『愛情という言葉について』 - 2010.03.11 Thu

↑ここの「育児の悩み」カテゴリーです。
そんなに登録の多いカテゴリーでもないけど、うれしいです。
これもひとえにいつも訪問してくださるみなさまのおかげだと思います。
僕はこれが初めてのブログで、そもそもネット上で何かを発信するなんていままでしたことなかったのだけど、
多くの人たちが訪問してくれたりコメントしてくれたからこそ、ここまで続けて書いてこられたのだと思います。
このところちょっと忙しかったりして、なかなか皆さんのブログに訪問したりコメントしたり出来なくなってしまっていますが、いつも本当にありがとうございます。
これからも、「子育てノウハウ」とかにこだわってしまうといい物が書けなくなってしまいそうなので、自分流に普段から感じたことや思ったことを素直に書いていこうと思っています。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
昨日の『可愛がられているこども 可愛がられていないこども』にはたくさんのコメントありがとうございました。
正直こんなに反響があるとはちっとも考えていませんでした。
なんか自分ではあまりにも当たり前のに感じていることだったので、きっと読んでくれる人も「まあ、そんなもんだよね~」くらいの反応なんだろうな~と勝手に思っていたのですよ。
でも実際は、日々の忙しさや子育ての疲れの中で、「こどもは可愛がってさえいれば大丈夫」なんてこんな当たり前のことまで見失いがちになってしまうものなのかもしれませんね。
あっ、念のために言っておくと「可愛がる」=「甘やかす」ではありませんから誤解のないようにね。たぶんそう思う人はいないとは思うけど、ときどきいるので念のため~。
昨日はさらっと書いてしまったのでわかりやすくするために、文中に「たくさん愛情を注いで・・・」なんて言葉を使ってしまいましたが、ほんとはこの「愛情」って言葉すっごく使いどころが難しいんですよ。
文章だからくどくどした言葉にしたくなくて「愛情」と言ってますが、僕は実際の親への対応とかではこの「愛情」という言葉使わないんです。
なぜなら・・・
世の中の人が考える「愛情」のかたちってひとつじゃないんですよね。
本当に叩いてしつけることが親の愛情だと思っている人もいるし、収入を得てきて食べさせてさえいればそれが愛情だと本気で思ってる人もいるし。
虐待している人がじゃあ「愛情」がないのか、といえば必ずしもそんなことはないし。
「愛情」という考え方ってとても主観的なもので、「可愛がってないからあなたには愛情が無い!」と必ずしもいえるわけではないのですよね。
そういったとても難しい言葉なので、いい場合でも悪い場合でも極力「愛情」という言葉は使わないようにしています。
自分のこどもを精神的に追い詰めて面白がっているような親には「あんたには愛情ってものがないのかっ」と怒鳴りつけてやりたいようなときもありますが・・・。
でも、そういう親は自身の親から良い関わりをもらったことがなかったりするのですよね。
だからその人自身が、こどもに対して良い関わりを持つことが難しかったりするわけです。
でも、大人だったらそうだとしてもある程度は自分を客観的にみて、「自分の子にはそうしないようにしよう」とか考えて欲しいものなのだけど、精神的に大人になりきれてない親というものも少なからずいるのでやっぱり難しかったりするわけです。
どんなひどい親でもそのこどもにとっては世界で唯一のかけがえのない存在です。
保育士がどんなに必死の努力をして長時間可愛がったとしても、実の親が毎日ほんの10分向き合って良い関わりをしてあげるのにかなう事はありません。
また本来他人である人間が実の親にかなってはいけないのだとも思います。
実の親であっても我が子を「可愛い」と思えない人は、おそらく多くの人が思う以上にたくさんいます。
だからもし、大切な人との間にこどもができ、そして無事産まれて、その子が「可愛い」と思えるのだったら、それはちっとも当たり前のことではなく、本当に本当に本当に素晴らしいことだと常々思っています。
もし「可愛い」と思えないのであれば、それは恥ずかしいことでもなんでもないので、だれかしかるべき人に相談して助けてもらいつつ子育てしていけばいいと思います。
どんな人も子育ては一人ではできませんから、全て一人で背負い込まなくていいんですよ。
↓励みになります。よろしかったらお願いします。


- 関連記事
-
- 『言い聞かせる』 その2 (2010/06/11)
- 『偏食について』 (2010/06/09)
- 『認めて育てる』 (2010/06/08)
- 『言い聞かせる』 (2010/05/26)
- 子育てを伝えることの難しさ (2010/04/22)
- 『愛情という言葉について』 (2010/03/11)
- 『可愛がられているこども 可愛がられていないこども』 (2010/03/10)
- 『おふろだよ♪』のうたとテレビご飯 (2010/03/08)
- 楽しい子育てのために その4 「睡眠について」 Vol.2 (2010/01/27)
- 楽しい子育てのために その4 「睡眠について」 (2010/01/26)
- 絵本の楽しみ方 (2010/01/24)
● COMMENT ●
おめでとうございまーす♪
No title

これからもたびたび訪問して、応援させていただきます

ご指導よろしくお願いします

No title
ちょっと前に総合ランキングも見たのですがすっごい上位ですね~。
おとーちゃんさんのブログ、もっともっといろんな人に読んでもらえるといいですね~。
かわいいと思えるのはすごくすごく素敵なこと。
そう考えるとなんだかとっても幸せな気持ちになれます。
娘にも感謝です。
ちえっつママ さん
いつも応援してくださるちえっつママさんにはとてもお世話になっています。
多くの人に言葉が届くってすごいことですね。
ほんと皆さんには感謝です。
お兄ちゃん甘え方が上手になってきたって、とてもいいことですね~。
みんしゃみーさん

> これからもたびたび訪問して、応援させていただきます

> ご指導よろしくお願いします

ありがとうございます。
はいこれからもよろしくお願いします。
さっちんさん
> ちょっと前に総合ランキングも見たのですがすっごい上位ですね~。
> おとーちゃんさんのブログ、もっともっといろんな人に読んでもらえるといいですね~。
>
ありがとうございます。
これもブログはじめた当初からコメントくださってたさっちんさんのおかげです。
> かわいいと思えるのはすごくすごく素敵なこと。
> そう考えるとなんだかとっても幸せな気持ちになれます。
> 娘にも感謝です。
本当にそうですね。
みんな大切に育って欲しいものです。
携帯からポチっと出きることを初めて発見しました
今更ですが、ポチっとしときますね♪
我が子がムチャクチャ可愛いです!
毎日何回カワイイって言うてるか分からないくらい親バカです(笑)
幸せなことですね!
まめ さん
> 携帯からポチっと出きることを初めて発見しました
> 今更ですが、ポチっとしときますね♪
僕のブログ字が多いから携帯から読むの大変だと思います(笑)
ありがと~。
>
> 我が子がムチャクチャ可愛いです!
> 毎日何回カワイイって言うてるか分からないくらい親バカです(笑)
> 幸せなことですね!
そうですよね~。
親バカでいいんですよ。
うちも毎日夫婦それぞれ100回くらいの計200回くらいは「カワイイ、カワイイ」っていってますっ!
1位おめでとうございます^^
私も参考にさせてもらい、また、考えさせられています!
私も今度4月からの仕事に復帰予定なので、今までより短い時間で、どうやって娘の満足するだけ関わってやれるだろうか、と不安に思ってしまいます。
マロンさん
ありがとうございます。
そっか~もうすぐ復帰なんですね~。
>今までより短い時間で、どうやって娘の満足するだけ関わってやれるだろうか
↑こう考えられる人は、その思いだけである程度クリアしているんですよ。だからきっと大丈夫。
最初は慣れないし、具合悪くもなったりするけど、そういうときに心配してもらい、大事にしてもらう、こんなこともこどもを満足させる関わりになっているわけですよ。
大変だと思うけど、がんばってくださいね~。
今更なのですけれど。
ずいぶん古い記事なので、ごらんにならないかもしれませんが。
ふとしたときにこのブログを見つけ、今少しずつ読ませてもらっています。
僭越ながら?そうそう!それ私も思った!!という内容が多く、本当に参考になります。
愛情って言葉、私も違和感を感じることが多いです。
特に、子どもに問題行動があったときに指摘される「愛情不足」って言葉。
おとーちゃんさんも虐待児の親に愛情がないわけではない、と書いていました。
「愛情伝達力不足」なのかなって。
長いですけど。
子育てって本当奥が深いです。
トラックバック
http://hoikushipapa.jp/tb.php/79-5c64a107
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
応援している私まで、勝手にうれしくなってしまいましたー♪おめでとうございます。
おとーちゃんの言葉が皆さんの心に届いてる証ですね。
私もブログ始めて、自分の気持ちをブログに書いたり、おとーちゃんや、素敵なブログを書いている方々にお会いできて、さらに自分や子どもを「客観的」に見ることができ、育児がもっとスムーズになってきているのを実感しています。子どもとのコミュニケーションがさらに円滑になりました。自分が変われば、相手も変わるんですよね。お兄ちゃんが、以前より上手に甘えてくるようになりました。私も、もちろん可能な限り受け止めています。そのせいでしょうか、最近の長男はとっても素直です。これからも、おとーちゃん応援します!