受け止めていきたいと思います。
お忙しいなか本当にありがとうございました!!本の出版、とても楽しみにしています。我が家の家宝にしますね(笑)

tomokaさん

紹介した本がお役に立てるといいです。
その本をお読みになればいろいろととらえ方がわかってくるとは思いますが、個性にあわせて関わっていくということは、必ずしも過保護にしたり甘やかすわけではなくて、ちょっと言葉で表すのは難しいのですが「誠実さ」をもって関わることだと僕は考えています。

例えば、発語がはっきりしないことをあたかもそのような事実が無いかのように子供に対して振る舞ってしまうのではなくて、「聞き取りにくくてわからないことがあるのだよ」ということをありのままに事実として認識して子供にも大人がそういう状態にあるという前提を姿勢として示して、そのうえで「でも、あなたのことを理解しようと努めているのですよ」という姿勢も示すというようなことです。

「誠実さ」 = 「自分にも子供にも嘘をつかない」 ことだと思うのです。

大人は気を回しすぎて、知らず知らず子供にも自分自身にも嘘をついてしまうことがあります。
そのことは子供の心にとっては返ってプラスにならないことではないかと感じています。
ですので、個性に対しては「誠実さ」を持ってあたるということが大切です。
このことは、どんな子供に対してもそうなのですが。

あとは、焦らないこと、比べないこと。
家族にも子供の状況、そしてなにより母親として自分自身がどう感じているのか、悩んでいるのか、大変なのか、つらいのかということをできるだけ伝えて理解・協力を得るということが個性の強い子に対してはとても大切になってきます。そしてもちろん、成長や喜ばしいことがあったときにも家族とともにそれを共有していけるといいです。

身長体重もそうですけれども、子供は少しずつだとしても成長していくものです。
それがたとえ目には小さくしかうつらなくても、その成長はやはり成長として尊ぶべきものだと思います。

お医者さんにも相談したところでも発達上の問題というわけではなく、個性の範囲ということなのですからそう思って安心しておおらかに見守っていってあげられるといいですね。
きっとその子なりのペースで一歩一歩歩いていっているのだと思いますよ。


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相談 母親に噛みついてくる(1歳半) イニシアチブと気分バロメーターの話 «  | BLOG TOP |  » 相談 夜寝ようとしないので昼寝をやめるべきか? 追記あり2014/08/22

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

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当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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