第一子って、当然ながらわからないことだらけなので、過度に心配になったり、過保護になってしまったりすることが多いですね。
そのために、甘えや依存が強くなってしまったり、積極性が伸びなかったり、まじめ過ぎてしまったりといった影響を子供に与えることもあります。
でもまあ、それも個性の内といえばそうなのであんまり構えなくてもいいかとは思いますが、第一子ゆえの問題というのは確かにあると言えます。
ただ、その多くが一生懸命すぎ、杓子定規すぎといったケースです。
だから、そういった人へのアプローチは、適度にちからが抜けるようにするのが大事なのかなと思います。
またそれは第一子に限らず、現代の子育ての特徴になってもいます。
そんな傾向の人にはこんな本もあります。
こういうものも確かにいまの時代に必要な切り口ではないでしょうか。
(僕もそういったことはたくさん述べているつもりなのだけど、僕の文章は理屈っぽいので”テキトー感”がでないよね・・・・・・)
アエラwithベイビーのこの記事の、僕ではなく他の方のアドバイスの中に、「下の子ができたら上の子優先」というものがあります。
このフレーズは、世間に広く流布しているので多くの方がそのようなことを聴いたことがあるのではないでしょうか。
たしかに、ある面ではそれも間違ってはいないのだけど、現実にはその言葉を杓子定規にとらえすぎてかえって子育てを難しくしてしまったケースを何例か見ています。
なんでも上の子を優先にすることで、上の子は依存が強まり大変わがままでスポイルされた子になってしまい、かつ下の子が受容不足で問題行動を多発させるようになってしまったといったものです。その結果、子育てがもうどうにもならず”お手上げ”となってしまいました。
子育ての話で言われることは、これに限らず「絶対」ということはありません。
ある一面の事実であっても、それはバランスがとれてこそのことであり、極端に遵守すればいいというものではありません。
でも、このような第一子の子育ての悩みのような、”わからないことが多くて不安”といった人(現代のほとんどの人だよね)には、その一面的な言葉が「絶対」に聞こえてしまいます。
ですから、子育てのお話は「自分のできる範囲で無理なく」が大事なのです。
僕がお伝えする子育ての話も、やっぱりその例外ではありません。
実際の行動までできなくても、「頭の隅にあるだけでも違う」といったこともありますので、肩の力を抜いて自分の状況や性格にあわせてゆっくりやっていけばいいと思います。