絵本 アーノルド・ローベル - 2014.10.16 Thu
10月2日 ゆかりさんの相談コメントへの返信
初めまして。
いつもブログを拝見させて頂いています。
とても勉強になり、このブログに出会えて嬉しく思っております。
お忙しいところ申し訳ないのですが、アーノルドノーベルさんの絵本で、1歳5ヵ月の男の子が楽しめるものは有るのでしょうか。
教えて頂けますと助かります。
宜しくお願い申し上げます。
絵本の適齢ということだけで考えたら、1歳5ヶ月の子供にちょうどよいものというのはアーノルド・ローベルにはないかと思います。
ローベルはどちらかというと童話に挿絵がたくさんついているというタイプの絵本なので、どうしても比較的対象年齢はたかめになってしまいます。
でも!
そんなこと気にしなくてもいいんです、とも言えます。
実は僕の息子が生まれて初めて読んでもらったであろう絵本というのは、アーノルド・ローベルの『こぶたくん』という絵本です。
生後一ヶ月を妻の実家ですごし、たしかそれで戻ってきたとき(もしかすると実家に行く前だったかな?)に機嫌の良さそうなときに僕がとなりで朗読してあげました。
『こぶたくん』の絵本にでてくる主人公のこぶたくんは5歳くらい、妹のアマンダは2歳くらい、「大きくなったらこんな男の子になるのかな」などと考えながら読んでいました。
偶然にもちょうど同じくらいの間隔で妹が生まれ、どちらも「ほしぶどう」の好きな子になりました。
今でも僕は『こぶたくん』を読むと、いつも息子が生まれたばかりのころの気持ちを思い出すことができます。
ローベルは『かえるくん』シリーズ(『ふたりは~~』)から入る人も多いようなのだけど(僕はそうでなかったけど小学校の教科書にのっていたことがあるらしい)、僕の場合は『やどなしねずみのマーサ』の絵がなんとも暖かみがあって手に取ったのがはじめてでした。
個人的にはいまでもそのお話は大好きです。
「過去にはあったはずだけど、いまではもはや自分のものとして手に取ることができないなにか」というあの気持ちがこの本を読むと浮かび上がってきます。
『ふくろうくん』
のあのひょうひょうとした雰囲気も大好きです。
子供たちが寝るときに楽しみにしているのは、『とうさんおはなしして』です。
ねずみのお父さんが、7匹のこねずみのために7つのお話をしてあげます。
うちにはねずみさんは2匹なので、僕が寝かしつけるときには寝るたび毎に2つ読んでいます。
繰り返し読んでいるので、話なんかもうよく知っているはずなのに、何度でも楽しんでくれます。
2つ読み終わって、「次の話は〇〇だね。じゃあおやすみなさい」と声をかけると、
兄妹ふたりして「つぎのおはなしおもしろいんだよね、ウフフフ」と楽しそうにささやき合いながら眠りについています。
子供たちが好きで、子供たち自身も一番読んだのではないかなと思うのは『どろんここぶた』です。
きっと子供は、冒険の旅にでるどろんここぶたに感情移入して何度もそれを楽しんでいるのではないかと思います。
ローベルは好みが合えばまずはずれというものはないと思います。
いまはお子さんが十分に理解しないとしても、子供といっしょに見て自分が楽しんで、楽しんでいるお母さんの気持ちに寄り添わせておくだけでもそれはすてきな読書体験となるかもしれません。(それは子供の個性によりますが)
別に、子供と一緒に読まずとも、大人だけで読んでいつかこれを一緒に楽しめたらいいなぁと、その期待をタイムカプセルのように本に込めておいてもいいと思いますよ。いずれ子供と楽しめるようになったとき、きっと大きな充実感が得られると思います。
地味だけど装丁も素敵なものですから、正面向きで立てかけて絵のように飾っておいてもいいでしょう。
絵本は「子供に読ませる」ということだけでなく、柔軟に大人も楽しんでいいのですよ。
最後に。
ローベルの作品はその多くをご自身が詩人・作家でもある三木卓さんが翻訳されています。
とりたてて、奇をてらった文章ではないのですが、この方の翻訳の仕方もきっと大変優れているからこそ、ここまで読み手の心に情感を呼び起こさせる本となっているのではないかと思います。
本当に多くの方に手にとっていただきたい絵本です。
図書館や大きな本屋さんであればたいていはおいてありますので、手にとってよいものを見つけてみるといいですよ。
● COMMENT ●
幼稚園について
お礼
ありがとうございます!
おとーちゃんに教えて頂きました絵本を、早々に読んであげたいと思いました。
家は、夫婦共働きな為、親が子供と関われる時間が限られています。
ですので、その時間をとても大切だと思っており、中でも絵本は、スキンシップをしながら親子で共感しあえる大事なものと考えております。
そのような訳もあって、今回おとーちゃんから絵本についてのお話をたくさん聞くことが出来、すごく嬉しいです。
繰り返しになりますが、ありがとうございます!
また、おとーちゃんの子育て方法など、どれもこれも参考なり、夫婦で実践中です。
ブログの更新と本の発売を楽しみにしております。
お体を大事に、頑張ってくださいね。
最後に、先のコメントにて、絵本作家さんのお名前を間違えておりました事をお詫び申し上げます。
読み聞かせ
「やどなしねずみのマーサ」は随分前に図書館で借りて一度読んだきりですが、とてもよく覚えています。ローベルの絵本をまた読みたいなと思いました。
今夜の就寝前の読み聞かせで「オーラのたび」ドーレア夫妻作という絵本を読みました。
読んでいる最中、私は気づかなかったウサギの足跡を子供達が見つけて「こっちの方へ逃げたのかも」と想像を巡らせたり、今月釣り堀で釣ったニジマスが出てきたので「あっこの前釣って食べた魚!」と思い出したり、タラの文を読むと「タラコってタラの子?」「そうだよタラの子だよ~。そう言えば今朝タラコ食べたね」というやり取りがあったり…楽しいひとときでした。こんな時、さっさと寝てしまわずに読んで良かったと思います。
また白夜の描写で「ほらみてごらん うつくしい真夜中のたいようを!おひさまはね、これからなんしゅうかんもしずまないんだよ!夜もあかるいから、ぼくたちずっとおきていていいんだ!」という台詞があります。これがおとぎの世界の話でなく実際にある現象だと知ったとき、子供達の目はまた好奇心に輝くことだろうと思います。
私自身も幼少期に絵本を読んでもらってはその世界に飛び込んでいたのを思い出します。大きくなってからでは味わえないあの感覚、絵本の醍醐味を今まさに子供達は体験しています。ちょっとうらやましいです(笑)
長々と関係のない話を失礼しました。今回の記事を見て絵本って読み聞かせってやっぱりいいなあ~と思いました。
アーノルド・ローベルさんの絵本
長男が3歳、次男が2歳の時、友人から譲っていただき、対象年齢の知識など無いまま読み聞かせ、息子たちは現在7歳、6歳になりました。
感じ取っている
染み入っている
いつ読み聞かせても「その時その時の心の成長を映し出してくれる」素晴らしい絵本だと感じています。
子どもが荒れている時や
叱り過ぎてしまった時など
ぎくしゃくした親子の距離を縮めてくれる効果も有り、助けられてきました。
と言っても我が家にはローベルさんの絵本、まだ2冊しか無いんです。
奥が深く、2冊で満足していましたが
おとーちゃんの記事を参考に、ふくろうくん、手に取ってみようかな…と思っています。
そうそう、本日長男が宿題で「おてがみ」を音読しておりました。
やっつけ仕事みたいになってしまうのはあまりに悲しいので、スラスラ読めなくてもいいから感じるままに読んでごらん。と言うと、かえるくんに感情移入。かえるくんに似た性質なのかしら…と。
本の出版、心待ちにしている一人ですが、どうぞご自愛を。
アドバイスを頂きたいです
おとーちゃんさんのブログに出会ってから、大切なことに気付かせて頂き感謝しております。
以前から、4歳の長女についてきになっているところがあります。ずっとどうしたら良いか分からず悩んでおります。
是非、おとーちゃんさんからアドバイスを頂きたいのですが
宜しくお願い致します。
お時間がある時にでも、お返事頂けたら
大変嬉しく思います。
私には、4歳の娘と2歳の息子がいるのですが
4歳の娘との関係が、何というかしっくりこないのです。
上手く言えないのですが、壁があるというか…
娘の気になる点は、
⚫︎あまり私の目を見ない
⚫︎私と話している時に、どもることが多い
⚫︎私と2人きりでいると、リラックスできていないような気がする
⚫︎甘えてこない
⚫︎私がいる時でも、常にお気に入りのタオルを持っている。それが無いと落ち着かない
⚫︎泣いている時に、抱っこをしようとしてもなかなか抱かせてくれない
私が娘に感じている違和感は、
⚫︎娘と2人でいると、緊張する
⚫︎娘は、本当は私が嫌いなのではと感じる
私は、娘を妊娠する以前から
うつ病を患っており、妊娠中から娘が一歳になるまで、医師の許可もあり、薬を服用していました。そのため母乳で育てることができず、完成ミルクで娘を育てました。
産後は、もともと体力がないのと育児ストレス、薬によるだるさもあり
まだ赤ちゃんの娘を、ほとんど実母に任せて、私は娘としっかり関わってきませんでした。
可愛いと思うし、しっかりしなくてはと思うのですが、2人きりでいるのが怖くて、いつも母に頼って育児から逃げていました。
私は、自分に自信がなく、相手の目を見て話すことが苦手で、子ども達の目を見るのも苦手です。
息子を妊娠した、娘が一歳のときから
病状が改善され、薬の服用がなくなり
ました。以前より、娘の相手をできるようになりましたが、つわりが酷く
イライラしたり、元気よく過ごすことができない毎日でした。
息子が生まれ、母乳で育てることが出来
心身共に健康に近づいていき、やっとそれなりの育児ができるようになりました。
しかし、息子にヤキモチをやき赤ちゃん返りした娘を、うまく受け止めてあげられなかったり
まだまだ小さい娘に、優しくできなかったこと…後悔は山ほどあります。
現在は、私から積極的にコミュニケーションをとって努力しています。
娘も、よく笑ってくれます。
私を大好きだと言ってくれます。
しかし、何とも表現しづらいのですが
壁があるような気がするのです。
心から安心できないような、心から大好きだと感じていないような。
それは、お互いにあるような…
息子には、そんな感じは全くありません。
母乳で育て、乳児期にはいつもおんぶをしたり肌を離さずに一緒にいたからでしょうか?
今からでも、娘との関係を改善できるのでしょうか?
乳児期に、寂しい思いや不安感を与えてしまったこと、取り戻したいのです。
心から、安心できるようにしてあげたいのです。
娘は、幼稚園では仲の良い友人もいます。
性格は、気が強いところがあり負けず嫌いで、自分で決めたことは最後までやり通す頑張り屋です。
かなり長文になってしまい、申し訳ありません。これからも、ブログを楽しみにしております。ありがとうございました。
ふたりはともだちは、教科書にも、でてきました。
私の息子は1歳半過ぎですが、絵本が大好きで、寝る前の絵本タイムではいつも困るくらいたくさん本を読んでと渡されているので、今度買ってみようと思います。
ちょうど、よく行く本屋が、ローベルの特集をしていたので、楽しみです!
さっそく…
4才の息子は、どろんこが大好きで
さっそく、「どろんここぶた」を借りて読んでみました。
そうしたら、タイトルを読んで表紙絵を見せただけで大喜び!
めくるたびにケラケラ笑ってとても楽しそうでした。
読み終わったら、「もう一回」と、とりあえず2回読みましたが、
「もうおしまいね」と言ったら、「今度はどろんここぶた 2 を読もうね」
と言っていました。
さっそく引き込まれて続きの冒険があると思っているようです。
おもしろい本の紹介ありがとうございました。
他の本も読んでみようと思います。
どろんここぶた
「ふたりは~」シリーズは適齢になったら与えようと前々から思っていたのですが当時2歳半、同じ作家さんの本なのでまだ長すぎるのではと思いつつ本人が選んできたので読み始めたところ…、こんなに引き込まれるとは!
下の子が生まれる前後だったからかも知れませんが、うちの子にとっては、「世界一大事な○○なんだから。」のフレーズがとても大事だったようです。
おとーちゃんさんの他のおすすめもぜひ読んでみたいなあと思います。
ちなみに。我が家は旅行などにおもちゃは持ち歩かないのですが、念のために一冊だけ絵本は携えます。お気に入りでサイズは小さめ、かつお話も長めなので、「どろんここぶた」は毎回のように携行されてます。
どろんここぶた
「ふたりは~」シリーズは適齢になったら与えようと前々から思っていたのですが当時2歳半、同じ作家さんの本なのでまだ難しいのではと思いつつ本人が選んできたので読み始めたところ…、こんなに引き込まれるとは!
下の子が生まれる前後だったからかも知れませんが、うちの子にとっては、「世界一大事な○○なんだから。」のフレーズがとても大事だったようです。
おとーちゃんさんの他のおすすめもぜひ読んでみたいなあと思います。
ちなみに。我が家は旅行などにおもちゃは持ち歩かないのですが、念のために一冊だけ絵本は携えます。お気に入りでサイズは小さめ、かつお話も長めなので、「どろんここぶた」は毎回のように携行されてます。
さっそく読みました!
今回のアーノルド・ローベルの詳しい絵本の紹介をありがとうございます。
以前の記事の「物語の世界は積み重ねで深まっていく」を拝見した後、すぐにいつも通っている公共図書館に行き、「ふたりはともだち」を借りました。
その「ふたりはともだち」内の”なくした ボタン”を読んだ後、”おてがみ”を読みました。(もくじから娘が気に行った題名のお話を選びました)
”おてがみ”を読んでいたら、「おかあさん」と娘が呼びとめます。
「なに?」と聞くと、そこにあった挿絵を指差して「この服みて」と言います。
見るとかえる君が先ほどの”なくしたボタン”でがまくんにもらったボタンを刺しゅうしたうわぎを着ていました。
娘は さっきのお話と関連している ということにちょっとした感動を覚えたようです。私は読んでいたので、その事に気づきませんでしたが子供はよく見ているなぁ~とそのことにちょっとした感動を覚えました。
ケラケラ笑う絵本ではないけど、娘の表情は読んでいる間、常に微笑んでいて「楽しんでいるんだな」と分かります。
「どろんここぶた」についてコメントされている方が多いので、また図書館で借りてみようと思います。
おとーちゃんの書かれている通り、翻訳者の功績は大きいです。
逆に原作はとってもいいのに翻訳されたらあんまり・・・という作品もあるようです。翻訳者は語学の他にその外国の文化・文学と日本の文化・文学の力も必要で、それをどう表現するか、とっても大変そうです。
プリンさん
設備にかける予算を子供や職員の待遇に使っているのかもしれませんし、そうでないのかもしれません。
設備が立派だけど内実はずさんなところもたくさんありますし。
なかなかどこで判断するかというのは難しいのですが、職員の雰囲気や、子供への関わり方、明るく生き生きと働いているかなどそういう部分がわりと大事かなと思います。
ロディさん
ですが、親の方から「この子は私のことを嫌っているのではないか」と感じているというケースのほとんどは考えすぎに近いものです。
もともとの性格で人とのつきあいが器用でない子というのもいます。もちろん大人にもいます。
ロディさんご自身もどちらかといえばそうではないでしょうか。
大人もそうで、子供もそうであるとなおさら反りが合わないと感じてしまうことが多くなります。
別に子供が親を嫌っているわけではないのだけど、その関わりのうまくない部分が、「嫌っているのではないか」と感じさせてしまうことがあるのです。
子供が敏感なタイプであると、それはさらに加速します。
大人がそういう疑いを持ってしまえば、もともと関わりが不器用な子にとっては余計にうまい関わりができなくなってしまいます。そして悪循環になってしまいます。
うつ傾向を持っている人は、悪い部分をより悪くとらえてそこで思い悩んでしまいます。
この悪循環を改善できる鍵は、いつでも子供ではなく大人の側が持っています。
大人が子供に「この子は私を好んでいないのではないか。私にもっと素直に関わって欲しい」と思っても、子供にそれをさせてあげられる道筋を大人がつけてあげないことには、子供の方からそれを素直に出すことはできないのです。
ですからできうるならば、
「私のことを嫌いなのではないか」という考えは、いちどどっかに置いといたほうがいいと思います。
これでいくら思い悩んでも何も生み出さないからです。
よしんば、本当に反りが合わないタイプで、さらに嫌っていたとしてすら、今後の関わりでそれを安定した関係にしていけばいいわけです。
『血は水よりも濃い』と言われます。幼児期の一時そういうことがあったとしても、長い人生のなかではそれはどうとでもなることです。
>現在は、私から積極的にコミュニケーションをとって努力しています。
娘も、よく笑ってくれます。
私を大好きだと言ってくれます。
結論を急いで出すのではなく、それを地道に続けていけばいいと思います。
>しかし、何とも表現しづらいのですが
壁があるような気がするのです。
心から安心できないような、心から大好きだと感じていないような。
それは、お互いにあるような…
壁が本当にあるのかもしれないし、ないのかもしれません。
実を言うと、壁はあってもいいのです。ただしそれは「子供の側には」です。
子供の側にできた壁はなんとでもなります。もしかすると、それはなんらかの必要があって作られた壁なのかもしれません。
例えば、うつ傾向で悩んでいるお母さんを乳児期に見てきて、自分がお母さんに負担をかけてはならないという健気さから、自分の本心や甘えをセーブできるように作った、子供なりの健気さからできた壁なのかもしれません。
「子供の側には」と言いましたが、大人の側が自分からその壁を高くしていくようなことをしてしまうと、これはほんとうに子供にとって行き場がなくなってしまいます。
大人が壁を高くすれば必ず子供もその高さに合わせて自分の方の壁を高くせざるをえなくなります。
なので、子供を疑うことから大人の方の壁をつくるのだけは避けた方がいいと思います。
子供の側にある壁ならば、それはこれからどうとでもできるのです。だからそこを否定的に見る必要はありません。
しかし、大人の壁の高さに合わせて高くなった子供の方の壁というのは、大人の方の壁を低くしてからしか取り除けないので、これは困難な壁になってしまいます。
子供の育ちというのは未来に大きく開けています。悪い部分を見るよりもいい部分をみていくとより明るい方に向いて進んでいけると思いますよ。
最近の本の多さ
ものすごく大きな事件が起きるわけではないけれど、かえるくんとがまくんのやり取りには心にしみるものがあります。それははっきりした言葉では説明できないのですが、それでいいというか。
最近は子ども向けの絵だけれど、中身が刺激が強いものが多すぎる気がします。
タイトルは書けませんが、お母さんが死んでしまう話(タイトルなくてもすぐわかってしまいますが)とか、親に受ける絵本に傾向が偏っている気がしています。
子どもは大人が思うよりずっと物を理解できていて、感じやすいのだと思う出来事があって、絵本くらいは子どもが子どもでいられる世界であってほしいと強く思います。
Re: 最近の本の多さ
http://mess-y.com/archives/44004
子供を脅すことで言うことを聞かせてしまおうといった考え方であれば、保育士としても幼稚園教諭としても絵本作家としても子供のとらえ方、子供を見る視点の見識が浅いといえるでしょうね。
おとーちゃんさんのコメント欄のリンク先を読んで、
共感しすぎて、思わず笑ってしまいました。
じつは、新幹線好きの子供に、その方の絵本を買ったことがあるからです。
すぐに売りましたが・・(笑)
図書館に立ちよる時、
こどもの本、童話館の小冊子「絵本のある子育て」をよく読むのですが
絵本には良質なものと、質の悪いものがある、ということが書いてありまして、
絵本なんて子供の好きなものよませればいいじゃん、と思っていた私は
目から鱗でした。
今ではうちも、かえるくんとがまくんシリーズが、5歳と2歳の息子の愛読書です。
失礼しました。
まして親への感謝を臆面もなく絵本で強制する、というのがどうにも…。
売れればいいという、今の姑息な出版事情に悲しくなります。
リンク先の記事を読んで、同じ違和感を持っている人がいることにちょっとホッとしました。
ありがとうございました。
過去記事ですがコメント
私は幼少時から本が大好きで、息子にもその楽しみを知ってほしいと早くから絵本を揃えてきました。自分の知らない絵本もほしくて、月齢に合わせたセレクトで毎月届く配本サービスを利用していますが、どうも、届く絵本の内容が息子より先に行っている気がしていました。実際、彼の絵本への反応は(プラレールへのそれと比べ)かなり地味な上(でも絵本読んで、とは言う)、いつまでもブルーナやこぐまちゃんのシリーズなど比較的幼いものを繰り返し選ぶので、少し言葉が遅めだったこともあり、実はちょっとがっかり感じてしまったこともありました。でもまあ、せわしい共働き生活の中、並んで絵本を眺める時間自体に価値を感じたので、息子の選んだものも気持ちよく読み、新しく届く絵本は絵本で、私自身の趣味と割り切って楽しむべく読み聞かせる、ということでやってきました。
今年になって急に言葉が進み、最近はダジャレやしりとりなども好むようになるに至り、むかーし読んだ絵本のフレーズがふと息子から出てくるようになりました!これが最近驚かされた1つ目。2つ目は、先日とうとう「だるまさんが」を選んできて、完全に赤ちゃん絵本やないかーい!と内心ツッコミつつも約3年ぶり?に読んだところ、大ウケ!乳児の頃は出来なかった迫力で「どてっ」やら「びろーん」やら実演し、親子で盛り上がってしまいました。その流れで「もこ もこもこ」でまた大盛り上がり。純粋に可愛く、楽しかったです。ブームなのか息子の個性なのか判りませんが、今の彼には赤ちゃん時代に買ってあげた絵本がフィットしているようです。今はむっつり聞くだけの「どろんここぶた」(私も大好きでした)にも、いつか時が来るのかもしれません。
リアクション薄めでも、期待したより幼いと感じても、のんびりと絵本を読み続けて良かったな、と思っています。子供の意思や今の姿を否定しないで受け止めること、親がいいと思うものを自信を持って選び与えること、それが子供に伝わることを信じること、人が言う推奨年齢なんか気にしなくっていいこと、このブログで学ばせて頂いたことです。でなければ読み聞かせをやめたり、彼の選んだ本を却下したり、息子に失望したり(!)していたやもしれません。お礼を申し上げたいです。
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本、楽しみにしています。
おとーちゃんさんにアドバイスいただきたいです。
幼稚園選びです。条件が合っていた幼稚園でしたが、見学に行って乱雑さが気になりました。下駄箱から廊下教室トイレ、、。説明会でお話をされた講堂の天井の、明かりが入るパネル?!の様なものも三枚壊れていました。
こういった園は、やはり保育以前の問題なのでしょうか。乱雑さは、保育の質も映し出すものと言えるのでしょうか。
通える園が少なく、選ぶ時期も迫り焦っています。この園は、基本のびのびで行事も負担のない程度です。