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2023-03

「かわいい子に育てる」 vol.2 - 2014.11.19 Wed

あれから毎日夜空を見上げていますが、雲が多かったり、空気中のガスや水分が多かったりして15日のようなくっきりとした星空がちっとも見れません。
あの日が特別だったのかなぁ。

さて今回は、
『ワークショップ 第一回 「かわいい子に育てる」 vol.1』
で述べた、”かわいい子”ということの具体的な話です。
あまり時間がとれず細切れのUPになってしまいますので数回に分けて書いていきますね。








<実践編>

◆受容

これまでの記事でも「受容」についてはさまざま書いておりますが、これはどんなときも乳幼児期の子育ての基礎になりますので、”かわいい子”に育てるという点でもいまいちどポイントを押さえておきたいと思います。


〇身体を使う

いわゆる、スキンシップですね。
生活の中、遊びの中、ふれ合ったり身体を使って遊んだりいろんなところでスキンシップがあることは、子供の安心安定につながります。

手遊びしたり、顔遊びしたり、子供がかまって欲しくてくっついてきたときなどおでことおでこをくっつけてコツンとしてみたり。

そうそう、僕はよく子供のおでこにキスをします。
子供が眠そうにしているとき、疲れているようなとき、イライラしてきたかなというとき、寝る前などなど。
おでこにキスすることで、スキンシップと同時に発熱の有無がわかります。
子供がイライラして安定を欠いていることが、実は体調不良の前兆だったりすることも多いですから、それを習慣的にしていることでいち早く子供の健康への配慮ができます。
またもちろん、そういった接触があることで子供も安定していけるということもあるでしょう。
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● COMMENT ●

こんばんは。
いつもブログを読んで参考にさせてもらっています。今一歳9ヶ月の娘がいるんですが
産まれたときからいわゆる癇の虫が強い子でした。一日の大半は泣いて過ごしていました。父親も仕事が忙しく私一人で育児をするためすっかりまいってしまい、子供に対して感情的になったり無関心になってしまったり…その為満たされていないため、物を投げる、叩く、癇癪を起こす、イヤイヤばかりの子供になってしまいました。ブログを読んで娘に対してくすぐりのスキンシップをとったり受容しようとしても拒否されてしまいます。最近では保育園に急いで迎えに行っても、帰るのが嫌だと号泣して保育園を逃げ回ったり保育士さんに抱っこで助けを求めたりします…
そんな姿を見ると切なくて涙が出ます。このような、状態で関係を修復できるのか心配でなりません。父親と子供の関係は良好です。
お忙しい中いきなりの相談で申し訳ありませんが、アドバイス頂ければと思います。

クリスマスのお勧め絵本

かわいい子に育てる、すぐに実践できる具体例で嬉しいです。続きも楽しみにしています。

おとーちゃんに質問ですが、クリスマスに向けて、お勧めの絵本はありますか?息子は3歳で、昨年はイベントで見たサンタクロースに号泣していました(笑)。今年はサンタクロースの何たるかが少しは分かるかな?と期待しています。

サンタさんがどんなことをしているか、分かるような絵本、その他にクリスマス向けの絵本があれば教えてください。おとーちゃんお勧めの絵本は私も息子も大好きです。よろしくお願いします。

年長児の発表会

こんばんわ。
聞いてもらいたいと思ってコメントさせてください。。。

娘はお兄ちゃんが2人いる3番目で、なんでも挑戦しようとする活発なタイプです。

公立の保育園に行かせていて、通常保育児です。
年長児は23人ずつあたりの3クラスです。先生達は年長の担任の経験がない3人で(ToT)、保育経験4年目の先生が主任、3年目の先生、去年新任できた先生の持ち上がりで2年目の先生が担任です。
娘の担任の先生は3年目の先生です。

来月の頭の土曜日に生活発表会があるのですが、そこで年長児は歌、合奏もします。
その合奏をやるにあたって、この1週間でいろんな楽器をやるチャンスとしてやりたい楽器を先生とじゃんけんで勝てばやれる、、、て、感じで練習してきたようです。
娘は鉄琴がやりたくて、、、、でもじゃんけんに勝つことができなかったようで、昨日やっと木琴がやれたぁ\(^^)/ととても楽しかったことと、本番は鉄琴がやりたいと言っていました。
クラスで鉄琴、木琴1人ずつ、オオダイコ1人、シンバル1人。
後はカスタネット、鈴、タンブリンなどにわかれるんだとおもいます。
今朝も登園前の朝に、「ママ、今日、鉄琴やれるようにギュッってして」と言ったので、「○○ちゃんが鉄琴できますように」ってギュッとしたところでした。

その日のお迎えで先生より「演奏する楽器がきまりました」と言われたので、、、聞いたところ娘はカスタネットに決まったようです。それはいいとして、その決め方に疑問を抱きまして、、、、、、
やりたい楽器はさておいといてで、全員でくじ引きして引いた紙にかいてあった楽器がその子が担当ってしたようで、、、、、
親バカもあるんですけど、、、、せめてやりたい子でクジでやれなかったならしかたないって思えるんですけど、、、
そこに子供の思いがくみとられてないことに、、、、ちょっと??思えたんです、、、、、、

おとうちゃんさんならどう思いますか?
園長先生に思いを伝えてみるべきか??でもでも、発表会は近いし、今更言っても、、、、先生は困るだろうし、、、、とか、、、、ただ、この決め方はちょっと違うってことを私としては娘のためにも言いたいと思ったり・・・・・・

年長を経験してない3人の先生の集まりなので、仕方ない、、、、と思って見守ってるつもりなんですけどね、、、、

なんとも誰かに聞いてもらいたいと思い、コメントしました。
暇なときにでもお返事くださいませ。

さっくママさん

実際の様子も見れないし、わからないことも多いので、個別の相談というわけにはいきませんので、僕の知っているもので多い似たケースについてのお話をします。
参考までにどうぞ。
ただ、これは一般的によくあるものなので、個々の個性が特別強い場合やなんらかの発達上の特徴があって出ている姿である場合は、これには該当しませんのでそれはご理解の上お読み下さい。




まず、1歳9ヶ月で母親を切り捨てられるという子供はほぼ存在しません。
母親を拒否しているように見える姿というのは、一種のポーズであるということです。


ここで多いのは、子供がそういう態度を示すことから母親の方がネガティブな姿勢になってしまって、最初からあきらめを持ってしまっていたり、自己否定や子供への拒否感がどこかにあり、それが余計に子供の態度を頑なにしてしまうというものです。

具体的には、母親の方に笑顔がなくなっていたり、気持ちの余裕がなかったり、うんざりした姿勢が隠せないために子供が素直になれなくなっているということが多いです。


過去記事で言うと、「素直な甘え」が出せなくなっているという状態です。
検索して頂けば、関連の記事がでてくるでしょう。

これはまずは大人の方に「受け入れますよ」という姿勢がなければ、子供は甘えたくても甘えられません。
その最初のとっかかりをどうやってつくるかということが、この解決のポイントになるでしょう。

ケースバイケースですが、家族に育児分担をしてもらうなどして、まずは母親の精神的な余裕をつくるところからはじめたりしなければならない場合も多いです。

こういったケースは母親のしんどさや余裕のなさに起因していることが多いので、「頑張ること」では容易に解決しないからです。

むしろそれが余計に大変になったりすることにつながりもします。




または大人側の「弱さ」ゆえに、子供のそういった難しい姿が増大してしきてしまったというケースもあります。
これは「弱い大人」関連の記事で述べられています。

子供に対してイニシアチブがとれなかったり、自信をもって関われてこなかったがゆえに、手に負えないという姿が常態化してしまったというものです。
こういうケースは大人の姿勢も見直していく必要があるでしょう。

また、そうでなくとも時期的に成長期(イヤイヤ期)ですから、多かれ少なかれそのような姿が出る時期ではあります。
これは成長期関連の過去記事で述べたように、自我の主張の練習期間としてあることです。

このときの、親に対する「イヤイヤ」「自我の爆発」などを、あまりに真に受けてしまって、それゆえに母親が自信喪失などをしてしまうと、子供は余計に混乱して適切な関わり方を身につけようとしてもそれができなくなってしまいます。
練習なのであって、そこでの行動は本気ではないわけです。

うまいたとえが思いつきませんが、
冗談で言ったら真に受けられてしまった、というようなものです。


そのように真に受けて大人が一方的に傷ついてしまうのだったら、
「なにいってんのあんたは!そんなこといったらお母さん承知しないよっ」
などと怒って見せて毅然と一貫した態度を示したほうがよほどいいのです。

親の方がその自我のふきだしているものを真に受けてしまうと、子供にとってはその後どう対応したらよいかわからず、収集のつかない状態になってしまいます。

この場合のポイントは、子育ての正解を気にして何に対しても消極的になってしまわずに、なんでもいいから自信を持って対応してしまうことです。それが子育ての安定化をもたらすきっかけになると思います。

とりあえず、多いケースを3つあげました。
参考までにどうぞ。

ケイさん

シーズンすぎてしまってからですみません。

僕は、あんまりサンタクロースのイメージを固めたくないので、むしろサンタクロースについてのお話というのは積極的にはしていません。

子供はサンタクロース大好きです。大人が放っておいてもいろいろと想像しているようです。
なので、多少モヤがかかっているくらいでちょうどいいのかなと思っています。

ただ、これは僕の考えなので、世の中にはたくさんのサンタクロースを題材にした絵本やお話はあると思います。
書店や図書館で探してみたらお子さんに合うのがあるかと思いますよ。

ゆうさん

確かに不思議な決め方ですね。
もしくじ引きで僕がやるとしても、せめて希望している子の中でやると思います。

子供の心をつかむのが上手な保育士だと、子供同士の中で無理なく自然に子供同士で考えたり話し合わせて、くじなどせずとも決めさせられる人もいます。このあたりは経験のウエイトも大きいかとは思いますが。

いろんな考え方がありますから、なにがいい悪いというのを決めるのは難しいです。
その先生たちには、その人たちなりの事情や配慮があってそのようにしたのかもしれませんね。
発表会楽しめるといいですね。

きちんと叱れる親になりたい

叱らなくてもいい子育て大変理解できますが、やっぱり理想論でしかないなと思います。日々働きながら二人の子育てしく中で、時間や心の余裕はハッキリ言ってない!
そんな中、心の余裕が必要とされる叱らなくていい子育て出来ると思いますか?今の時代の子育ては理想論ばかりで疲れます。私はきちんと叱れる親になりたい。もちろん、怒鳴ったり理不尽ではなく。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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