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2024-04

楽しい子育てのために その3 「魔の2歳児」 つづきのつづきのつづき - 2010.01.15 Fri

どうしょうもなく無計画に書いているのでわけわからないタイトルになっちゃってますが、「成長期」についての第四回目です。

今回は話し合ったとしても、ちっとも通じなくなってしまうくらいゴネゴネになってしまったときの対応の仕方についてです。

本気でゴネだすと、2歳そこそこのこどもなのにほんとに「テコでも動かない」という状況になります。大人がこのくらいのエネルギーを何かに向けられたらきっとすごいことできるんだろうな~~たぶん無理だけど(笑)。





さ~~~そうなってしまうと、大人も感情的になったり、家の中ならまだしも外出先だったりすると困ってあたふたしたりしてしまいます。
そうなると、怒って無理やり終わらせてしまったり、いいなりになったりしてしまい易いのですが、そうする前にできることがあります。

まず最初に、周囲の迷惑にならないところならば、周りの目を気にするのはやめましょう。みんな通ってきた道です周囲の大人たちも虐待してるとは思わないから大丈夫、あわてず対応しましょう。
周囲の目を気にしないでいいと思えば、少し冷静になれます。なんでこんなことを言うかっていうとね、こどもって大人がいまゴネられちゃ困るっていうところでしっかりゴネるのよ(笑)。

「成長期」のピークではこどもが感情的になって、たとえば泣きながらとかゴネます。
これまで「成長期は自己主張の練習期間」と言ってきましたが、実はもうひとつあります。それは「感情のコントロールを学ぶ時期」でもあるということです。たぶん、その両方が獲得できて初めて「自我」と呼べるものになるんだろうね。

この時期までのこどもは感情のコントロールがあまりできません。いま自分がどういう感情でいるか、そもそも感情にどんな種類があるかも認識していないでしょう。
「いま、あなたがどういう感情でいるか」このことを伝えてあげることで、こどもも感情のコントロールをしやすくなります。

具体的にはどうするかというと、前回のように公園から帰りたがらない例であてはめると。

 「ヤダーーモットアソブーー」(と大泣きしながら叫ぶようにゴネている
  大人もちょっと冷静になって話す、冷静になれなくても声のトーンだけでも抑えて「いま、○○ちゃんすっごくイライラしているよ、ちょっと落ち着いて話してごらん」とか、「そんなに泣いてるとなに言ってるかわからないよ、泣き止んで話してみて」とかね。

大人も冷静になれなかったり、イライラしてしまうのなら正直に伝えましょう。「そんなに○○ちゃんが怒っていると、おとーちゃんも怒りたくなっちゃうから、怒らないで話してっ!」
↑この「あなたが○○だとわたしも○○になっちゃう」と正直に自分の感情を話すのはけっこうこどもに伝わります。自分がどういう状態で大人がどういう感情でいると認識できることは、感情のコントロールの大きな助けになると思います。

これでこどもが少しでも落ち着けば前回のところで見たように、話し合ったり、言い聞かせる余地ができるかと思います。
ここで大事なのは、話し合って「じゃあ、あと1回滑り台したら帰ろうね」などけじめのある状態で納得できればいいのだけれども、無制限にこどものいうがままにしてしまったり、通常しないこと、またすべきでないことまでさせてしまう「ゴネ得」の状態にしてしまうのは良くないということです。

ときどき、こどもがゴネたからといって通常あそばせないような、高いところに登らせたり、すべきでないことまでさせてしまう親やおばあちゃんなど見受けます。
これは「大人がこどもに負けた状態」です。大人を自分のいいなりにしたという経験は1度でもすればこどもは忘れることはありません。そしてそういう経験を重ねてこの時期を過ぎた子は、とても扱いにくい子になってしまいます。まあ、平たくいっちゃえば「わがまま」ってことだね。


自分の感情を認識させたりしても、収まらない、または認識できないという状態でさらに、理屈に合わないゴネゴネを続けるようならば、そのときは
(叱り飛ばすのではなく)「出来ないことは出来ない」ときっぱり言い切ってしまいましょう。ここで大事なのは言い切ったらもう泣こうがわめこうが一切譲歩しない気構えで伝えるということ。
大人が毅然とした態度をとることが重要です。
自己主張するのも感情を表すのも限度があると知ることも大事ですからね。

ただ、ときどき頭のいい子は、「もう一切譲歩しない、一歩も譲らない」と大人が態度を示すと、その前の話し合ったときにこちらが提示した「あと1回だけ滑り台すべったら帰る」とかいった条件を覚えていて、「ジャア、1カイダケオスベリシタラカエルー。ウェーン;;」とか言える子もいます(笑)。そのときの対応は各自におまかせ。まあ、その段階まで来るとこっちも煮えくり返っているから聞き入れられないかもだけどね~。


きっぱり「出来ない」と伝えるこの段階に至っても「テコでも動かない」というときは、あえてこちらの感情を見せるのも手です。普段からプンプン怒ってる人やヒステリーな人にはお勧めできませんが、ここまで感情的になるのを抑えてこられた人なら、あくまで制御された感情を(怒りにまかせるのではなく)いれて話す。(平たくいえば怒っちゃうってことかな?)
大人に感情があると知るのも1つの経験です。
まあ、こどもは「叱る必要がそもそもあまりない」というのが僕の持論だけどここにいたるまで(ある程度)落ち着いて対応できたのならば、いいなりになっちゃうより、怒るなり、無理やり連れて帰るというほうが良いと思うからです。また、上でも言っているように感情を出していいのにも限度があるということを知ってもらいたいからでもあります。


成長期のこどもの様子にはいろいろなものがあります。ここで書いたやりかたでは対応しきれないものもあると思います。ですが、気をつけなければいけない点、基本的な関わり方の姿勢はこれでいいかと思います。まあ、こどもも親も百人百様ですから、他にもいろいろあると思いますがその点は臨機応変に対応してください。
ここで書ききれなかったこともたくさんあるので、内容の質問とか「うちの子はこうなるんだけどどうしたらいいだろう?」とか聞きたいことがありましたら、いつでもコメントとかに書いてください。わかる範囲でお答えできたらと思います。


こどもに自分の感情を知らせることや「あなたが○○だとわたしも○○になっちゃう」と大人の感情を伝えるテクニックは今回初めて書いたことですが、以前からこのブログを読んで下さっている方はわかるかと思いますが、基本的な姿勢はこれまで度々書いたように「こどもを尊重する」ことと「心のパイプをつなげる」ことの延長線にあるにすぎません。
つまり、「成長期」の対応もやはり普段からのこどもを尊重した関わりが大切になってくるわけです。
「成長期」真っ最中の人も、まだそれまで間がある人も普段からこどもを尊重して関わるといろんなところで子育て楽になるし、楽しくなりますよ。そして尊重されているこどもはとっても伸びます、なによりとっても可愛く育ちますよ~。
どんだけ可愛く育つかうちの子のエピソードを紹介したいけど、親バカぶりがばれるのでナイショ~~[壁]`∀´)Ψ


<おまけ>
上で紹介している、相手にその人自身の感情を認識させる、またはそれによって自分がどう思うかというテクニック、実は大人相手でもとても効果あるのです。
例えば、クレームがあって怒鳴り込んできた人なんかに、「そんなに大きな声だされたりすると、こどもが怖がりますから落ち着いてください」とか話すとちょっと冷静になれたりします。まあ、むしゃくしゃして誰彼かまわず怒鳴りたいみたいな確信犯的な人には効果ないんだけどね~。

ちなみに「こころの言葉」を使うのも大人相手でもとても効果あります。
「あなたのプロジェクトが成功して僕もとてもうれしかったですよ。いや~素晴らしかった」
とか、あとダメだしするのも
「こんな間違えだらけで書類通ると思ってるのか、やりなおせ」っていわれるより
「これだと書類もどされちゃうので僕困るんですよ、もう一度お願いします」って上司にいわれたほうが、ちゃんとやらなくっちゃて思えるでしょ~。
まあ、そういう僕は万年ひらだからいわれるばっかで関係ないんだけどね~~~(笑)

それではおやすみなさい~

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● COMMENT ●

No title

子どもに自分の感情を伝えるっていうのは確かにいいですね。
私自身の気持ちの整理にもなって落ち着けそうです。

ほんと、毎回勉強になります。

さっちんさん

さっちんさんのところはちょうど成長期だもんね~
すこしでも楽にのりきれるお役にたてれば幸いです。

No title

こんばんわ。
いつも拝見させて頂いてます。
いま、上の子が2歳8ヶ月で下の子が7ヶ月になりました。
上の子は2歳からすごく話せるようになり、同じくらいの子と比べても話す方です。今はほとんど普通に会話ができるくらいです。

最近上の子の反抗期?が強くどうでていいかよく悩みます。
1番の悩みは自分の気に入らないことがあると

「ふん!ママ嫌い!あっかんべ~~!!!」
といいます。家庭内ならまだかわいいで済むけど
お友達にもおかまいなくいいます。
もちろんおもちゃんも取り合いもありますが、なんでも「嫌い!!」
と言われるとお友達がかわいそうに思ってしまいます。
「嫌いより大好きのがみんなうれしいよ~」とか
「嫌いって言われたら悲しいよ」とか
「大好きって言ってる○○くんのが好きだな~!!」とか
伝えてますがまったくなおらず・・
彼の中で「いや」が「嫌い」に変わったんだと思います。

毎回そんな感じだけど児童館や公園にはいきたいというので
連れていきますが毎回お友達に「嫌い!!」ばっかりで
こっちもそのたびに
お友達やお母さんに謝ってるし、なんかいきたくなくなってしまいます。。

この前は「嫌いっていうならもう児童館いくのやめよう。お友達がかわいそう!」っていったら 
「お友達好き!児童館いきたい!」といったのでいきましたが
そんな簡単に「嫌い!」がなくなるわけでもなく・・・

どう対応していくのがいいんでしょうか・・??

下の子でのストレスとかもあると思い、なるべく上の子優先にしてるつもりですが。。
嫌い!って言って私に気をむかせてるのかな?とも思ったり・・
くすぐりも1日1回はやってたりしてるけどうまらないのかな。。??

なんかよくわからない文章になってしまいましたが。。
意見お願いします。

しおんママさん

「きらい」というのが口ぐせになってしまったんですね。

まあ、この成長期特有の姿といっていいでしょう。基本てきにはこの時期だけのことですので、あまり深刻に考えなくともいいかとは思います。

ただ、あまり度がすぎるというのも困るものですよね。


ところで、しおんママさんは「怒る」のって得意なほうですか?
得意っていうのも変だけど、つい子供に怒ってしまうというタイプでしょうか?

そうなら、これから書く事はあまり気にしないでください。


もし、怒ったり、感情を強く出したりするのが得意じゃないというのならば、もしかすると以下のことが参考になるかもしれません。


「魔の2歳児」カテゴリの記事のところで書いてますが、成長期は「感情をどこまで出していいか、どこでひっこめなければならないか」「感情のコントロールを学ぶ時期でもある」と説明しました。


大人の中には、怒りすぎてしまうという人もいますが、逆に感情を出さなすぎてしまうという人もいます。
「冷静に対処できる」という意味でならばいいのですが、場合によってはそれは子供にきちんと明確な自分の気持ちを伝えることがうまくない、という場合もあります。


成長期の子供は、親に感情を強くだしていく中で様々なことを学びます。
先ほど述べた、感情をどこまでだしてどこでひっこめるかというのもその重要な一つです。


大人がどこかできっちりと明確に線引きをしてあげないと、子供にとってはそれがわからずに、いつまでも出し続けなければならないという子供にとっても感情の袋小路にはいってしまうことがあります。


大人が本当に心から子供のその行動を嫌だ・困ると思うのならば、大人の側も感情を明確に示すということも、時に必要になることもあります。

平たく言ってしまえば、本当に心から大人がそれを嫌だと思うのならば一度怒ってしまうというのも、場合によっては子供に必要なこともあります。
怒ってばっかじゃよくはないけどね。

それで、子供としては「ああ、この行動はやりすぎだったんだな」と経験的に学ぶことができるからです。



↓ *感情を出すのが・はっきり伝えるのが苦手ではないとき。その他の要素・可能性。

他にももちろん考えられる理由はたくさんあるので、僕はそのどれとは断定できません。


例えば、下に赤ちゃんがいるということで、上の子にとっては我慢している部分があって、それがそういう形をとって出ているということも多分に考えられます。

または、普段、叱られたり・甘えられないことが多くて、その抑圧がそういったネガティブな形をとって出ているということもあるかもしれません。


そういったものであれば、最もいいのは、我慢していたり、甘えられなかったり、過度に抑圧されている部分を、受け止めて補っていってあげれば、そういったネガティブな形で出さずとも、よくなるという根本的な問題の解決ということがあげられます。


また、そういった「嫌だ」「嫌だ」という行動が出ているときは、そのへんを踏まえて対応することもできます。
↑のような原因があって「嫌だ」といっているのであれば、それにはその目前の理由とは別の、隠れたメッセージがあるのです。


それは「お母さんをこんなに困らせる行動をとっている僕ですら受け止めて欲しい」というものです。
いわゆる「ツンデレ」です。

そういう意味でなされている行動に対して、

>「嫌いより大好きのがみんなうれしいよ~」とか 「嫌いって言われたら悲しいよ」とか「大好きって言ってる○○くんのが好きだな~!!」とか


↑のような行動だと、子供は受け止めてもらっている実感を得られません。大人の理屈を押し付けているだけだからです。
なので繰り返し繰り返し、そのメッセージを出さなければなりません。


じゃあどうすればいいか、そんなに難しいことではありません。


「あ~~そうなんだ~」とまずは受け止めてみましょう。
子供だってその行動がいいことでないということはわかっているのです。だから理屈を教え込む必要はないんです。

「そうなんだ~」のあとはちょっと浸透するまで、暖かく見つめてまってあげましょうか。

そのあとで、ゆったりと「でも、私はあなたのこと大好きだよ」とでも言いながら抱きしめてあげましょう。


何度かそれを繰り返しているうちに、だんだんとその程度が落ち着いたものになってくるでしょう。
そしたら、「お母さんはあなたのこと大好きだから、そんなこと言わなくてもいいんだよ」とか「そんなこというよりも、素直に甘えていいんだよ」と少しずつ伝えて行ってみましょう。


ブログのどこかでも時々書いていますが、こういうのが「甘え方を教える」というものです。
ネガティブ行動に対して、素直にその原因の気持ちを出すことが子供自身からできるようにさえなれば、そのネガティブ行動をそのもの矯正するまでもなくなくなるのです。


とりあえず、思いついたところを書きました。
でも、ただの一般論と推測なのでしおんママさんの実際のところはわからないですよ。参考までにどうぞ。

No title

とてもわかりやすくありがとうございます。

やっぱりこの成長期特有の姿なんですね。。以前にも児童館の方に出てきたね~この時期みんなそうだよ~!!」とは言われてました。。

私は怒るのは苦手ではありません。
むしろ限界が早くてついうちグチグチいってしまったりしてました。
そのあと自己嫌悪になっての繰り返しでした。

私自身、きっと境界線がはっきりしてないんだと思います。
例えば「嫌い!」も昨日は怒らなかったのに今日は「嫌いばっかり言わないで!」と怒ったり。。

そんなことしてるから子供もどこまで出していいのかわからないですよね。。

自分の育児に自信がないのが出てるんですよね。。

まずは自分の中で境界線を作ってきちんと子供に示してあげないといけないですね。

そしてツンデレ!!まさにって感じな気もします。
今までも「帰る」っていって帰ろうとしたら「帰らない」の繰り返しを毎日何回もして子供は号泣。。最後には私も限界で「どっちなの!!もう・・・」ってなってしまってました。

まず受け止めてあげるっていうのを忘れてました。

「あ~~そうなんだ~」
「でも、私はあなたのこと大好きだよ」

まず実践してみます。
ついつい会話が普通にできてしまうのと、きちんと伝えてあげないといけないのかなと思って伝えてたりしてたけど
まず受け止めて抱きしめてあげるのが1番ですね!

もともと小さい時から確かにまわりの子よりは癇癪が強かったかもしれませんが「この子は本当に癇癪が強い」「よく泣く」とかいろんな人に言われ・・自分の育児が悪いからそうなってしまったのかとさえ思ったりしてました。

でもまず自分と子供を受け入れることが何より大事なんですね。

なんか内容がばらばらになってしまいましたがありがとうございました。

はじめまして!

はじめまして!一歳一ヶ月の子どもを持つ、みょごろです。

おとーちゃんさんのブロク、とても楽しく&大変参考にさせて頂きながら読ませて頂いております。

まだ全ての記事を読めないうちの相談で大変恐縮ですが、お手透きの時に返信頂けたら幸いです。

いつも楽しく子育てをしているのですが、主人と共に頭を悩ませてしまった事があります。

ママが料理を作っている時は、安心して待っててね!と子どもに伝えたいのですが、伝えるのが難しくて…

今まではおんぶをして台所に立っていたのですが、ここ最近は嫌がっておんぶもさせてくれません。この前は、おんぶすると激しくイヤイヤをしたり(歌やステップを踏んでも効果なし)、首をひっかいたりされてしまい、かなわんなぁ…と降ろしたら一人で遊んでくれましたが、その次からはおんぶもさせてくれず、「ママはお料理作るから待っててね」と伝えても大泣き。泣かせたままで手早く済ませて「終わったよ~」と言って抱っこしたらピタっと泣き止みました。かわいそうな事したなと言う気持ちと、仕方なかったんだと言う気持ちの狭間で自分の行動に自信が持てずにでモヤモヤ…。

今日はパパもお休みだったので、少し台所でお手伝いをしてもらいました。その時もベビーゲートの側で大泣き。パパがその姿を見て、どうにかならないものかなぁ…と一緒に考えてくれましたが、解決策が浮かびませんでした。

長くなってしまいましたが、おとーちゃんさんに質問です。

Q1 このような時、おとーちゃんさんならどう対応しますか?

Q2 うちの台所にはベビーゲートがついていますが、ベビーゲートについて、どの様にお考えですか?また、ベビーゲートを使わない場合、子どもにはどの様に危険を伝えたら良いでしょうか?
ガスコンロのボタンをいじられ、「ダメ」と言っても言い聞かせられなかった為つけたのですが、檻みたいで…。

どうぞよろしくお願いいたします。

みょごろさん

これは多くの人が経験することだよね。

ある意味では時間が解決してくれる問題でもあります。

なので、これをきちんと理解させて待っていられる子供にしなくてもいいわけです。


対応するときのポイントとしては、大事なのは大人の方の気持ちのあり方ではないかと思います。


子供の泣きなどに大人がオロオロしてしまうと、余計に子供はそのあいだの不安感というのがぬぐえません。


なので、大人が平然と「これは必要なことだからやっているんだよ」「心配することはなにもないんだよ」という気持ちでいることがあるかないかで、子供のようすも大きく違います。


子供がどんなに泣いていても、そのブレない気持ちから「いまあなたのご飯をつくっているんだよ、もう少し待っててねー」と笑顔で伝えられる。その結果、泣き止むかもしれないし泣き止まないこともあるでしょう。
それはそれでいいのです。そういった不安に感じて泣く姿というのも、自然なことであって決して子どもの発達上悪いことではないからです。


うちの場合も上の子は、そういうときに泣いたりしている時期もありましたが、そのように伝えながらやりすごしたり、どっかに書いた「にゃーー」をしたりして乗り切ってしまいました。
ときには、「いまはどうしてもしなければならないんじゃ~い」と振り切ってやってしまったりね。

大人の気持ちがブレなければ、子供もだんだんとそういうものなのだということが伝わっていくかと思います。

下の子の時は、お兄ちゃんが遊んでくれるせいもあったのか、もともとの性格なのかほとんどそういう姿はなかったかな。



ベビーゲートについてですが、これは安全危険に関することですから、必要があれば使えばいいと思います。

どこかで、うちはいらなかったということと、なくてもいいのではないかというようなことを書きましたが、

子供に伝えたり理解させたりすればいいことを、あらかじめ大人が物理で排除してしまうことが一種の過保護になるということを言いたかったのであって、安全柵自体が悪いというものではないです。

また、それを理解して待っていられる子がよくて、待っていられない子がおとるというものでもありません。
個々の子供に合わせ、必要に応じて必要なことをすればいいのだと思います。

No title

こんにちは!2歳7か月の娘を持つ母です。

もう、とっても勉強になります。

私から見るとたまに娘は過度なわがままがでて、(たとえば寝る前にジュースが飲みたいと1時間泣いて訴える)

言い聞かせることも難しく結局私が折れる、ということが出てきました。

怒ったり、放置したり、言いなりになったり、しまいには鬼の電話?に頼ったり、、、
娘の成長に対して、私が軸がぶれまくってしまっている状態です。

以前、子供が泣きわめいているときには交感神経が高ぶっている、と聞いたことがあったので、ぎゅうっと抱きしめたこともありました。でもそうしているときに顔を引っかかれたりするとこちらもかぁっと来たりして、
本当に最近の娘とのかかわりは悩みの種でした。

なるべく楽しく子育てしたい、楽しく娘と人生を歩みたい、と考えておりますが、道しるべとなりそうなブログに出会えてうれしいです!

成長期?について

こんにちは。
成長期の事で、色々考えていて自分で答えが出ませんので、質問をさせてください。
3歳4か月の娘を持つ父親です。

娘が何かで、スイッチが入ると「ママ」以外の受け入れができません。

食事も、用意しているときは良いのですがいざ食べる段階で私(父親)が手出しをすると、「ママしゃないと嫌~」っと叫び一切私を受け入れません。お皿をとったら、元の場所に投げるくらいの勢いで戻します。

お風呂に入るのも、3人で入ってもお母さんでないと嫌!!となると、頭を洗うのも、シャワーで石鹸を流すのも、湯あげで体をふくのもわめき倒すように泣きます。

着替えもそうです。
シャツ、パンツを着せるのもさせません。
泣き叫び、服を着せようものなら脱ぎ捨てます。

休日等、就寝前に「パパ、ご本を読んで」と来るので読んでいますが、実際に寝る段階になると、パパあっちに行って!!となります。

これも、凄い勢いで泣き叫びます。
癇癪もおこし手が付けられません。

私が、体のどこかを触ると、「パパが、触ったらかゆいの」と言って、触ったところをかきむしる様にかきます。

妻は、もうあっちに行っておいてといいます。
寝かしつけは妻がします(この状態でで私とは絶対に寝ません)。

どういった、対応が良いのか考えるのですがわかりません。

私は、基本的に甘やかせたと今は反省をしています。

この、成長期を上手(子供にとって最善の方法で)に過ごしていく方法はありますでしょうか?

りりままさん

もしかするとそういう姿はなにかのサインとして出ていることもあります。

子供が本当に望んでいることは、その「ジュースを飲むこと」なのではなく、親が快く思わないことを受け入れてもらうことで、自分が親から受け入れられているという既成事実を作りたいというような気持ちが無意識にそうしむけているなどということがよくあります。

こういうことは、そうなってしまう前にポジティブな積み重ねをすることでそのもの自体を解決出来る場合があります。

「先回りした関わり」でブログない検索してもらうと参考になる記事があると思います。

中村さん

こういう問題は、原因が非常に多岐にわたりますのでどのようにすればいいかということが安易に言えません。

例えば、女の子によくある(本当に小さな女の子には頻繁にあります)男性への抵抗感から、ご相談にあるような姿が起きているという可能性もありますし、



>私が、体のどこかを触ると、「パパが、触ったらかゆいの」と言って、触ったところをかきむしる様にかきます。

こういうことが、なんらかの発達障がいにともなってしばしばでることのある「触覚防衛反応」として出ているのであれば、そういう方面も考慮に入れて対応する必要があるということともなります。


また、書かれているように成長期としての姿が強く出ているだけかもしれませんし、

ときには、母親や祖父母が父親のことを悪く言っていたり、(大人は冗談のつもりでもということもあります)することから子供に父親への忌避感が植えつけられてしまったことが原因であるということも、このようなケースを引き起こします。


または、過保護や過干渉、甘やかし、いいなりなどの関わりが蓄積された結果として出ているのかもしれません。


これらの他にも原因となることもありますし、またこういったものが複合的にからみあって原因となっていることもあります。

そのそれぞれに対応が違うものですので、ここに書かれていることからだけでは僕からはなんとも言いようがありません。
できればお力になりたいのですが。


もし、なんからの育ちの上での・発達上の難しさや、発達しょうがいというものからの影響だとしたら、こういったお父さんとのエピソード以外にも、なんらかの気になる点や行動というものがでていると考えられます。
万一、そういったご懸念を感じるようであれば、そのときは早めに発達相談などを受けてみて専門家に相談してみることをおすすめします。


また、成長期としての姿であれば、別のところでお母さんに対してもなんらかの難しい姿がでていると考えられます。もし、そういうことがなくこのお父さんへの関わりだけででているのでしたら、それは成長期の問題ではなく、これまでの大人の関わりなどが原因という可能性も強くなってくるでしょう。

そういう場合は、『過保護と過干渉』のカテゴリや『相談』カテゴリにある「弱い大人」についての一連の記事などが参考になると思われます。

海外生活での子供のストレス

こんにちは!

子供の精神状態で悩みがありまして、調べているうちにこちらへ辿りつきました。記事を拝見して、自分のこころの助けに少しなりました。
ありがとうございます。

うちの子は以前はよく食べる子で、出汁だけのお野菜の煮物とかも好きな子でした。しかし、今月頭に韓国へきて、直後に2歳の誕生日を迎えて、1か月経った今、食べ物をかたっぱしから拒否するようになってしまいました。
フルーツさえあまり口にしません。


当初は見知らぬ土地での新しい生活のストレスなのかと思ったのですが、こちらの記事を拝見して、もしかしたらイヤイヤ期の本格的な到来なのかなとも思いました。

抽象的な説明ですが、もしなにか思いつくことなどあればシェアしていただけるととてもたすかります。

突然の書き込みで失礼いたしました。よろしくお願いします。

韓国滞在者さん

やはり環境の変化が影響するのはあるとは思います。

成長期で、生活の行動を拒否するようになるというのはよくあることですが、食べるというのは本来的な欲求にあることですから、あまり自己主張として拒否という行動はとったとしてもまったく食べないというのは、ないわけではありませんが、珍しいケースかなとは思います。


保育士としてはこういう場合、なにか身体の問題があるのか一応は考慮してみます。
例えば便秘などがあって、食欲不振になったりすることがこの年齢にはしばしばあることです。

そういった見極めをして成長期の行動なのかどうかを判断して対応するといいかと思います。

ときどき、食事はしないけど間食でお菓子はたくさん食べていたなどということもありますので、そういうところもチェックしてみるといいかもしれません。

少し暗礁にのりあげています。

いつも楽しく勉強させてもらっています。
我が家の愛しい息子は2才3か月になりました。

体も標準より少し大きく、おしゃべりはかなり進んでいて、かなり自分の意思を伝えることができるようになっています。
息子のイヤイヤはここにあるようにテコでも動かない、ではなく考えるより先に、私の言ったことと逆を言う、です。
たまにちゃんと?テコでも動かないこともありますが(笑)

お着替え(ハミガキ)しようか?→しない
このくらいなら、生活の切り替えになるので、まぁ嫌だろうと思うのですが、他の日常会話も全てが全ての時があります。

おはよう→おはようじゃない
消防車かっこいいねぇ→かっこよくないねぇ
一緒にあーそーぼー→あーそばないっ
そんな風にお話されるとママつまらないよ→つまるよ(これはさすがに笑いました)

1つ1つは大したことじゃないと分かっているのですが、自分の発信する言葉を全て否定で返されると、私のイライラが募り、ついつい声を荒げてしまったりすることが、最近続いてしまっています。
「ママの逆のことばかり言うの、ママ本当に嫌だよ、悲しい気持ちになるよ」
と、私が怒ってしまう前に、穏やかに真剣に話しかけたりもしました。
が、日に日に悪化してるような気がしてなりません。

普段はくすぐりをしたり、余裕がある時は抱っこもたくさんしてあげたり、息子の持つ器の大きさは分かりませんが、それほど満たされてないとは思いません。
機嫌の良い時はよく話も聞けますし、図書館が小さい声で話す場所、なども理解してくれる子です。

この、逆ばかり言う がスタートした時に、何かできる対応や声掛けなどありますか?

ママスケさん

こういう対応は正解というものがあるわけでもないことです。

この成長期の行動というのは理屈でやっているわけではないですから、対応のセオリーがあるわけではないです。


ひとつ基準があるとしたら、大人が正直であること誠実であることだと思います。

子供の行動が大人をイライラさせることであるならば、それを我慢することが必ずしも大人の取らなければならない対応ではありません。

その行動が大人を怒らせることであるならば、怒って見せることで子供はその行為がすべきでないということを、だんだと理解していくことでしょう。

子供の成長というのは全てが目に見えるわけではありません。


満たされているように見えないから、その行為が無駄というわけではありません。

成長期というのはそういうものですので、自分の子育ての方法が間違っているとか何かすべきことをしていないというようなマイナス思考にしてはいかない方がいいと思います。

ありがとうございます。

理屈の行動じゃない分、小さなことだから、私が心を乱さずにやり過ごせれば・・・
他に叱ったり、教えなければいけないことがあるから、細かいことでは怒りたくない・・・
などと思ってしまっていました。

ママがイヤなことは、イヤだと伝えるべきですよね。
ついつい、当たり前のことが息子のこととなると見えなくなってしまいます。。

いつも保育園の帰りは何して遊んだか聞いてしまっていましたが、過去記事を参考に「何が好き?」と息子に聞くようにしてみました。
嬉しそうに好きなものを話してくれる姿が、私の心も癒してくれています。
イヤイヤや逆を言う は まだ続きそうですが、好きなものを聞くような私の楽しい時間も少し意識して増やして行ければなぁと思います。

また子育て小ネタも楽しみに更新待っています^^
返信不要です。ありがとうございました。

No title

こんにちは。
こちらのブログに出会って1年以上がたち
迷ったときには、繰り返し拝見して
何度も助けていただいています。
ありがとうございます。
ただ、もう1年以上続いている息子のイヤイヤに
最近とても悩んでいて…コメントを差し上げました。

2歳3ヶ月の男の子、保育園に通っています。
イヤイヤが激しくて対応の仕方に悩んでいます。
例えば、お決まりのパターンなのですが
寝起きの悪い息子は、今日も朝から、大声で泣き叫びながら
「食べる」→「食べない」→「食べる」→「食べない」を延々繰り返して1時間以上。
いつもは、なんとか、言い聞かせて
(本当は食べたいんだよね、食べようね、椅子にすわろうね、などと言って、
半ば引っ張って椅子に座らせています)食べさせるのですが
今日は今までで一番ひどかったので
ついに私がキレてしまい、つい怒鳴って
「食べるの、食べないの、どっち??食べないのなら片付けるよ!」
と、結局、すべてのお皿を下げてしまいました。
その後、何度か「食べたい…」と言ったので
保育園の時間が迫っていることもあったので、いつもより少ない量を与えました。
食べた後も、また、ぐずぐず。
泣き叫びながら、おもちゃで遊びたい→遊びたくない→遊びたい→遊びたくない…。
それが一通り終わると
泣き叫びながら、保育園に行く→行かない→行く→行かない…。
これが毎日、ほぼ半年続いています。
夕方、保育園から帰宅してからは、
晩ご飯の時も同じように、
また、食べる→食べない→食べる→食べない…。
お風呂がイヤで、入りたくないと言ってまた泣き叫び、
おもちゃで遊んいて、電車が思い通りの位置にないからと言ってまた泣き叫ぶ。

入れ物の大きな子だと感じています。
繊細で敏感な子で、今も後追いをして、なかなか家事が進まないことも。
家の中でいっしょに過ごしていても、
私がトイレや別の部屋に行くと
「お母さんに会いたくなっちゃった」「お母さんに抱っこしてほしい」と
言って近くによってきます。
主人に家事を協力してもらって、
保育園の送り迎えには公園で遊んだり、家では大好きな電車をいっしょにしたり、
普段から「共感」を心がけるようにして
くすぐり遊び、まねっこ遊び、などもしているのですが…
なかなかうまくいかなくて悩んでいます。
毎回、ぐずぐずがはじまった時には、
まずは共感を心がけて様子を見てみるのですが
途中で根負けして、結局、声を張り上げて怒ってしまうか、
放ってそのまま泣かせておくかになってしまい、
後で自己嫌悪に陥って反省をする…といった具合です。
いつかこの状態から抜けられる日がくるんだと自分に言い聞かせていますが
なかなか「やりすごす」ことの難しさを痛感しています。

心配していることがあります。
お手上げになった私が困って言葉に詰まったり暗い顔をしている様子を見て
「お母さん、こまってる?」と心配してしまうことが。
がまんをしてしまう性格なので
自分の気持ちを溜め込んでいないかな、と心配になることがあります。
(お友達と遊んでいて、おもちゃを取られると、悔しさをぐっとこらえて、
目に涙をためています)
保育園では、時々、自分から先生に
「あかちゃんの部屋でお昼寝したい」と言ってお願いするそうです。
(先生は、息子の願いをかなえてくれているようで、うれしそうに、あかちゃんといっしょに寝るそうです)

とりとめのない文章になって申し訳ありません。
何か良い対処法があったらぜひおしえていただけますとうれしいです。
過去記事を何度も読み返して勇気をもらって実践しているのですが…
うまく行かず八方塞がりになっています。
どうぞよろしくお願いします。

ももたさん

以前、過去記事の中で2回か3回、「小さい子には、いいクセをつけるようにして、悪いクセはつけない」

ということを書いたことがあります。


>イヤイヤが激しくて対応の仕方に悩んでいます。例えば、お決まりのパターンなのですが

コメントのここからの様子は、むしろ大人がそのダダに付き合うことで、ダダをこねることをその子の習慣にしてしまったという可能性があります。


どうせきれるなら(僕は大人の本気を見せるという言い方をしますが)、もっと早い段階で大人が怒って見せて、子供に切り替えるきっかけを与えてしまったほうがよいかもしれません。

ダダに長く付き合うと、それはもう(もともとさして理由がないことならなおさら)その理由ゆえにゴネるのではなくごねること自体が目的となってしまって、子供の方も容易に切り替えることができなくなってしまいます。


遊びに関しても、保育園にいくいかないにしても同様に、大人がそれに付き合うことで、その行動を助長してしまっている可能性があります。


ダダに付き合うことは、必ずしも子供を尊重していることにはなりません。


それはどこまでいっても、ネガティブ行動です。



この時期の子供には、他者と関わる際にポジティブな出し方での関わり方を身につけることが大事です。

できるだけダダは短く切り上げるようにして

「ダダっこするんじゃなくて、素直に甘えてごらん」という関わりにもっていけるとよいでしょう。



子供の本当に求めていることは何かを考えてみます。

ご飯を食べないといいはることでしょうか、「食べる」「食べない」を繰り返すのだったら、それは本当の理由ではないことは明白です。

少食や拒食で本当に食べたくないのであれば、ほとんどを「食べない」という主張になるはずですね。

その他のことも同様ですね。

つまり、これらは上辺の理由です。

上辺の理由にいつまでも大人が振り回されていても、ちっとも解決はしませんね。



本当はなんの理由かというと、親に自分を受け入れてもらいたい・甘えたい、突き詰めてしまえばただそれだけのことです。
さらにつけくわえるなら、「保育園にいくよりも一緒にいたい」とか、「園で頑張っている自分をきちんと理解して欲しい」という心情もあるでしょう。


でも、子供は素直に甘えることを身につけさせないとそれはなかなかできません。

なので、ネガティブを打ち切って、ポジティブに変えるように大人が導いてあげる必要があります。



また、そこに環境や身体面の理由ということも加味されることがあります。

これはなかなか見過ごされやすいですが、年齢が小さい子は身体の影響が大きいですから、ここもチェックしてみる価値があります。l


寝起きが悪い子の場合など、睡眠時間の見直し(早寝)、それと起きてすぐ余裕のないタイムスケジュールだとイライラもしやすくなります。

余裕を持っておこしてあげるなども効果的なことがあります。




個々により対応はさまざまですが、例えばの対応例をあげておきます。


こういう場合ぼくは、「すべてを理解して大きく関わる」という対応をすることがあります。


まず、上辺の理由には大人は拘泥しません。

「わかったよ、朝はさみしい気持ちになっちゃうんだよね。お母さんだって本当はあなたと一緒にいたいんだよ。ぎゅーしてあげるからおいで。
ご飯のことでごねて甘えなくてもいいんだよ、いつでもちゃんとあなたのことを見守っているからね。
はい、じゃあご飯を食べたらまたぎゅーしてあげるからたべちゃいましょう。」


というふうに、大きな包容力でもって受け止めて、ダダに振り回されることなく、本当の子供の求めている部分に対して直接手を差し伸べてしまいます。


かなりこの対応は効果があると思うのだけど、おそらくダダを半年も繰り返してきた積み重ねをしてしまったので、すぐに思う通りにはいかないかもしれません。


まずは、もしくは同時に、ネガティブを早めに切り上げる対応をしばらく積む必要があるかもしれませんね。




ダダが強い場合の対応として、「自己開示」ということも挙げておきましょう。

子供がダダを繰り出してきたら、それに対等に付き合ってしまうのではなくて、「お母さんはご飯のことでそうやってゴネられると、イライラして怒りたくなってしまうからやめてちょうだい」

と、自分の気持ちを伝えることで、子供に考えさせ行動を選択させるという方向へ向けることをします。


それで自分から気持ちを切り替えられたり、少し落ち着いたり出来たならば、すかさずそこを認めていきます。

「わかってくれてありがとう」、「今日はイライラを抑えられてえらかったね」など


まだこの年齢は自分の感情をコントロールする力が未熟です。
このように大人が導いてあげることで、その部分を少しずつ伸ばしていく手助けをすることができます。




その他の関わりにおいては、「メリハリ」を持つようにするといいかもしれません。

子供の要求に合わせて無理をして子供につきあったとしても、子供はそれを感じるので結局のところそれでは満足しきれません。

相手をして遊ぶのならば、とことん気持ちよく。
相手ができないときならば、きっぱりと「いまは無理」。
そのかわり子供と向き合う時は、イヤイヤではなく100%子供に向き合えるということを、繰り返しによって子供が理解できるようになると、だんだんと姿も落ち着いてくることと思います。



いろいろ書きましたが、とはいえまだ2歳3ヶ月です。

これらが全てなにごともなくクリアできるようになるかといえば、それができたらスーパーチャイルドです。

ももたさんのお子さんができないわけでも、足りないわけでもありません。

まだそういう段階なのです。
なので、子供の成長が足りないのだとか、そういう方向では考えないでください。
できなくても当然なのです。

同様にももたさんに何かが悪いわけでも足りないわけでもありません。
そういうものなのですから、自分を責めるような意識も持つ必要はありません。

そう考えだしたら、それだけ子育ては難しいものになってしまいます。

成長や時間が解決することもたくさんあります。


とりあえずは、ネガティブを減らしポジティブに変えるような関わりを意識してみるといいと思いますよ。

ありがとうございます

体調が思わしくないとのことですが、その後、いかがでしょうか。
そんな中を丁寧なお返事をいただきまして
ありがとうございます。

正直に申しますと、
いただいた内容を読んだ時に
アドバイスのどれもすでに実践していたつもりだったので
さらに閉塞感を感じてしまいました(すみません…)。
ただ、息子はネガティブ(イヤイヤ)が「癖」となって身についているということに
気がつくことができました。ありがとうございます。
心を改め、今後も、おとーちゃんさんのアドバイスを試してみたいと思っています。

さらに質問をよろしいでしょうか。
息子の癖で、人にお願いするときに(物をとってほしいとき、何かを食べたいとき、など)
怒ったり泣いたりして言う癖があるのですが
その度に「そんなふうに怒ったり泣いたりして言わなくていいよ。かわいく言ってね。にこって笑って言ってね」と伝えます。
調子の良い時には、がんばって笑顔を作って言い直してくれるのですが
感情が高ぶっているときには、「かわいく言わない!怒って言う!」とヒートアップしたり
「泣いて言うと、お母さんが(ほしいものを)とってくれない〜!」と泣きわめいたり
それを何度か繰り返していると今度は私が感情を爆発させてしまう…
そんなことを一日中繰り返して、
毎日、怖い顔で対応してしまう日々です。
癖を直してあげたいし、こちらの意向を変えることのないようにと思っているのですが
一日中同じようなやり取りの繰り返しで
息子の心は大丈夫でしょうか。
どうやら、この対応をするようになってから、保育園でもイヤイヤがひどくなったようです。
普段は受容を心がけて、たくさん抱っこをして「大好き」を伝えています。
朝は早起きをしてゆったりとしたペースで支度をしています。
保育園の送り迎えの時には、毎日、行きと帰りに、
30分〜1時間程度、公園などで大好きな電車遊びをしています。
休日も近所の公園や図書館に出かけたり大好きなブロックを思う存分やったりと
なるべくゆったりとした時間をとっています。

お返事は、いつでも結構です。
まずはお体がよくなりますように。

どうぞよろしくお願いします。

ママスケさん

おとーちゃん 横ですみません。
ママスケさん、ずいぶん前のコメントで、もう解消されているかもしれませんが…
さかさことばの絵本で逆に遊んでしまってもいいかも~
「さかさのこもりくん」シリーズ あきやま ただし さん
うちの娘も同じような時期、ありましたありました。
この絵本楽しいですよ。

ももたさん

子供のネガティブな出し方をそのまま黙認・許容しないというのは、よほどの例外のケースでなければこれはもう基本といっていいでしょう。

ですので、原則的には前回の返信にあげたことが、僕から伝えられる一般論としての範囲での全てです。

あとは個別の部分の問題が大きくなっていくことでしょうから、保育園に通っていらっしゃるのでしたら担任の保育士などと相談して進めていくのがいいかと思いますよ。


ただ、関わる歳のポイントとしては、くどくど・しつこく言わない、子供を誘導しようとするよりも、子供に考えさせるように仕向けていくといいというのがあります。

具体的には、「待つ」という部分を意識するということでしょうか。


子供がヒートアップしてしまったようなときは、それに合わせて対応していって大人もヒートアップしてしまうよりも、放っておいて自分で感情を落ち着かせることや、考える間を持たせたりすることがいい方に作用するかもしれません。

No title

おとーちゃんさんのブログってすごいですね(≧∇≦)

プラスの関わりマイナスの関わりのコメントを書いた後で、過去記事を読んでいたら…
いままさに私が困っていたことの答えが!

みょごろさんのコメントとおとーちゃんさんの答えが、もう、今の悩みにマッチングです!

プラスの関わりマイナスの関わりのところでコメントした制止をさけるための対策っていうのが、まさにこれで…
うちも構ってーのアピールに加えて、IHのスイッチをパチパチしようとするんです。「困るからやめて!」と手をどけるとニヤニヤと喜ぶ息子との悪循環を断ち切りたくて、IHのスイッチ周りに障害物を設置していたんですf^_^;

ベビーゲートは片付けることを考えるとあまり買う気はなかったのですが、障害物を置いてあるのもすごく不便なので、現在検討中です。

口で伝えることを放棄して、あらかじめ物理的に排除することの危険性というのも、確かにありますね!
私も陥ってたような気がします。

なるほどなるほど…
なんかコメント欄も読み込んでいたつもりだったんですが、見逃していたのかしら…

そこかしこに、いろんな悩みの抜け出し方がちらばっているおとーちゃんブログにおもわず感動して、連続してコメントしちゃいました!

No title

こんばんは。はじめて質問させて頂きます。
悩みは、2歳半の娘が三ヶ月前くらいからお友達を叩いたり噛んだりすることです。おもちゃの取り合いや、自分の物を壊された、自分の行きたい所に人がいて行けないなど理由は分かる時ばかりです。叩いたことを止めた後でも、怒りに震えていたり、睨みつけたりしていて、イーっとなるみたいです。私は、まず相手にしっかり謝り、娘を落ちつかせたら、⚪︎⚪︎がイヤだったね、⚪︎⚪︎とお口で言ってみようね、叩いたら痛いからね。という感じの対応です。
落ちつく時もあれば、叩きたいんだもん!イヤなんだもん!お友達嫌いだもん!と叫んで泣くこともあります。

娘は、言葉がすごく早くて人を笑わせるユーモアがあります。絵本が大好きで暗記して抑揚をつけて披露したり、ごっこ遊びでも入り込んで感情豊かにしたり、人形劇で主人公が風でとばされたら大泣きしたり、夕焼けにしみじみしたり、歌やダンスが好きで一日中しゃべり通している賑やかな子です。感受性が強いと思うので、嬉しいことなのですが、私にとってはこれが、子育てを難しくしている気がしています。

月に3回くらい一時保育に入れていますが、いってきまーすと離れ、迎えに行っても、あ、ママ、おかえりーみたいなあっさりした感じで、こちらがさみしいくらいです。すごい楽しそうに走り回ってました。
そんな感じで、しっかりしている反面、おっぱいはなかなか減らず、家では甘えん坊で、私の方も受け入れてしまっている状態です。赤ちゃん扱いしすぎでワガママなんでしょうか?

私は仕事をしていませんし、子供とは思い切り遊んでいます。泥んこにもなるし、絵本もたくさん読むし、山や川にも行きます。主人もよく相手をしてくれています。
主人がアメリカ育ちなのもあるのか?、スキンシップや愛情表現もしっかりできていると思うし、娘もニコニコして、だーいすきとか楽しいねーとか、幸せそうです。

イヤイヤは結構激しいです。ごまかしも通用しなくなってきたので、説明して、彼女の意見も聞いて、納得させてから行動するという面倒な感じの繰り返しですが、できるだけ気持ちに寄り添っているつもりです。

でも、最近は、この子供のことを待ってあげて、とかいいと思ってしてることが、あまやかしになっているのかなとか、友達を叩いた時も、怒鳴ったりはしないで、まず気持ちを聞いて、痛いからと説明してとやっているのが優しすぎるのか、甘いのかと、自信がなくなってきました。
でも、娘は私が相手の子供や親に謝るのを見て、自分の手を噛んでみたりしているし、叩いたらダメだよね、と家で急に聞いてきたり、よく分かっているけどやってしまうようで、その姿を見ると、やってしまった娘も傷ついているんだと感じてしまい、あまり強く怒れなくなってしまいます。
やはり、弱い大人でしょうか。
家での姿とあまりに違う暴力的な娘に、子育てが分からなくなっています。娘には、今は支援センターとか行くのがストレスになるのでしょうか?
工作や絵の具やハサミなど大好きでよくしますが、自発的に興味を持ったものしかさせてないし、あれこれ指示したりはしません。
オムツも食事もお恥ずかしいですが、全然ちゃんと取り組めてなちのんびり親です。
どこかで無理させてるのでしょうか?
ストレスがあるのでしょうか?


とらさん

噛みつきにもいろいろな原因というものがあるのだけど、コメントを読んだ限りでは成長期としての姿かなと感じます。

そうであるならば成長の一段階です。
ひとつには時間が解決するでしょう。

どう対応すれば正解というのはわかりません。
でも逆にどう対応したら失敗するというわけでもないので、自分の関わりが弱すぎると感じるのであれば、強くしてみてそれで様子をみてみたりしていいのではないかと思います。
子供はそれぞれですから、その子その子に合わせて試行錯誤するしかありません。

優しく関わることには優しく関わることの利点が、強く関わることには強く関わることの利点があります。逆にそれぞれの欠点もあります。
それらを試行錯誤して実地に自分の子育てに当てはめていかなければならないわけです。

ひとつ、もしかするとと思うのは、優しく関わるにしてもクドイのはよくないということです。
クドクドというのは単なる過干渉に終わってしまうことがあります。
優しく言おうと思ってくどくなるくらいならば、よほど強く一回にしてしまったほうがいいということもあります。



>での姿とあまりに違う暴力的な娘に、子育てが分からなくなっています。娘には、今は支援センターとか行くのがストレスになるのでしょうか?

成長のひとつの姿ですので否定的に捉える必要はないでしょう。
ストレスになっているようならそのときはやめればいいだけのことです、先回りして心配を重ねていくことはあまりいい結果をうみません。


マイナスの姿がでているときはどうしてもマイナスの姿を改善しようとそこに目がいってしまいます。
それで解決する場合もありますが、そうでないことも成長にはあるものです。(年齢的な・内面的な発達が必要だったり、実地の経験が必要だったりなど)

マイナスが気になってしまうけど、そんなときはそこをどうにかしようと悩むよりも、プラスを多くすることを考えていくといいこともあります。

可愛がったり、一緒に楽しんだりの共感や肯定というものを増やしていく関わりです。

悩んでいます

今、2歳6か月の娘のことで相談させてください。
4月から保育園に通い始めたのですが、通い始めて1週間後から保育園へ行くのが嫌だと言うようになりました。
そのあたりから、お風呂に入らない、オムツを替えない、歯磨きをしない、着替えをしない、手を洗わないと、特に清潔行動の拒否が激しくなってきました。
その拒否の仕方も、娘の精神がおかしくなってしまったのかと思うくらいの、泣きじゃくりようでした。最初は、保育園のストレスがあるのかなと思い、娘の「嫌」と言う気持ちを受け止め、おおらかに見守っていました。
「替えたくなったらママがお手伝いするから言ってね」と声をかけて、娘が清潔行動を取るのを待っていました。しかし、娘の気持ちが一向に変わることはなく、「嫌」の一点張りで、待っているだけではいけないと気がつきました。
保育園に毎日頑張って行ってくれる娘の姿を見ると、辛くなり、娘の前で大声を出して泣いたこともあります。でもその裏で、わたしの泣いている姿を見たら、娘のイヤイヤも少しは変わるかななんて期待もしていましたが、それでも娘は変わりませんでした。
ついには、言うことを聞かない娘をみていると、今度はイライラしてきてしまい「それなら勝手にしなさい」と突き放したような態度をとったり、大きな声で脅したり、嫌がる娘をよそに、無理矢理オムツを替えたりしました。
これは虐待だよな、でも自分の心も限界にきていると感じます。
保育園に入る前は、娘がしたいといったことは、出来るだけしてあげて、のびのび育てていたつもりですが、結局、それが娘のワガママになっていたのかなと思ったりしています。


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