明日は皆既月食 - 2014.10.07 Tue
観察しやすい時間にあるので、部分食から皆既食になるあたりだけでも見てみるとおもしろいかもしれませんよ。
詳しくはこちら
国立天文台
現代の人は、日にちというのをカレンダーで当たり前に考えているのだけど、まだ太陰暦を用いていた明治以前の日本人というのは、日にちの感覚を月の満ち欠けで考えていたのですね。
もちろん暦というのもあるのだけど、むしろ日常の感覚としては月が何夜かということで考えていたようです。
その人たちにとっては現代人よりもはるかに月というのは身近な存在であったことでしょう。
そこで生きる人たちの時間のスピードの感覚というのも、きっと現代の我々の感覚とは違かったのでしょうね。
そんなことも考えて月を見てみると、またちょっと不思議な気持ちになれます。
ドイツの哲学者 M・ハイデガーはこんなことを言っています。
「機械で時間をはかる愚かな人間(現代人)たち」
これの意味するところは、「時間」というのは正確な1分1秒のことを必ずしも指しているのではなく、その人間の属する文化や共同体から規定されるところの時間の感覚というものを持って、それの上で生きていたのであり、現代人が当たり前に思っている時計で計れる時間がすべてでは無いということなのですね。
このような時間の感覚のことを「神話としての時間」(神話というのはメタファーとしての意で、その文化や共同体を統括しているひとつの絶対的に近い価値観というようなものを指している)と呼んでいました。
いまでも沖縄の人が、時間も指定せずに待ち合わせをして、三々五々あつまってきてもそれで待ち合わせが成立してしまうような時間感覚というものがそれに近いのかもしれませんね。
そんな風にゆったりとした生活ができたらいいなぁと月を見て感じるこの頃です。
● COMMENT ●
皆既月食見るぞ~
楽しみですね(^-^)
今夜はいつもより少し早めに夕飯を済ませて月食に備えるつもりです♪
>なおりんさん
横からすみません。
うちの四歳の息子もお月様が大好きで、寝る前にお月様を探しに行くのが日課なのでお父ちゃんのオススメ望遠鏡が気になっていたんですが…
息子の年齢的にちょっと早いかなというのと、なおりんさんと同じく私が扱えるのか不安があって購入を見送っていたんです。
ですが、先月科学館に遊びに行った時に組み立て式の望遠鏡が2000円弱で売っていてこの値段ならと購入してみたのですがなかなかいいですよ(*^^*)
15倍と倍率が低いので星をじっくり観察したいというのには余り向かないとは思いますが、お月様の模様やクレーターは楽しめます。
ネットでも買えるみたいなので、入門やとりあえずのお試しには結構オススメです。
役に立たない情報であればスルーして下さい(^^;
半月
見ましたよ〜。
全部隠れるまでは見られませんでしたが、2才の娘も「お月様半分かくれんぼしたね〜、お月様と一緒に歩く」と楽しんでいました。
月って何かあるんですかね。夏祭りの帰りに月を意識してから、昼間の月を見つけたり、蛍光灯がぼーっと消えて行く光を月に例えたり、娘は月に何かを感じているみたいです(笑)
そして興奮して寝ないだろうな、と思っていたらすんなり眠ってしまってびっくりです(笑)
最近、お友達に教えてもらったかくれんぼをやりたがります。
やりたがるけど、こわいみたいで完全に見えなくなったり隠れたりはしません。(まだ理解していないのもありますが)
見つけてもらうと安心して「抱っこ」と言ってきます。
なんというか、成長期真っ只中の姿かな、と思いまして…
娘は自立心旺盛なので、この時期を超えたらどんどん離れていくように感じています。
子育て始まってから、幸せって何だろうと考えたこともなかったのですが、親にしてもらって幸せだなあ、と思います。
産まれてからずっと、私の人生に娘が来た、と思ってましたが、最近は娘の人生に私がいるんだ、と思うようになりました。
いつかそれぞれの歩みが始まる時まで、親子を楽しめるといいな、と思います。
長々とすいません。その上になんなのですが…広告チカチカなんですが、iPadで見ている時も画面下や上、時には両方に出ています。自分の設定で何とかなるものなのかな、とそのままなのですが。
月食
月食、うちも見ました。何日か前から、子供と楽しみにしていて、当日は保育園から帰ったらふたりで急いで作ったホットドッグと果物をお弁当にして、自転車でよく見える場所まで夜のピクニック♪
寒かったけど、堪能しました。
近くで見ている他の親子もいましたが、小さい子で30分も座り続けてお月様眺めている子はいませんでした。。
月が消えて行く様子、赤く見える様子、人生でここまでゆっくりと月だけを見る時間って初めてかも、と思いながら見ていると、4歳のこうちゃんも、こんなお月様見るの、生まれて初めてや〜、と言っていました。
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国立天文台のHPを紹介していただきありがとうございました。
皆既月食見たいけど、双眼鏡がない!!とあせっていたら、HPに「肉眼で十分」と記載されていて一安心です。お月さまに興味がある娘の反応がいまから楽しみです^-^
国立天文台のHPは見ていたらとてもおもしろいですね。
日食と月食の各地予報があって、自分の住んでいるところなど観測地点を入れてやると接触時刻などの経過情報を調べることができました。図付きでわかりやすかったです。
少し前に冲方丁著「天地明察」を読みました。江戸時代にそれまでの暦を貞享暦に改暦した渋川春海という人物について書かれた時代小説です。昔は日食、月食の予報がはずれると田植えや稲刈りなどの日常生活に支障をきたし、それで改歴の機運が高まっていったようです。太陽や月の観測の仕方が凄い!の一言です。(またそれに算術を用いて計算して日食などを予報するのですが、その算術(和算)の達人関孝和も素晴らしい。)
現代では暦はあまり見なくなり、月も太陽も今日の皆既月食のようなことが起こらないと関心を持てなくなっています。日常の物として感じていけたらいいのですが。
この本を読んでから最近はよく子供とお月さまを見上げています。「今日は三日月だね!」とか「昨日より丸くなってきたね!」などと変化を楽しむようになりました。
もう少し大きくなったらお星様を見たいと思います。
お星様関連で恐縮ですが、お聞きしたことがあります。
2012年2月の記事に、息子さんの誕生日に望遠鏡をプレゼントしたとありました。
親が、全く望遠鏡の操作も星空観測もしたことがない(星に詳しくない。北極星と北斗七星くらいしか見つけることができません)場合でも望遠鏡を買って一緒に楽しめるでしょうか?色々調べていたら望遠鏡を買うのは小学校で星空などを勉強してから、小学校の高学年あたりがいいのでは、買っても操作が難しいと使わなくなる、という意見が多かったです。
今年の娘の6歳の誕生日プレゼントには見送りました。
選ぶポイントがあれば教えていただきたいです。急いでいませんので本当にいつでも結構です。お忙しいようならスルーしてください。
今日の皆既月食楽しみです。