育児本の潮流 「愛情論」と「共感論」と「その他」 - 2016.09.09 Fri
最も多いのは、いろいろな文脈はあるにしても最終的に「親が愛情をもって接することが大事」といった「愛情論」に帰着させるものです。
これによって元気をもらったり、モチベーションが回復したりして、それでまた子育てに向き合ってなんとかやっていけるのならばそれはそれでいいのだと思います。
もちろん、いまでもそういうニーズはあるにしても、それによって多くの人が子育てを無難におくれるほど、現在は均質化した時代ではないと僕は感じています。
つまり「元気になれば解決する」程度の悩みで済んでいた人の割合が減って、「感情論では自分が取り残された感しか残らないよ」という人が増えてきたこと。
その方向性の子育て論では、取りこぼされてしまう人ががぜん多くなっているし、むしろそれはその人を追い込んでしまうこともあります。
一方で最近増えているのが、その著者自身が子育てがうまくいかない当事者で、そのうまくいかなさを吐露している方向性での育児書です。
ある意味ではとても現代的なものだと思います。
SNSやブログの普及で一般の人も子育てについてのことを発信できるようになったからです。
また芸能人などの出す育児本にも、この手のものは多いです。
これらが読者に対してどう機能しているかというと、「共感」の部分だと思います。
もしくは、問題の相対化による自分の悩みの軽減ということです。
「ああ、自分の悩みと同じことを抱えているのだな」そのように実感できるだけで、気持ちが楽になったりします。特に子育てという避けようのない仕事では、こういった心のケアも重要なことなのかもしれません。
相対化というのは、「自分よりももっと大変な人がいる」と思えると、自分の悩みが相対的に小さく感じられるようになることです。
現代の子育てする人たちのニーズを一番とらえているのは、これらの「育児の大変さを吐露して、うんうんそうだよね」という流れに持って行っているものでしょう。
売れている子育て本や人気のあるブログの多くがこの系統にあるようです。
保育学などの先生が一般向けの子育て本として書く場合にも、この系統に寄せてこういった自分の失敗談的なところを多く述べているものも増えてきています。
ただ、この子育ての話の運び方の問題点は、基本的にはそれで問題が解決するわけではないことです。
もちろんそれなりの具体策はちりばめていくにしても、かつて主流だった(いまもそうではありますが)「愛情が大事だから頑張ろうね」が、「私も大変だから頑張ろうね」に変わったとも言えます。
これをやっていくと、結局は子育てが感情論や精神論から抜けられないのではないかなと僕個人は思うので、またアマチュアに媚びるような持って行き方はプロとしては不誠実なのではないかとも心のどこかで感じるので、僕の仕事はそれではないなと考えています。
でも、ニーズに迎合しておいた方がたぶん賢いんだろうなということはわかっています。
現代の子育てでは、行き詰まったあげくイライラや怒り、自己否定になってしまっている人が少なからずおり、どんなに誠実に「ここには問題点があるのではないか?」、「ここはこうしたらいいのではないか」といった具体論を積み上げてもそれを、自分への批判や自己否定と取ってしまう人がいるからです。
おそらくは「自分もダメダメなんですが」と言っておけば、それらの矛先は回避できることでしょうけど・・・・・・。
それでも、内容やその他の記事も読み進めていってもらうことでわかっていただけるようになっているとは思うのですが、感情的に読んでしまう人がいることは書き手にはどうすることもできないので歯痒いところです。
でも僕は、子育てを「大変、大変」と連呼していくものではなく、「楽しいな、幸せだな」と感じられるものにしたいと願っているので、不器用でもその方向で進むしかないと思います。
来月でこのブログも7周年になるのですが、いまだにアンチコメがあるとへこたれるのでなんとなくグチでした。
こんな自分がよく7年も続いたなぁと思います。
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● COMMENT ●
いつも素敵な記事をありがとうございます。
おかげさまで、子育ては楽しく幸せ〜と思える日々を送っております
子育てに限らず、すんなりと行くことばかりではないですが、それが私の人生であり、主人の人生、子供達の人生ですので、各々が自力で、時には力を貸しあって乗り越えて
その繰り返しですね
その事を肯定したら、幸せが待ってるって思います
いつもありがとうございます
そしてこれからも宜しくお願いします
もともと議論しないと理解が深まらないと思っている人間なので、ついついこれはどうなの、こうじゃないのと思ったことを書いてしまい・・・
決してアンチおとーちゃんではありません!
不快にさせてしまっていたら本当に申し訳ありません。
育児は客観的に見て自分が(自分と子供が)どんなふうにやっているのかよくわからないので、確かに「あなたもそう? わたしも!」と誰かと共感したいというのはありますが、毎日こうやっておとーちゃんさんのブログを見るのは、どうすればいいのかが知りたいからです。
どうにもならない無力感、徒労感を感じるたび、えーと、おとーちゃんさんは何と言ってたかなと思いだそうとするのですがなかなか・・・
ブログを読んでいる時は、ああそうか、こうればいいのかと納得して、大事なところはwordにコピーしているんですが、そのwordもすでに20ページを超え、すぐに検索できなくなっています。
なんだか自分の頭の中でまとまって、どうにか上手に育児できるようになるころには子供たちはもう自分でなんでもできるようになっていそうです。
楽しいし、幸せではあるんですが、次々と起こる問題(客観的に見たらさしたる問題ではないかもしれない)に右往左往しています。
どうぞこれからもよい智慧をお授けください。
わたくん、むーちゃんの近況も楽しみにしています。
率直に読み物としてすごく楽しい
息子が1歳半過ぎに過剰に両親を含め人が近づいただけでひっかき行為をするようになり
色々調べてたどり着いたのがこのホームページでした。
正直な話、HPを熟読して色々受容等心がけても即座に治りませんでした。
息子のひっかき行為が治ったのが3歳で幼稚園に入園し社会性が身についてからです。
それまでは大変な苦労をしました。
人を傷つけたことも何度もあったので何度も謝罪に行ったり、友人から縁を切られたりもしました。
外出の時はぴったりと張り付いて、それでも一瞬でほかの子に危害を加えたりもしたので精神的に休まりませんでした。
このことは本当に悩みましたしあの頃は解決もしなかったのですが、
それでもこちらのブログの内容は理路整然としていて興味深く、
そして何よりも読んでいて楽しく、子育てという行為について理論的に楽しさを解いてくださっていたのでいつでも読んでいました。
このような楽しい読み物に遇えたことは私にとって幸せです。
今でも何度も読み返しては「ああ子供ってかわいいよな」という気持ちにさせていただいてます。
そう、先生の文章は読んでいると子供とのかかわりが楽しくなり自分の子供がとてもかわいく思えてしまう文章です。
だけと文体は甘ったるくなくむしろ辛口でリアルな現実が書かれていてこのギャップに楽しさを感じるのだと思います。
ちなみに私の今の子育てにジャストミートしたことは「信じて待つ」「できる、と言う事にこだわらない」です。
どうしても幼稚園に入れると「できる」と言う事でクラスの中で差が出てきてしまうのも現実ですし、『信じて待ってるだけじゃいつまでたっても遅れてしまう』と冷や汗かかないかといえば嘘になります。
幼稚園に入ってほかのお友達の「できる」に押されてしまって
息子が言い返したりもできず気弱になっているのも心配どころです。
信じてるうちに委縮して潰されてしまったらと。
そんな母親のいっぱいの「どうしよう」を「どうどう」させてくれているのがこのブログだったりします。
ありがとうございます。
書くからにはみんなの為にと思いますよね
悪意にとられたくないし、傷つきたくないですよね。
文章を書く喜びの反面、すごく傷つかれた事もあったかと思います。
それでも書いてくださって、私のような読者を楽しませてくださって
本当にありがとうございます。
これからも楽しみにしていますのでお身体気をつけてくださいね。
応援してます!
わたしは、おとーちゃんのブログに会ってから、なんと、仕事の専門も子どもに関わるものに変えてしまった!ほど、影響うけちゃいました。
自分の子育てがどれ程うまくいってるかわからないのてすが、子育てって、本当はとても楽しめるものなんだと改めて感じで、みんなに伝えたくなっちゃったのです。
仕事はこれからですが、おとーちゃんの子育てを応援しているたくさんの人がいることを忘れないでくださいね。
いつも応援してます。
息子の事で、沢山相談に乗ってもらいました。本当にありがとうございました。
幼稚園での事も、色々とあったのですが、園に相談することで、時間はかかりましたが、なんとか解決しました。報告が遅れてしまった事、ごめんなさい。
私は、おとーちゃんさんの子育ての考え方が大好きです。このブログに出会えて、本当にラッキーだったと思っています。私がおとーちゃんさんの子育てを知ったことで、子どもたちの人生が変わったんじゃないかとすら思います。(もちろん良い方にです!)
不器用なりにできる限り、受容し、子どもを尊重するように心がけています。(心がけなくては出来ないのが悲しいのですが…)
子どもたち、出来る子だとは、とても言えませんが、「かわいい子」は達成しているのではないかと思うのです。
毎日、「なんでこんなにかわいいの〜」「大好き」が止まりません(笑)
今は、子どもたちとの信頼関係もあると自信がつきました。
おとーちゃんさん、いつも応援してます!おとーちゃんさんの育児が、一般的になる日がくることを願っています。
応援です!いつもありがとうございます。
何か応援できればと、コメントさせていただきます。
私も、もう2年間くらいブログを楽しみに読んでいます。
勝どきとあざみ野の講演会にも、高田馬場での研究会にも、昨年秋のワークショップにも参加しましたので、かなりの出没率だと思います(笑)
おとーちゃんさんは、高田馬場での参加を特に覚えていてくださったようです^^
元気な時も楽しく読み、参考にしていますが、うまくいかないとき、落ち込んだときにも寝不足になりながら関係ありそうな記事や相談をたくさん読みました。特に第2子出産後。。
そうすると、おとーちゃんさんの記事で前向きになれることもあれば、ここをこうしてみよう!と具体的に気づくこともあります。同じような読者の方の相談やコメントに、涙したこともあります。
でも、うまくいっていないときに、記事の一部分だけ読むと、余計落ち込むこともある、というのもわかります。私もあるからです^^;
否定的なコメントをする人は、きっと子育てが辛くなっている人が多いんだと思います。
うまくいった話やこうすると良いという話を読むと、出来ていない自分がダメなように思え、挙句責められているように感じて怒りを覚えるんでしょうね。
もちろん、今までの記事を読めば、おとーちゃんさんはむしろ頑張っているママたちを受容し、応援してくれているのはわかるのですが。
おとーちゃんさんが有名になるほど、否定的な声も多く届くかもしれませんが、それ以上に救われている人も増えています!ぜひ、活動を続けていってください。
以下は報告ですが。。
あざみ野の講演では、生後1か月の第2子を連れて、むりやり参加しました。
参加して良かったです。細かい悩みにも、大丈夫だよ、と言って頂けただけで私の気持ちが楽になりました。私自身、産後の不安定さもあり、上の子が不安定になったことがとても辛かったのですが、おかげさまで時間の経過とともにかなり落ち着きました!
下の子は4か月になりました。お兄ちゃんはまだ妹を可愛がる。。とまではいかず、何かあると「バーンする!」と言って叩くことも(軽くですが)何回かありましたが、たまにはヨシヨシしてくれます。でも大抵はあまり関心がなさそうな…^^;
おもちゃやベビーカーは自分の物!という意識が強いらしく、妹が使うのをすごく嫌がるのですが><
イヤイヤ期(成長期)も順調です。抱っこやぎゅーをイヤ~と言ったりして、親離れしていこうとしているのが少し寂しいですが、まだまだママがいい~!と言ったり甘えてきたりもします。
これから果たして可愛がってくれるのか、仲良くなるのか、今の私の対応が良いものなのかなど、心配ではありますが見守っていこうと思います。
大変長くなってしまい申し訳ありません。
お忙しいと思いますのでお身体ご自愛しつつ、がんばってくださいね!
かなりの古株ファンです
初めての赤ちゃんとの関り方がわからない時も、2才~3才の成長期で子育て投げたくなった時も、下が産まれ、二人育児にパニックになった時も、悩んだらブログを繰り返し読みました。
今、6才と4才の子育て、楽しいです!
もちろん、あ~子育てしんどい!って普通に思うけれど、私が子ども達を大好きで大切に思ってることを、子ども達はちゃんと知ってくれていて、私が真剣に伝えたい事はちゃんと聞いてくれるのが、わかるんです。(散らかしたもの片付けてよ~とかは、聞いてくれないけど(笑)
あぁこれが、心のパイプが繋がってるってことかなぁ~と感じることがたくさんあって、とても幸せに思います。
おとーちゃん、このブログを7年続けること、本当に色々大変だったと思います。膨大な価値のある記事を本当にありがとうございます!
そして、どうかこれからも、悩める親の進む先を照してくださいね。
私もまだまだ未熟者なので、時々読み返して、反省したり、自分に渇を入れてます(笑)
このブログのお陰で、世間で低年齢の育児大変あるあると言われるイベントを楽々乗り越えることが出来ました。
イヤイヤ期は「あら、一丁前に自己主張なのねー」と成長を堪能しつつ、あなたはそうなのねでもお母さんはこうだから、と別の人格アピールを意識して対応していたら酷い癇癪に発展することもなくそのうち終わり。
3才からの保育園にもブログ通りGW後には泣かずに行けるようになり。(そういえば通園3日後くらいに「先生どう?」と聞いたら、3人担任のうち「ニコニコの○○先生が好き」と答えていました。その先生は連絡ノートの内容も画一的でなく素敵で、やっぱりそういうものなのねーと感心しました)
トイレの習慣も7割近くまではオムツのままで感覚づけることができ、無理なく昼夜パンツに移行できましたし。息子は排尿間隔がビックリするくらい長い膀胱の持ち主だったようで、チマチマ時間を決めて早期トイトレやってたら、確実に拗らせていただろうなと思います…。
でも最近、下に妹が産まれたときは私のホルモンバランスが悪化して、怒る必要もないところでブチキレたりとNG対応を重ねてしまい、「四年近く貯めたクッキーを自ら食い散らかすのが先か、落ち着くのが先か」といった有り様でしたが、息子が「お母さんニコニコしてー、大好きしてー(;o;)」と可愛く甘えてくれたので正気を取り戻すこともでき、いつの間にか「ごめんね、でも大好きよ」より「ありがとう、大好きよ」の割合が増えました…。
今は下がってしまった怒りのハードルを上げようとブログを読み返しつつ、イメージトレーニングしているところです。
そんなこんなで、拠り所になっているこのブログですが、初めて読んだのは一歳過ぎて、トイトレの始め方について調べているときでした。速攻で開始延期を決定し(笑)、ブログの通し読みを始めたところ、出てくる出てくる「やばい、あれもこれもやっちゃってる!」現象。
うるさいなーと思いつつ遊ばせていた電池玩具をこっそり処分、積み木や各種玩具を買い、子が見たがるので録り溜めを始めたばかりの某アニメ数話を消去し、会話パターンを頭に叩き込み…180度方向転換くらいの勢いで焦ってしまったあの頃でしたが、落ち着いた頃にブログを再度読んでみたら、方向転換まで思い込まなくても、軌道修正くらいで大丈夫というメッセージがあちこちにあったなーと。
でも、焦りが大きくなりすぎると、試しにちょっとやってみるとか、うちには合わないからとスルーするのではなく、ブログ内容やブログ主への反発や攻撃になるのかもしれないですね。
後は、そもそも「誰よりも先んじて」「できる子」のママになりたい人には合わなさそうですし。本当はそういう人こそ取り入れた方がいいエッセンスが満載だとは思うのですが…。
まぁ、おとーちゃん育児がハマったうちの息子は、出来杉くんタイプでなく、アクの少ないクレヨンしんちゃんタイプなので、余所様に口出しは出来ないですね(笑)。
おバカでイタズラでお調子者、優しいお姉さんが大好きでちょっと優しくされるとガンガン話しに行くので困ることもありますが、全く物怖じしない、ニコニコと前向きで好奇心旺盛な可愛い子です。
今は赤ちゃんの妹はどんな女の子に育つのか、のんびり水やりを楽しみたいと思っています。
おとーちゃんさんのところと同じ、ちょっと離れた兄妹ということで、にぃにとむーちゃんのように仲良く遊んでくれたらいいなと願いつつ。
親馬鹿語りで長々書いて申し訳ないのですが、ここにもおとーちゃんさんに幸せのお裾分けを貰った親子がいるよということで。
本当にありがとうございます!
これからもご活躍を楽しみに応援しています。
応援しています
私も誰からも子育ての「ダメ出し」「アドバイス」をしてもらえないし、もちろん私自身が誰かの子育てを見て何かを思ったとしても、何かを言うことのリスクの大きさから、口に出すことはありません。
多くの人が見て見ぬふりをしたり、「相手が聞きたい言葉」「耳ざわりの良い言葉」を発信している中、おとーちゃんさんがハッキリと意見を述べられているのは、すごいことだと思いますし、「率直さ」へのこだわり、「プロ意識」に敬服します。
また、同じ言葉でも、受け取り手の精神状態や性格によって、全く受け取り方が違う、というところも難しいところで、不特定多数の人に届く「ブログ」「本」という形だからこそ、本当に心を砕かれていることお察しします。
「アンチコメ」をする人は、おとーちゃんさんを傷つけようという意図があるので、そういった攻撃を受けるとそれは非常に疲れることと思います。でも、本当にたくさんの人が、このブログに救われていると思いますし(応援コメントを書いている人も多いですが、心の中で感謝している人もさらに多いと思います!)、私自身もいつもとても楽しくブログを拝見しています。
誰にも言ってもらえなかった「これはよくない(過干渉や過保護など)ということをしてしまっている」ということをこのブログで気づいて、すぐに完璧に改善はできなくても、行き過ぎないようにどこかで「ブレーキがかかる」ように思いますし、得たものは大きいです。
「おとーちゃんさんのブログに書いてあることを上手に実践して、子育て大成功している」というコメントを見かけると、私の精神状態によっては、そういうのを見ると、できない自分はダメだ、劣っている、自慢、のように感じてしまうこともありますが、「人と比べてしまう」という、私自身が乗り越えていくべき課題が浮かび上がっている状態なのだと思います。
いつもありがとうございます。これからのご活躍も楽しみに、応援しています。
まずはお母さんの情緒を安定させることが大事で、それには、自分の子育て観に合った育児書を読むことと書かれてました。
だから、著者は、自分の信念に基づいて、書けばいいのでは?
ちなみに、この育児書は中心が親ではなく、子どもでしたね。
どうかこのままで!
おとーちゃんの話は、迷いがなく、首尾一貫していて、実に明快です。
読むたびに、うーむ、深い!すごい!と唸りながら、迷った時や振り返りたい時のバイブル的存在として拝読しています。
同じ歳と知り、かなりビックリしましたが(笑)、それだけ、自分の人生に、家族に、仕事に、本気でまっすぐに情熱を注がれてきたのだろうと拝察しております。
おとーちゃんは、アンチコメに凹むこともあるとおっしゃいますが…
他人の言動に凹む必要など、全くもってありません!
なぜなら、他人が、どう解釈し、どう反応するか、そんなことは他人の自由だからです。
そして、他人がどう評価しようが、おとーちゃんやご家族の素晴らしさ、尊さは、少しもブレないで、ピカピカに光って変わらずに存在しています。
どうか、他人の反応、周囲の状況が厳しい時であっても、惑わさることなく、自分の一番の応援団長でいてあげてください。
ご自分の心を、唯一の羅針盤にしてください。
他人の、自分と違う意見は、自分の望む道がよりはっきりするのですから、むしろ存在してくれていいのです。
アンチコメが来たら、
「うわっ、ひどいこというなー。
自分ならここまで言わんぞ。
でもまぁ、この人も辛いんだろな。
今はこう言ってても、何かきっかけがあれば、分かってくれるかもしれない。
いや、分かってくれなくても、やはり自分の意見は変わらない。
今回のことで、より自分の進むべき道がはっきりした。
自分はこれでいい。
このままでいいんだ。」
みたいに、いかようにでも自分の気持ちはコントロールできるのです…。
おとーちゃんは、本当に稀有な存在です。
おとーちゃん道を、これからも突き抜けて欲しいから、
どうか楽しみながら、鼻歌唄いながら、休みたくなったら休んで、もう気持ちいいくらい自分中心に、パワフルに力強く、いらしてください。
そして、心から、ありがとう。
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はじめまして。来月3歳になる男の子の母です。長らく著書とブログを拝読するだけでしたが、本日のコメントに思わずしゃしゃり出てまいりました。
長文で読みづらいと思いますが、人生初めてのファンレターということでご容赦ください。
さて、初めての赤ちゃんのお世話に奮闘する中、そろそろ素敵なおもちゃを用意したいとなとスマホで調べ物をする中偶然に見つけたブログがここでした。
息子が眠る合間に、隅々まで夢中で読ませていただき、いまや楽しいばかりの我が家の育児の参考書となりました。本当にありがとうございます。
我が子が生まれる前から、おっとりなのかチャキチャキか、やんちゃか頭でっかちか??素のままはどんな子なのか楽しみにしていました。
生まれてからは、赤ちゃんという存在に、なんて前向きで好奇心旺盛なのか!一人一人の個性の違いに感動し、そして思いもよらぬ短気さ!!に笑い。
生まれた時から人はもう人なんだなと。これは変に手を出したらいけないなー、と思っていた矢先のブログとの出会いでした。
我が子の育児を通して気付きつつあったもの、叱られるばかりだった子供時代にぼんやり感じていた不条理さが、はっきりくっきり理屈として解説されていた気持ちよさ!
可愛いこの子が毎日元気ならどーでもなるやー、と思いつつ、でもみんな色々細々とお世話してるなー私って雑??という不安を、すっきり払拭してくださいました。
夫婦フルタイム11時間保育の忙しい我が家ですが、息子の笑い声の絶えない明るい家庭と自負しています。
これからも応援しています。どうぞくれぐれもご自愛くださいますように。