相談 長女の姿が気になる(5歳) - 2014.10.28 Tue
長女5歳(年中)と次女2歳の姉妹の母です。いつも相談することは長女のことばかりで、次女には自分らしく自信を持って子育てできているなと感じるのですが、長女のことはどうにも「どうして?」「こんなにやっているのになんで?」と思ってしまうことばかりで、母親としても心苦しさがあります。
相談したいことは2点で、一つは上でコメントされているゆきえさんとたまたま似たような状態のことです。それともう一つ。長女がとても心配性なことです。
具体的にですが、一つ目の点ですが、なんでも自分が先にやってほしい、人よりも多くもらえないといやだ、お友達の持っているものややっていることをうらやましがる(お友達に気づくまでは本人が自分で決めたり満足してやっていたりしていたのに、お友達が目に入ると急に自分のやっていることや持っているものに不満そうにする)などなど・・・
気になるのは、すごく他人の目を気にしているように感じる点です。私は「自分が満足して楽しければそれでいいでしょ?」とよく長女に言うのですが、どうにも本人はそれまでそれなりに楽しくやっていたり満足して遊んだりもっていたりしても、すぐに人と(特に次女やお友達)比べて自分はやってもらってない、○○ちゃんより少ないと不満そうにし始めます。こちらとしては「それ自分でえらんだでしょ?」「さっきまであんなに満足してたのにどうしてすぐに不満がるの?」と思います。長女が文句を言っても、新しく買ったりはしませんし、次女にやってあげたことをやってほしいなど言うときはこちらが気持ちよくできるときは同じようにしてあげたりしますが、あまりに人と比べるときは「○○(長女)が本当にやりたいわけではないとママは思うからやりません。」とつっぱねます。
ただ、気持ちの切り替えが上手くなく、楽しいことはすぐに忘れてもいやなことや怒られたこと、やりたかったのにやらせてもらえなかったなどの気持ちを本当に長々と後まで引きずり、溜め込むタイプなのも私から見るとすごくイライラしてしまい、こちらも怒ってしまいます。次女が長女とは逆に天真爛漫といいますか、ポジティブで素直ですが、次女が生まれるまでの3年間今までずっと100%長女のために愛情を注いできたのにどうして満足してくれないのだろうと落ち込んだりもします。
二つ目ですが、そんなネガティブ長女のためか些細なことでおろおろしたり泣いたりします。本人曰く、心配なんだそうですが、例えば、うちではテレビは子どもたちが見たいものがあるときに録画してあるものをどれか自分たちで選んで見せていますが(テレビはつけっぱなしではありません)、その際見終わった後撃ちのテレビは録画リストみたいなものに自動で画面が切り替わるのですが、手が離せなくてしばらくそのままにしておくと泣きながら「早く消さないと!終わったよ~早く消してよ!」といいます。また、次女がリモコンに触るだけでおろおろして泣いたり、以前までは次女が触るといけないからと少しでもリモコン類がテーブルの上にあると泣きながらテーブルの引き出しに閉まったり、ひどいときには私や夫が使っているのを横でそわそわしながら見ていて、テーブルに置いたとたんそそくさとしまったりしていました。
他にも、次女はいまだに夜鳴きがあり、アトピーもあるので体がかゆくて起きてしまうのもあるのですが、そのため3日に1回は私も夜中の2時くらいから一睡も寝られないことがあります。そのときなど、次女があまりに大声で泣いて「背中掻いて~」と叫んでいるので長女も起きてしまうのですが、私も普段の寝不足でイライラしているのと次女もかきむしって余計にかゆくなってしまうのでそれをとめようと「そんなに掻いたら血でちゃうよ」と強く言ってしまったり、次女が泣きながら夜中に抱っこしてやあっち(リビング)行くなどわめいているので安心させようといろいろと優しく声をかけたりとんとんしたりするのですがこちらも疲れて少しほうっておこうとすると、長女がしくしく泣きはじめて「○○ちゃんひとりで寝られないからとんとんしてあげて~」といって逆に長女の泣き声で次女が眠れないこともあります。
親としては、いろんなことに心配している姿を見て気の毒に感じるのと同時に、長女が心配し始めたときは「大丈夫だよ」と落着かせようとするのですが、一つ目の所でも書きましたが、後に引きずるタイプなのであまりにしつこすぎてこちらが「いい加減にしてよ」となってしまいます。どこまで付き合ったらいいのか、あまりにしつこいときもじっと耐えて安心するまでフォローしたほうがいいのかがわからないのです。
長女は赤ちゃんのときからよく泣き、神経質で、私が見えなくなると来るまでなき続け、急いで抱っこしても今度は「何で早く来なかったんだ」といわんばかりにさらに泣き続けるというような子でした。それでもいつかは安心してくれるだろうと思い、付き合えることは何でも付き合ったし、家事以外のときはほとんど長女と遊んであげたりしましたが、一人で遊ぶことが苦手なようで(今でもすぐに遊んで~といいますし、おもちゃでひとりでじっくり遊べません)どれだけ一緒にやっても満足してくれたと感じたことはあまりありません。
今も時間のあるときは一緒に遊んだり、抱きしめたり、こちらがあまり一緒に遊びたくないときはそばで見ていてあげたり、一緒に料理をしたり、手伝ってもらったりと、正直次女よりも長女に対しての方がより気にかけているような状況です。次女には文句なしに心からかわいいと思えるので、あまり気にしなくても次女との関わりは持てていると思います。
私自身が保育士だったのですが、どうにも自分の子どもとなると力が入ってしまうのか、小さいときから食事やその他生活面では厳しく言ったりさせたりすることが多く、できない姿を受け止めることができませんでした。そのための満たされなさもあるのだろうと思います。性格も実は私の短所がそのまま似ているところも見ていてどうしても割り切れないこともあり、私自身が母からできないこと、ダメなことを受け止めてもらえなったことで私自身自己肯定感が低く、そんな姿を長女に見てしまうと自分のダメなところと同じだから直さなければと身構えてしまって後でいけないいけないと訂正したりします。
次女に対しては、それなりに大変さはあるけれども悩みというものを感じないのはきっと次女のもって生まれた明るさと私とは性格がよい意味で似ていないことにあると思います。
長女にも本当は細かいことに心配したり、周りを気にしたりすることなくのびのびと彼女らしく楽しく毎日を過ごしてほしいと心から思っています。私自身も心配性で、いろいろなことに心をすり減らしてとても苦しくつらくなってしまうのがよくわかります。毎日が不満と心配事だらけで長女の一日一日が終わっていってしまっているのではないかととても不安です。
親の目から見ても、長女はすごく本当は感激屋さんで心優しい子だと思います。次女が怒られているとなぜか自分も一緒に泣いてしまったり、歯磨きや手洗いなど次女の分までやってくれたり、テレビでたまたまやっていたちょっとかわいそうなシーンをみて「この子かわいそう」といって一緒に泣いたり・・・自分から「ありがとう」「ごめんなさい」が言えるのもすばらしいとおもいます。
素敵な姿がたくさんあるのに、すぐに不満そうにしたり文句をいったりする姿を見ると自分のいやなところを鏡で見ているようで受け入れられなくなります。
まとまらない文章で申し訳ありませんが、以上二点について、乳児期とはまた違って5歳なので関わり方などでアドバイスしていただけると嬉しいです。
>性格も実は私の短所がそのまま似ているところも見ていてどうしても割り切れないこともあり、私自身が母からできないこと、ダメなことを受け止めてもらえなったことで私自身自己肯定感が低く、そんな姿を長女に見てしまうと自分のダメなところと同じだから直さなければと身構えてしまって後でいけないいけないと訂正したりします。
ここからではないかなと思います。
ここからというのは、ほわほわさんありのままの自身が自分を認めるところからスタートしてみるといいのではないかなということです。
よほど自分に自信のある人やナルシストな人でない限り、たいていの人は自己嫌悪するところを持っていて、それでもなんとか折り合いをつけながら生活していっています。
それをもう一歩進めて、
「自分にはたくさんの欠点もあるし、嫌いなところもある、それでもこれが自分のありのままなのだから、まあいいじゃないか」と受け入れてしまうわけです。
「自分のダメなところ」があっても、それでもこうして今があるのだからいいじゃないかという気持ちにたって、自分自身を許してしまうところから考えてみて、その次に娘さんのことを考えてみます。
確かに欠点だと思えるところもあることでしょう。
みなどんな人も欠点や良くないところを持っているわけです。
でも、ダメなところがあるからといって、それでそのまま人生すべてがダメになるわけではありません。
ましてやまだまだこれから成長の余地がたくさんある子供のことなのです。
いま欠点に見えることなどなにほどのものでもありはしません。
そこに立って、娘さんのありのままを「ああ、この子の育ちというのはこういうものなのだな」と受け入れたところから、関わりを模索してみます。
母親がそう思えると、子供はとても楽になります。
見た目で何も変わらなくても子供はそういうことを敏感に察知するものです。
そこからゆっくりプラスになるものを積み重ねていけばそれでいいでしょう。
「言葉」をもっと使うといいと思います。
思ったことを思っただけで終わりにするのではなく、言葉に出してみます。
「今日はこのまえよりもお野菜をたくさん食べてくれたわね」
「いい笑顔でわらっているね」
「そういう優しいところとてもいいと思うわ」
もっと褒めるようにしなさいという意味だけではないのです。
関心と心が向けられていることが伝わることで、安心感を持たせてあげることができるからです。
ときには、「そういうのは好きじゃないな」というようなことを口にしてもいいかもしれません。
そういった大人の方の心のあり方を子供が知ることで、子供が感じている「どう自分を出していいかわからないという混乱」を少なくすることができるでしょう。
保育士や教師は「できること」「させること」というスキルを持ってしまっています。それがときに自分の子育ての場面では、返って重石になってしまうことがあります。
最終的にそういう方向性の関わりは、子供の心に「私は何点足りないと思われている」と感じさせてしまうからです。
過去記事の『減点法の子育て』で書いたようなことですね。
敏感な子はそれを大きく感じ取って自然なありのままを出すことを躊躇してしまいます。
また、娘さんはもしかすると発達障がいとまではいかなくても、過敏な傾向というのを持っている子なのかもしれません。
>手が離せなくてしばらくそのままにしておくと泣きながら「早く消さないと!終わったよ~早く消してよ!」といいます。また、次女がリモコンに触るだけでおろおろして泣いたり、以前までは次女が触るといけないからと少しでもリモコン類がテーブルの上にあると泣きながらテーブルの引き出しに閉まったり、ひどいときには私や夫が使っているのを横でそわそわしながら見ていて、テーブルに置いたとたんそそくさとしまったりしていました。
こういう部分ですね。
そういった性質を持った子にはそれに合わせた見方をしてあげないと、子供自身がいろいろ苦労してしまいます。
このことはちょっとした関わり方のコツをつかんでいると、スムーズに対応でき、なんでもないものとなることもあります。
発達障がいやアスペルガー症候群の子でなくとも以下の本は関わりの参考になることがたくさんあります。
もしかすると娘さんの対応の難しい姿に対してのヒントになるものが見つかるかもしれません。
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● COMMENT ●
ありがとうございました
私の事かと思いました
記事ありがとうございました。
この相談!まるで私の事かと思いました。
うちは一人っ子ですが^^
4月から幼稚園(年少)に入れてたのですが、集団に入れると
あまりにダメなムスメに、毎日イライラしたり
怒ったり、あげくの果てには無視したり。
幼稚園に入れるまでに、あんなに外あそびもしたのに。
工作のような遊びもしたのに、足は遅いし、
動作もトロいし、折り紙なんてまるでダメ。
おむつもクラスで一番最後までしていました。
生まれてから今まで、あんなにしてあげたのになぜこんなにダメなの。とずっと思っていましたが、つい先日、遠足にお母さん先生として付いて行く機会がありました。
そこで、ムスメ以外の子どもを担当したのですが、
食べる子が遅い子、手先が不器用でいろんなことがまだ出来ない子、すぐ抱っこ〜と言う子、好奇心が旺盛すぎる子。もちろん、優等生で何でも完璧に出来る子。いろんな子どもがいるからこそ、幼稚園って楽しいんだ!とふと思ったのです。
先生というか、俯瞰した立場で子どもそれぞれを見ると、いろんな個性があってかわいい。いろんなところも含めて魅力というか、優等生は優等生なりにいいんだけど、今ひとつ面白みにかけるというか^^
今までは、足も早い、なんでも早い、なんでも上手な子どものママだったら、毎日、気分がいいだろうな〜と思っていましたが、遠足に行ったあとは、その子はその子のペースで、逆に、ダメなところもまたよし。楽しそうにしているのが一番いいんだと思えるようになりました。
私も、子どものころは、母からなかなか認めてもらえず、ダメだしばかりでずっと母の顔色をうかがう子どもでした。そんな子育てはしないと思っていたのですが、知らず知らずに、私も、いつも子どもに結果を求めていたのだと思います。
そんな風に思っていたところ、最近、ムスメがほんとにいい子ちゃんになりました。
ぐずることなく、こちらの言うこともちゃんと聞いてくれるし、前よりもずっと明るくなりました。
また私もついつい結果を求めたり、お友達と比べたりするかもしれませんが、
このブログを読んで、毎日を楽しくすごしていきたいと思っています。
認める
実は1か月ほど前に上の子(3歳2カ月)との関わり方について悩んでおり、おとーちゃんさんのブログにたどりつき、最初のほうから毎日数件ずつ読んだり、検索したりしながら読んだりしているため、まだすべてのブログに目を通せているわけではないのですが、今回コメントをさせていただきました。(全部読んでいないので、相談というわけではないのです。わかりにくかったらすみません。)
おとーちゃんさんの記事を読んでいると、胸が締め付けられ、時に涙が出ます。(おとーちゃんさんのせいではもちろんありません。自分のいたらなさのせいなのです。)
2か月前に2人目の女の子を出産しました。
1人目の育児休暇があけてからは時間に余裕がなく、1人目には「早く」を連呼してしまっていました。大きな声で注意してしまうことも多く、特に2人目の出産が近づくほどに、上の子は叫ぶようになりました。(「やだあーーーーーーーーーーー!!!」など)
この件については、おとうちゃんさんの記事を参考にし、対応し、落ち着いてきています。
ただ、今度は、父親にきつくあたるようになりました。(好きなのは、ママと○ちゃん(下の子)だけ!と言ったり、パパなんて大嫌いと言ったり、たたいたり、かんだり・・・)
父親は時間がないながらも子育てに大変協力的で、私は本当に恵まれています。上の子も、抱っこしてもらったり、パパ大好きと言ったりすることももちろんあるのです。(読書もしているし公園も散歩も、2人でも行っています)
父親には「パパに甘えてるんだよ」と言っていますが、本当は私のことが怖くて(注意されるのが)、優しい父親に反動が行ってしまっているのではと感じています。
私自身、夫とは付き合いが長く、甘えてしまっている部分もあるのを上の子もわかっているのかもしれません。
夫にも子どもにも自分という人間の与えてる影響のマイナス部分に本当に申し訳なく思ってしまうことも多いのです。(夫は悲しい顔をします。子どもは怖い顔をして夫を怒ることがあります。夫にも子供にも笑っていてほしいのです。)
今回の相談の御回答で、おとーちゃんさんとほわほわさんの「自分自身を認める」という部分に涙してしまいました。ほわほわさんが、長女さんの良いところはわかっているのに・・・という気持ちもよくわかります。
おとーちゃんさんのブログに出会い、過干渉な親になってしまっていたことも自覚でき、現在改善中です。
自分のこと、子どものこと、できたこと、できないこと、すべてをありのままに受け入れ、また改めて記事を参考にさせていただきながら夫と子どもたちが笑っていられるよう、奮闘していきたいと思います。
長々と失礼いたしました。
No title
だいぶ前に、「叫ぶ子」で相談させてもらいました。
私はアメリカに住んでいますが、幸運なことに近くに私も子供達も大好きな日本の幼稚園があります。園長先生が70代くらいだと思うんですが、現役でたくさんの笑顔で子供達をあずかってくれます。今日は参観日で、終わった後、園長先生から、父兄にお話がありました。その中で、本で見て心に響いた言葉を教えてもらいました。
「子育ては、子供の中にある宝探しだ。」
園長先生がおっしゃりながら涙がぽろり。私も涙がぽろり。
本当その通りだ、と思ったのです。 おとーちゃんさんにたくさんのヒントをもらいながら、子育てを楽しめていることにとても感謝しています。
相談 4歳娘がマイペースなこと
いつもおとーちゃんさんのブログを読んで、娘との関わりのヒントをたくさん頂いています。ありがとうございます。
今日は娘(4歳、一人っ子)のことで相談させてください。
やっと授かったかわいい娘で、愛情をたっぷり注いで育ててきたつもりです。基本的には娘との生活は楽しいのですが、娘の成長と共に少しずつイライラ、ガミガミすることが多くなってきており、悩むことも多い子育てです。
ご相談したいのは、娘のマイペースさへの対応についてです。
現在2年保育の幼稚園に通っています。3年保育でいうところの年中にあたります。
早生まれ(3月生まれ)でクラスでは一番年下ということもあってか何をするのも遅く、たいがいは一番最後...という感じで、クラスのみんなが娘の準備が終わるのを待っている、という場面が多々あるようです。先生曰く、「やることは丁寧です」とのことですし、この時期の月齢の差を考えても時間がかかるのはある程度は仕方がないのでしょうが、様子を見ているとどうやら本人には「早くしなければ」とか、「人を待たせている」という感覚がないようで、急かされてものんびりペースなのです。困っている様子も、実感もないようです...
毎朝、朝起きるのが遅いのでそれもまず問題なのですが、起きてから登園までの準備もものすごく時間がかかります。一つ一つの行動が遅いことよりも、一つ一つの行動の間にボーッとする時間があったり、全然関係ないおしゃべりをし続けたりしていることの方が気になります。
いくら時間を伝えても、「早くしなさい!」「遅れるよ〜!」と注意しても、怒っても、一向に響きません。こちらも朝から怒るのは気分が悪いし、「早くしなさい」を多用したくないので、試しに何も言わずに様子を見ていようとしたこともありますが、そうすると大げさでなく、本当に朝の準備だけで1日が終わってしまうようで、こちらの方が耐えきれずに時間ギリギリになって叱り飛ばして用意をさせたことも何度もあります。
幼稚園は楽しいようで、行きたくない訳ではなさそうです。また、自分が楽しみにしている別のお出かけのときなどはさっさと用意して玄関で私を急かすこともあるぐらいです。
同じようなことは食事や夜寝る前の準備にも言えることで、早く寝かせようといくら早い時間に食事を用意して夕食を食べ始めても、早い時間にお風呂に入れても、結局寝るのが10時前になってしまう...ということが多いです。そして、寝る時間が遅いので朝は早くに起きられず、起きてからもダラダラしてしまうという悪循環に陥っている状態です。
そこでご相談なのですが、このような娘にどんな風に働きかけるともう少し時間を意識して行動するように促せるでしょうか?
本人に実感させるため、朝、何も言わずに放っておいて幼稚園に遅刻させる、または門が閉まっているのを自分の目で見させてそのまま帰ってくる(休ませる)というのをやってみようかと思うのですが、一人っ子ということもあり、できるだけ子供たちの中で過ごす時間を大切にしたいと思う気持ちが強く、なかなか実践できずにいます。こういうこと、ここは覚悟を決めてやってみるのはアリなのでしょうか?
あわせて食事についてですが、あまりにもダラダラと食べるので、最近は時間をみて食事を切り上げるようにしています。すると、好きなものだけさっさと食べてしまい、嫌いなものには手を付けようとせず、ひたすら時間が来るのを待つようになりました。食事を残した日はおやつはなしということにしていますが...
時間を決めて切り上げることを続けていると、嫌なものを食べずにすむというように思わせてしまうのではないかと心配で、このやりかたもどうだろう...と悩んでいますが、おとーちゃんさんはどう思われますか?
一人っ子だからかな?とか、自分が思っている以上に過干渉だったり、過保護になってるのかな?とか、今までの関わりだとか自分自身のこととかあれやこれやと考え、考え過ぎの状態にいるかもしれません。
ここ最近、娘の超スローなペースにうんざりすることが多く、怒らずに言葉で伝えたり、優しく諭したり、できたときにほめたり、おだてたり、ガミガミ叱りつけたり、注意したり...いろいろ試してはいるのですが、どれも響いてないようでガックリときてしまいます。そして、そんなですので、時には娘がかわいくないと思えてしまうこともあります。肝心なことは娘が時間の感覚を身につけてくれるようにする、ということなのに、ダラダラして早く行動しない娘にイライラする気持ちが先立ってしまっているのかもしれません。
ちなみに、娘は非常に言語能力が高く、口が達者で大人顔負けの口をきくこともあります。知らぬ間にひらがなもカタカナも読めるようになってました。それはそれで認めてやるのだけれど、親としてはそれより先にもっと他のこと、時間感覚を身につけるとか、今何をやるときか意識するとか、できるようになってくれたら嬉しいことがたくさんあるのに、とも思ってしまい、それがまた私のイライラを増幅させてしまうのです...
長々とまとまりなくすみません。
お忙しいところ申し訳ありませんが、こんな私になにかアドバイスを頂けないでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
みんさん
どんな子供もいろんな姿がでながら成長してきます。
いまうまくいっていないように感じても、あとから振り返ったら大したことじゃなかったなんていうこともたくさんあります。
そして、子育てはバランスで成り立っているところがあります。
>本当は私のことが怖くて(注意されるのが)、優しい父親に反動が行ってしまっているのではと感じています。
実際のところはどうかわからないけれども、もし↑この通りだったとしても、お父さんに自我をぶつけたりすることでバランスがとれているのならば、それで子育てはどうにかなってしまうのです。
そこを気にして、みんさんがいま以上に無理をして対応をしたからといって、それで必ずしもいい方へ向かうとも限らないのです。
ですから、できない部分を大きくとらえすぎないで、小さくてもプラスの部分をみて子育てをしていけるといいと思いますよ。
最近のワークショップの記事でも書きましたし、過去にも『言葉を使う』というような話を書きましたが、身体や時間が大変なときは言葉を使うことを意識するだけでも違ってくると思います。
子育ては本来母親だけでなく、夫婦や家族みんなでしていくものなのだから、「自分が足りていないからお父さんに出してしまうのだ」というようには考えない方がいいと思いますよ。
ありがとうございました
コメントをいただき、胸にささりました。
きっと私はどこかで、自分が、自分だけが子育てをしなければならないと思っていたのでしょうね。
言葉を使う。
やってるつもりではなく、もっとちゃんと、向き合い、きちんと言葉を使うよう心がけていくことから始めます。
そして、決して一人で子育てしているのてはないということを忘れないようにしたいと思います。
当たり前だと思っていたことを、見失っていた気がします。
今日しかない、今しかないこの時間を子どもと過ごせることに感謝して、大切にしていきたいと思います。
これからもまたブログ拝見させていただきます。
わたちゃん、むーちゃんのように、我が子にもいつも笑顔でいてほしいので。
わきわきさんへ
うちの息子(3月生まれの3歳で、現在幼稚園の年少です)も、超がつくほどのマイペースで、朝の支度にはほとほと手を焼いています。幼稚園においても、みんなと行動しなければならないときは大抵最後になってしまうようで、つまるところ、自分の意志から発すること以外はどうしても行動が遅くなってしまうようです。幼稚園が嫌いな訳では決してありません。むしろ、行ったら行ったで楽しんでいるようです。でも、大好きなおばあゃんちに行く時はてきぱきと用意するくせに、登園準備はのろのろとしか出来ないんです。
また、わきわきさんのお嬢さんと同じく言葉が達者で、周りの状況への理解力も年相応には十分あります。(うちの息子は、まだ自分や仲良しのお友達の名前の文字だけですが、教えてもないのにいつの間にか字が読めるようになっていたという点も同じでした。)でも、だからこそ苛立つ原因があるのではないでしょうか。
朝やらなければいけないことはもう理解しているだろうに、「急いで欲しい」とママが思っているのを分かっていないはずはないだろうに、ママに怒られて登園するのは子供だって嫌だろうに、朝の支度がスムーズに出来るように心を配っているのに、それでも子供はテキパキ動いてくれない。何度も何度もボーッとして、その度に「早くしなきゃ」と言わなければならない。そして、それが毎日繰り返される。
(これは私の場合なので、わきわきさんに当てはまるかは分かりませんが、)私はそういった自分の気持ちに振り回されて、息子の「超マイペース」という個性を積極的に受け入れることがなかなか出来ませんでした。そして、それが一番の問題点だったように思います。
大人でも、朝支度しながら「あ~、仕事に行くより家でゴロゴロしたいな~」なんて思うことはあると思います。まして、ついこの前まで、大人の作った時間の概念や行動の規定にとらわれることなく生きてきたんです。朝の準備や幼稚園内での行動(その他、時間通りの行動など)は、完成されたものである必要はないのだと思います。朝の準備をする練習、社会生活を送る練習の第一歩だと思って、今は出来なさそうだと判断したら「じゃあ、ママが着替えるのちょっと手伝ってあげるよ」と手伝ってあげてもいいのかもしれません。
もちろん、何でもかんでもすぐに手伝ってしまえばいいという訳ではないですし、それでは自分で出来るようにならず、いつまでも親に頼ってしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、一人でやるまで待てそうな時は信じて待ってあげて、でもこれ以上はこちらがイライラしてしまう!という時は、イライラが出てきてしまう前に気持ちよく手伝ってしまった方が、お互いを受け入れて心がラクになるし、その気持ちの上での余裕が、苦手なことを乗り越える力(この場合、時間を意識して行動することなど)に繋がるのではないかなと思うのです。
これは私の夫に指摘されたことなのですが、「うちの子は、気の進まないことをテキパキやれるタイプじゃない。自分のやりたいことばっかりやりたいマイペースな子だから、一人で勝手に支度するのを期待してイライラするくらいなら、手を貸してさっさと支度させてしまったらいい。」夫は保育士をしており、たくさんの子供を見てきているのですが、どんなに叱咤激励してもマイペースにしか動けない気質の子というのは、やはり普通にいるようです。息子の場合、「幼稚園は嫌いじゃないけど、やっぱりおうちで気ままに過ごす方がいいよー」というのが本音かなと思うのですが、その気持ちを否定して「早くしなさい」を言い続けても多分プラスにはならないのだろうと思います。だから、「自分ひとりできちんと出来るようにさせなければ」というママの気持ちは一旦置いておいて、朝の時間はお互いが気持ちよく過ごせるようにということをまず心がけてみるといいのではないかなと思います。
ちなみにこれは全くの余談で、本当にうちの場合の話なので全然参考にならないかもしれないのですが、生活時間の悪循環も我が家ではありました。
15時降園して、おやつ食べたり遊んだりして、16時半~17時くらいに昼寝(というより夕寝?)を開始して、夜早く寝られないというのが我が家のパターンでした。降園時間は変えられないし、でもそれから昼寝(夕寝)をするとどうしても時間が遅くなってしまうので(しかも一度寝ると、なかなか起きてくれない)、思い切って昼寝をせずに、夕食やお風呂の時間を繰り上げると、すんなりと早い時間に寝て、翌朝も早く起きれるようになりました。
ご相談されている事柄には沿わない見当違いのコメントをしてしまい、申し訳ありません。我が家の場合は、こんな感じで何とか上手くいくようになりました(というか、私がイライラすることが少なくなっただけで、息子は相変わらずマイペースです)という内容なので、わきわきさんの場合には当てはまらないかもしれないのですが、一意見として流して下さればと思います。
横から失礼致しました。
とかちさん、ありがとうございました
何度も繰り返し読み返させていただきました。
お礼が遅くなってしまってスミマセン!
とかちさんのお言葉、
>「自分ひとりできちんと出来るようにさせなければ」というママの気持ちは一旦置いておいて、朝の時間はお互いが気持ちよく過ごせるようにということをまず心がけてみるといいのではないかなと思います。
というのが特に身に沁みました...
プレも含めて幼稚園に通い始めてから娘のマイペースっぷりに手を焼き続けていましたが、おとーちゃんさんに相談のコメントをした頃から、やはり生活のリズムをきちんと確立することが第一だと考え、夕食もお風呂も早め、寝る時間を大幅に早くするようにしました。そこでものんびりノロノロにイライラすることもあったのですが、寝る時間を早めたことで朝も時間に余裕ができて、少しずつ怒ることも減ってきたように思います。とはいえ、早く起きているはずなのにギリギリになることもあり、「なんでやねんっ!」と突っ込むことは多々ありますが...
どこまで自分でやらせて、どこから手を貸してやるか、なかなかそのさじ加減が難しいところですが、これだという明確な答えはないんでしょうね。娘の様子を見ながら、あれこれ試行錯誤しつつやっていこうと思います。
自分でできるようになってほしい、自分でできることはやってほしい、時間を意識して行動するようになってほしい、周りの状況をよくみて行動してほしい...できるようになってほしいことは山ほどありますが(笑)、あまり焦らず、毎日親子共に機嫌良く過ごすことをまずは大切にしようと思いました。
でも...やっぱり度を過ぎたマイペースはなんとかしてもらいたい...そんな気持ちは完全には消し去れないのも正直なところです(笑)親として、まだまだ修行が足りませんね〜。頑張りますっ!
とかちさんからコメント頂いて嬉しかったです。
どうもありがとうございました!
わきわきさん
>また、自分が楽しみにしている別のお出かけのときなどはさっさと用意して玄関で私を急かすこともあるぐらいです。
とのことですから、能力自体は持っているということでしょう。
とすると、そういう個性ということですから、原因がなんであるにしても、子供自身が自己否定感を持たないようにしてあげた方がよろしいかと思います。
>本人に実感させるため、朝、何も言わずに放っておいて幼稚園に遅刻させる、または門が閉まっているのを自分の目で見させてそのまま帰ってくる(休ませる)というのをやってみようかと思うのですが
これが最終的に行きつくのは、「あなたがよくないから、こうなったんでしょ」「自業自得でしょ」ということですから、一概には言えませんがそれをせずとも伝えられるのならばしないほうがいいでしょう。
・子供に考えさせる
・子供に獲得させていく
方向でのアプローチをまずはしてみましょう。
そのためには、
・「私」メッセージを使う
例
「〇時までに家をでないと、私は遅刻してしまうので困ります」
「私はもう〇分待っています」
など
大人が犠牲になって我慢ばかりをするのではなく、大人の事情を伝えてみるのもいいでしょう
・子供自身にも時間を考えさせる
例
「〇時までに食事が終わるように食べてみましょう」
「〇分まで待ちますから、用意して下さい」
など
あくまで可能性ですが、
ADD(注意欠陥症候群)や、その傾向があるという場合も考えられます。まあ、子供というのは大人に比べればたいてい注意散漫なものですから、そういう部分が強いだけということもあります。
これは入ってくる情報の量が多すぎたり、その処理が追いつかないために、ひとつのことに注意を持続できないというものです。
また、そうでなくてもADDに対する対応策が効果的に働くかもしれませんので、そちらについて関連する本など読んでみるとなにか役に立つかもしれませんよ。
ありがとうございました!
>子供自身が自己否定感を持たないようにしてあげた方がよろしいかと思います。
この一文、大きくうなずきながら読ませていただきました。深く反省しながら…
正直なところ、腹が立つと娘の自尊心を傷つけるような言葉を発してしまうこともあり、私自身課題だと感じている部分をズバッと指摘されてしまいました。
おとーちゃんさんのブログに巡り合って、子育ての本質について深く考えさせられることが多く、いろいろ勉強させてもらっていますが、意識していながらなかなかできていないこともあり、これはその課題の一つです。この点についてはこれまで以上に意識し、気を付けて自分を律していこうと改めて思いました。
実は、おとーちゃんさんに相談した時は私自身が娘とは関係ないことがきっかけで無性にイライラしていた頃で、それに共鳴するように娘のノロノロやグズグズがひどくなっていたような気がします。振り返るとあの頃は、いじわるでやっているんじゃないか、わざと私を困らせるためにノロノロしてるんじゃないかと思うくらいでした。基本的にのんびりでマイペースなのは変わりませんが、私の気持ちが落ち着くにつれ、娘の行動も少しずつですが早くなってきたような気もします。
なんらかの発達上の特徴については娘はこれまで幼稚園等でも指摘されたことはありませんが、私自身が過剰に心配している傾向があり、そうなんじゃないか?と1人悶々と悩んだこともあります…夫にもそんな話をしたことがあるのですが、そういう特徴のある子どもとのふれあう機会がある夫(専門家ではありませんが…)の目から見て、「違うと思う」とのことです。が、その言葉を聞いても不安をぬぐいきれずにいる自分がいます。
このあたりのこと、物事のとらえ方とか考え方の癖のようなもの、もしそういう発達上の特徴をもっていたらどうしようと先走って心配する私の性格が娘に不要な影を落とさないようにしなければ、と思います。
いろんなことを焦らず、過剰に心配せず、娘との毎日が笑顔に満ちたものになるよう心がけて過ごしたいと思います。
早いもので今年も残すところわずかになってきました。
この1年もおとーちゃんさんのブログに助けられたことがたくさんありました。ありがとうございました。
また新しい年もブログの更新を楽しみにしています。
あ、本も予約しました♪こちらも届くのが待ち遠しいです。
寒い毎日です。お忙しいことと思いますが、くれぐれもご自愛なさって、よいお年をお迎えください。
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この記事を読んでくださっている皆様、相談が長すぎて読みづらくて申し訳ありません。
そうですね。私自身が自分に対して潔癖なところがあって、自分の欠点を受け入れることから始めてみます。でも、これがいちばん難しいのですが(笑)
長女の過敏な性格は、本を読んでみようと思います。いままで発達障害などのことは検診や幼稚園などでは言われたことがないですし、幼稚園では「しっかりしてますね~」なんて言われたりするので、本人の性格と私たちの関わりの部分で影響していると思います。
長女も私も毎日を心おおらかに過ごせるといいです。ありがとうございました。おとーちゃんさんもお忙しいと思いますが、ご自愛くださいませ。