レゴの飛行機 - 2015.02.19 Thu

大人にはなかなか見えないのだけど、子供にはこれがはっきりと飛行機に映っているわけですよね。
子供のそういう力って本当に素敵だなと思うのです。
子供はみんなそれを持っていたはずなのだけど、大人になる過程でどこかでブロックはブロックとしか見えなくなってしまう分岐点があって・・・。
大人になるとそれができなくなってしまうので、その分を派手なエンタテインメントで満たしたり、金銭でバーターできるもので満足感を得たりするわけだけど、もし、戻れるものならばただのブロックが本物の飛行機に見えたあの頃に戻ってみたいものです。
でも、それはできないので、いま現にそのまっただなかにいる子供たちのしていることや、その気持ちを大切に見守ってあげたいと思います。
現代に生きる子供たちの子供時代が余計なものに邪魔されず一日でも長いものになるといいな。
でも、それがいまはなかなか難しくなってしまっているのだよね。
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● COMMENT ●
No title
イマジネーション
先日最終回が放映されたシリーズを、5歳長男と一緒に見ていました。
列車がテーマで、武器はイマジネーション。
子供にしか見えない列車に乗って敵と戦う、という設定です。
子供には有害ですが、一緒に見ていて、いろいろと気付かされました。
想像力、いつどこで失ってしまったのでしょうね。
想像力を失うことが成長の代償(というか必要なこと)なのか、
それとも想像力に代わるものを自分で手に入れることが必要なのか。
子供の頃の純粋さをいつまで保ち続けることができるのか、
そもそも保ち続けることが良いことなのか…
でも1日でも長く、その世界を持ち続けて欲しいですね。
うちの子はそれこそイマジネーションの豊かな子で、
身の回りのもの何でも「見立て」て遊んでいます。
(なので身支度など早くして欲しくても、何ででも見立て遊びが始まり困りますが)
ほんと、分岐点を超えてしまった身には何も見えません。
レゴは私自身、小さいころによく遊びましたが、
記憶に残っている5歳ころには
既にブロックはブロックにしか見えていなかった気がします。
レゴでも同じものばかり作っていました。
そう思うと、子供だからブロックが飛行機に見えるわけでは無いのですよね。
息子の同級生の大人びた女の子は、「絵本がつまらない」のだそうです。
息子が楽しみにしている読み聞かせの時間も、その子には苦痛なんだそうです。
イマジネーション、無くしちゃってますよね。
ちなみに息子は戦隊モノが好きで、録画をねだる割に、
実際に見るのはEテレの「ノージーのひらめき工房」という工作の番組ばかりで、
件の戦隊モノの最終話は見ておらず、親の方が結末が気になっています(笑)。
私立幼稚園の指導
モチーフは同じ雉の剥製なのですが、
自由に描いた絵では、色も形も部分の大きさも子供によって様々に描かれているにもかかわらず、
8ヶ月後に描いた絵では、皆が一目で雉とわかる、どれもこれも似通った絵(でも写実的ではある)を描いていて、
とても驚いてしまいました。
周囲の大人たちは我が子が「絵が上手になった」と喜んでいらっしゃるようなのですが、私には先に描かれた絵の方がとても生き生きしていて、子供自身が雉のどこに目を惹かれたのかも伝わってきて、とても「子供らしい素敵な絵」だと感じたのですが…。
技術を身に付けることも大切ですが、せっかくの子供の時期だけの感性を奪ってしまうようで残念に思いました。
でも、この幼稚園は「地域で一番良い」とされているんです。
大人たちの意識が変わらない限り、育児・教育の方向性も変わらないのでしょうね。
No title
一歳過ぎた頃言い出したのですが、最初は何を言っているかわからず、わかった時には嬉しくなりました。
他にも色々、思わぬ発想があって楽しいです。
主人は笑いますけど、私は娘の想像力が頼もしく思えます。
子供の素晴らしさ
子供という存在が無条件に幸せな気持ちをくれます。元気をもらえ、愛しい気持ちになります。このように子供に惹きつけられるのは子供にしかない(大人になった今は努力しても得られない)感性を持っているからでしょうか。
不幸な国では子供が兵隊にされたり労働力にされたり、大人に都合のよい利用をされたり…。
これまでのおとーちゃんの記事にあったように、子供が子供でいられることの幸せ、素晴らしさ。
ひとときの間でしかないこの感性をわざわざ短くしたり押しつぶしたりすることが多い日本は本当に豊かなのかな、と思ってしまいます。
No title
ですが、現代のレゴは、フィグや細かいパーツとシチュエーションに頼るつまらない商品が多いように見えて、残念な感じがします。
本当に!
このポスター素敵ですね。配色も素敵。
うちの娘も、大抵のおもちゃ屋さんにあるレゴ体験コーナーで必ずやっていたので、2才半を過ぎた頃にスタンダードのレゴを購入しました。
今はまだ平面と、縦に積み上げて行くくらいなのですが、これが私には思いつかない大きさの組み合わせだったり、色の使い方だったり。そして、何作ったの?と聞くと、いつも行く公園だったり日常で使う物だったり、と娘なりに使いこなしているんだなあ、と感心します。
だから、是非!
レゴさんには、この路線で行って欲しいです(笑)
子どもが手に取るおもちゃは、子ども時代を応援する物であってほしいですね。
まさに!
普段は忙しくてなかなかゆったり遊べないだけで、大人でも、そんな心は消えてないと思います(*^_^*)私は趣味で想像力をフルに使うような事をしてますが、まわりの皆も色んな発想で自由で楽しいです。
予定のない休日には、一日中レゴで遊んでいます。
同級生が遊びに来た日は、休日の30分間しかゲームのできない息子は、ゲームを一緒に楽しんだあと、外に遊びに行きます。
先日、友達三人が家に遊びに来たときのこと。
外が雨だったこともあり、レゴでもしようということになり、珍しくみんなでレゴ大会!
普段は無制限にゲームで遊んでいる友人たちだけど、レゴのようなアナログな遊びに夢中になる姿に、うれしくなりました😌
その友達のひとりが、次に遊びに来たとき…
息子は早くゲームしよう!とウズウズ、ところが友達は、なんだかソワソワ…
「ゲームより、レゴで遊ぼうよ」
それ以来わが家は、みんなが持ち寄ったレゴも加えて、平日も休日も、ワイワイ大盛り上がりです☺
大人の都合
本当に子供のイマジネーションは豊かですね。
自分も子供の頃は空想遊びが大好きだったのに、そんな気持ちはすっかり忘れてしまいました。
4歳の息子に色々気付かされる日々です。
大人の都合、大人のビジネスによって、子供の想像力が奪われてしまうのって残念な事ですね。
大人側の意識改革が必要ですね。
はるみさんが書かれていた、幼稚園の絵の件、すごくわかります。
息子が保育園で描いてくる絵、工作は、土台のほとんどを先生が作ったもので、そこに子供達がちょっと絵を描いて(顔を描くだけとか)おしまいです。
子供が自分で作った作品ではないのです。
画一的な作品が保育園の壁一面に張り出された光景は、なんともいえず虚しい気持ちになります。
息子が家で作る、トイレットペーパーの芯を繋げた恐竜?の方が、ぱっと見何かわからなくても、よっぽど自由で子どもらしいのです。
世の中の大人達が、子供の為に何が本当に必要かを考える社会になったら嬉しいです。
No title
この記事を読んで、子どもに与えるおもちゃについての
自分の反省点について、改めて振り返るきっかけになりました。
長女は「世の中にあるものでおままごとの道具にならないものはないのダ!」というポリシーがあるような子で(笑)
積み木を出しても、白木の積み木に赤色の積み木を重ねて「マグロ(のお寿司)!」
プラステンを出しても、赤はにんじん、緑はキャベツと言いながら「やさいいため作るー」
当初は「何で『正しい』おもちゃの使い方をしないんだろう・・・」と思いつつも、「そのうち『ちゃんと』使えるようになるかな」と見守っているつもりでいたのですが。
最近になってやっと子どもの想像力の凄さというのに思いが至りました。
そして「このおもちゃはこうやって遊ぶのが正しいやり方だ」と考えるのは自分の想像力が弱くなってしまったのだということも・・・
さらに、良いおもちゃというのは、遊び方は子どもに決めさせてくれるのだなぁということもあわせて考えるようになりました。
現在は、長女もレゴでなにやら大きな立体物を作って「カリオストロ(城)ー」と言ったりしていますが、
あやとりの紐の先にブロックをセロテープでくっつけて聴診器に見立てて「おいしゃさんー」と言っているのもなかなか頼もしいなぁと思っています。
>子供たちの子供時代が余計なものに邪魔されず一日でも長いものになるといいな。
これは本当に実感しています。
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パンなども自分でかじっていく度に形が変わり○○〜!と色々なものに見えるようです。
納豆についてはほんとだぁー!とこちらがテンション上がりましたね。
長年付き合ってきた納豆以外の何ものにも見えたことないので…そして私の苦手とする想像力にうらやましくなりました。