乳児の遊び・関わり Vol.3-2 我が家でのキャラクターへの対応 - 2011.04.27 Wed
前回の「キャラクター」のお話はやはりたくさんの反響がありました。
今までにもところどころ書いてはいたのですが、あまりにも当たり前になってしまっていることなので、うまく伝えられないんじゃないかという気もしてそれほどは書いていませんでした。
乳児の遊び・関わり Vol.3 「キャラクター」 - 2011.04.22 Fri
病院の待合室でのできごとです。
2歳くらいの女の子とそのお母さん。シールをはって楽しむタイプの絵本をみていた。
女の子がそのシールをペタペタとはりつけるが、同じところに重ねてはってしまう。
それでもはれたことで楽しんでいた。
お母さんは「そうじゃないでしょ。バラバラにはるんでしょ。」とほとんどお母さんが誘導してもう一度はらせる。
お母さんはそれで満足そう。
↑たしかに大人から見たとききれいに貼れたかもしれないけど、子供の「私はここにいるよ」は完結できませんでした。
せっかく楽しんでいたのにもったいないね。最初に重ねてはったときに「はれたね~よかったね~」と受けてあげれば、それで子供の遊びに対する満足感はみたされたはずなのに。
別に今うまいやり方を仕込まなくたって、年齢とともにそんなことは勝手に出来るようになるのだから、うまくやらせる必要はなかったのにね。
子供の遊びは「出来ること」よりも「出来たこと」を認めてあげることこそが大事だと僕は思います。
今回は「キャラクター」についてのお話。
乳児の遊び・関わり Vol.2 「乳児最大の遊び」 - 2011.04.13 Wed
正しくは 『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」 ロバート・フルガム著 河出文庫 でした。
これは子育ての本ではありません。人の良いクリスチャンのアメリカ人のおじいさんが嫌味にならない程度に人生訓をちりばめて書いたエッセーとでもいうような本です。
砂場うんぬんの話はそのなかの一つの短い話なのですが、子供が砂場での関わりで学ぶような人として当たり前のことが、大人の社会でも国家間の平和というところでも大切なことであるというようなお話です。
なかなかおもしろかったですよ。
子育てには直接関係ないので特にお勧めしているわけではありませんが、話にでてきた行きがかり上紹介しました。
さて、ここからが本題です。
「乳児最大の遊び」とはなにか。
それは「私はここにいるよ」です。
乳児の遊び・関わり Vol.1 - 2011.04.11 Mon
今年度に入っていろいろ生活がかわってしまいました。
妻が職場復帰し、申請をだしていたのですがむーちゃんが保育園は入れず僕がみていくことにしました。
一応いま空き待ちなのですが、なんかもう一年のんびりみていくのもいいかな~という気持ちです。
なにしろ可愛い、楽しい、面白い。
良い関わりがもっとも生きてくる時期だしね。
そんなわけでこの一年おとーちゃん保育園でむーちゃんと楽しんでいこうと思います。
ただ楽しいんだけど、なかなかじっくりこうして文章を書ける時間がとれません。
ちょっと更新ペースがいままで以上に遅くなってしまうかもしれませんが、これからもどうぞよろしくおねがいします。
幼保一元化とこども園制度 Vol.5 - 2011.04.03 Sun
(これまでVol.1~4まで書いてきましたが、ちょっと僕自身表記に混乱していたところがあります。ここで明らかにしておきますね。「認定こども園」というのは2006年から施行されてすでにあるこども園のことで、単に「こども園」というのが今回の新システム法案で作られるところのこども園のことでした。
施設の内容としては限りなく似ているのですが、元になる法律なんかが違うので区別して考えるべきものでした。ここでお詫びと訂正をさせていただきます。)
まず初めに「新システム」の問題点に関する非常にわかりやすい動画が3つこちらに↓ありますので、興味のある方はぜひごらんになってください。
全国福祉保育労働組合東京地方本部HP
1月24日に『子ども・子育て新システム検討会議』の法案化前の最終案が出て以来あまり進展がありませんが、ひとつだけありました。(原稿を書いている3月27日の時点でです)
法案提出は3月とされていましたが、検討会議からの時期尚早という声が反映されたのか、予算案すらどうにもならない状況で出す余裕はないと判断されたのか、1月の時点で法案提出を3月から6月に先送りするということが決定されていました。
その後このたびの震災・原発事故が起こっていますので、6月提出というのもどうなるか今のところわかりません。