絵本の楽しみ方 - 2010.01.24 Sun
きのうのおまけくらいなものですが、昨日書き終わってから思い出したのでつけたしです。
絵本は幼児期にしかないメルヘンの世界を与えてくれると以前書きましたが、
さらに、そのメルヘンをさらに深くたのしめる方法があるのです。
そしてメルヘンを楽しめる子は想像力が大きく育って、あそびも上手になると思います。
その方法とは・・
いろいろ絵本を読んでいるとこどもがよく楽しめる本ってできてきますよね。
そういった本のお話を実際にやってみるのです。
そうすることでただの絵本の読み聞かせから、『再現あそび』『劇あそび』に発展させることができます。
ようするにどんなことかって言うと、絵本のお話をおもちゃとかでやってみるの。
例えば有名な『はらぺこあおむし』だったら

(↑「はらぺこあおむし」にはいろいろなサイズ違いなどが出版されていますが、これはボードブック版。サイズはちいさくなりますが、丈夫で見やすく小さい子でもページがめくれて扱い易いです。何度も繰り返しよめる本なのでこちらがおすすめです。)
色のついたボールやお手玉などを、作中にでてくるリンゴ・イチゴやオレンジなどに見立て、指をあおむしに見立てて
「にょろにょろにょろ~月曜日リンゴをひとつたべました。 パクパク」などとやって見せるのです。
絵本を台本に人形劇をするような感じだけど、原作どおりにやる必要なんかないのね。
あくまであそびだからいろいろ自由に楽しめるのがいいよ。
「ニョロニョロ~火曜日、○○ちゃんのほっぺを食べました~パクパク」とかでもとっても楽しいね。
そんな風にすると顔遊びにもなっちゃったり、小さい赤ちゃんにもやってあげられるね。
そのうちね、こどもも真似して自分で再現遊びするようになるよ。
そしてこの見立てて想像して遊ぶっていうのは、ものすごくこどものちからになります。
お母さんが裁縫得意だったりしたら、フェルトとか毛糸とかで「あおむし」や「りんご」「オレンジ」なんかつくってあげても素敵だね。この本に限ってならあおむしのフィギュア付きの絵本も売ってるけど。
でも、基本は見立てるのが大事だからそんなのなくたってちっとも問題ないよ。
最近では、おもちゃがなければ遊べない子、おもちゃがあっても遊べない子がとても多くなってきているけど、本来こどもはなにもなくても想像したり、工夫したりして遊ぶちからがあるんだよね。
こういうあそびを覚える以前に、刺激のつよいものにさらされてそのちからが伸びなくなっちゃったんだね。
もうひとつの『劇あそび』というのは、こんどは自分が絵本の中の役を演じて遊ぶもの。
『劇あそび』はある程度年齢があったほうが楽しめるかな。2歳くらいからできる子もいるし、3~4歳ならばみなとっても楽しめるでしょう。
僕がよくやるのは『おおきなかぶ』ごっこ。みなさん知ってますよね『おおきなかぶ』↓です。

話が単純なのでウチでは2歳くらいでやってました。
人数が大勢でもできるので職場の保育園でもとっても楽しんでいます。
これもあそびなので話を正確にやる必要なんてないんですよ。こどもといっしょに作ってけばOK。
最後おみそしるにして食べちゃったりね(笑)。
さらにこれ特別バージョンがあるんです。
それはこどもをカブにしちゃうの!
バスタオルや毛布など、その子の体重で切れない布に寝かせて両端をもってカブにします。
何度か「うんとこしょ、どっこいしょ。それでもカブはぬけません」をしてから、
「やっとカブはぬけました~」で持ち上げてあげます。
別に持ち上げた後がんばって振り回したりしなくていいんですよ~。
持ち上げてもらうまでのワクワク感でとても楽しめますからね。
下ろしたら、手を包丁にして切って食べちゃったりしたらさらに大喜び。
「もっかいやって!」と言われるのは間違いなし。腰をいためないようにしましょうね・・・
絵本>>劇あそび>>身体をつかったあそび
に発展させてみました。絵本はほんとなんだっていいんですよ。
我が家のわたくん(4歳)は、この頃大人がご飯の準備などで遊んであげられないときなど、ぬいぐるみなんかを使って『どうぞのいす』を一人で再現遊びしてます。
自分だけのメルヘンの世界に浸って遊べるのってほんと幼児だけの特権だな~って感じます。

こんなところで今日はおしまい、おやすみなさ~い。
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参考になります!
素が屋さん
そうですよね、何歳だって楽しいものは楽しいですもんね。
> 次回の更新記事に
> ぜひこの記事の内容をとりあげたいと思うのですが、
> 許可いただけないでしょうか?
はい、別に僕のほうは差し支えないのでぜんぜんかまわないですよ。
ご自由にどうぞ~
感謝☆
早速、明日にでもアップさせていただきますね~
2歳の我が子も
人形劇みたいなものもやっているんですが本人も登場人物に入っていてお人形と会話しては「ママー!アンパンマン〇〇なんだって!」と言いに来ます。
実はそれを見ていて、最近私が忙しいことや環境が変わったこともあり寂しいのかな?と心配になっていましたが大丈夫でしょうか?
それと、絵本のシーンの再現は必ず私がいないとダメなんですが私が途中で嫌になってしまい(すみません、、)、もうお母さん疲れたー!違うことしよー!と言ってしまっていますが、そういう風に言うことは大丈夫なのでしょうか?
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それ以下の子どもとは
長い時間、一緒に過ごしたことがないんですよね。
だから、とても参考になります。
それに、3歳以上の子どもにだって
同じことが言えますよね。
次回の更新記事に
ぜひこの記事の内容をとりあげたいと思うのですが、
許可いただけないでしょうか?
僕もちょうど考えていたことがあって、
リンクしていますので。
よろしければ、ご検討ください♪