保育士になった理由のひとつ - 2015.12.28 Mon
その友人は、高校生になるまでサンタクロースの存在を信じていたというのです。
それというのも、毎年ずっと、家の廊下に長靴の足跡があったり、たくさんの演出をご両親がしてくれていたとのこと。
この話が、僕にはある種のカルチャーショックだったのです。
僕の家は家業をしていたので、クリスマスは単に玩具を買ってもらえる日でした。
それどころか、学校の行事などもほとんど親が来てくれるといったこともありません。かといって、別にそれが寂しいとかそういう気持ちになったことがあるわけではありません。
そういう家に生まれ育っているので、そういう状況はただ当たり前のことだったわけです。
その友人の話を聞いて、うまく説明できないのだけどなんかもうすごい衝撃を感じたのでした。
家庭のもつ”可能性”とでも言えばいいのかな。それまでなかったものが僕の中に入ってきたそんな感じでした。
それが直接、すべてというわけでもないのだけど、おそらく僕が保育士を選んだことのきっかけのひとつになったのだろうと思います。
毎年クリスマスが近くなると、いつもそのことを思い出します。
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● COMMENT ●
私も保育士ですが…
家庭
子供の言いなりではなくて、子供の存在を大切にするというか。
そんな家庭を築ける社会にしていかないと、明るい未来はないのでしょうね。
おとーちゃんそんの活動が、そのひとつなのですね。
お体を大事にして、来年もますますのご活躍を期待しています。
サンタさんからの手紙
クリスマスもお誕生日も物心ついた時から、おもちゃやプレゼントをもらった記憶はなく、好きなものを買いなさいとお金をくれました。今思えば色んなことが乏しかったのか、または幼すぎて何も知らなかったからか、欲しい物が何かよくわからず、特に何も買わないことが多かったです。
小学生の頃サンタクロースから手紙が届いたことがありました。本当にいるの?と聞くと、いないよ、手紙がもらえるとこに応募したんだよ、と。カミングアウトするくらいならそんなことしなければいいのに、と思ったことを思い出しました。
今4歳と1歳の子がいます。
自分の育ってきたことしかわからないけど、それが全ていいとは限らないから、客観的にみて両親にしてもらったことが子供たちにとって最善かは見極めて行きたいと思ってます。
すごいですね
家庭のもつ“無限の可能性”ですね。
きっとそのご両親はご自身が一番楽しんでいたのでしょうね。
そうだよね、私が一番楽しんじゃう家庭の可能性の広げかたを探すのが良さそうだよね!と思いました。
ありがとうございます。
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なので、保育士とーちゃんのおっしゃることよくわかります。私が保育士になりたいと思ったこと、しっかりとした家庭を築きたいと思ったこと、周りの友人の家庭を見て聞いて憧れを感じたことから始まります。そんな世界があるのかと。子どもの世界を大事にしてやることって素晴らしいことですよね。何につながるのか、はっきりとわかりません。でも何か大切なものにつながることは確信しています。