ワークショップ第一回「かわいい子に育てる」を終えて - 2015.01.09 Fri
ブログ上では、11回にも渡ってしまいましたが、これは実にワークショップ1回分(1時間強)の内容なのですね。
多少削ったところ、足したところはありますが、かなり忠実にワークショップでお話ししたままを文章にできていると思います。
これをやってみて感じるのは、実際に生でお話しして伝えることがどれほど伝えやすいか、文章にして伝えることがどれほど難しいかということです。
話すとあっという間ですが、文章にするとずいぶんと長くなってしまいます。
さすがに全六回を文章化するのは、厳しそうです。
直接お話しするのであれば、相手の反応を見て、話を掘り下げたり、補足をしたりということがその場その場でできますものね。
これはちょっとしたことのようで、やはり大きいです。
今回のワークショップでは、実は「受容」に関するお話しが含まれていません。
これは、体験会としてワークショップとは別に設けた回で、「受容」について詳しくお伝えしてしまったからです。
「受容」に関するお話しは、このたび出版した
『保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」』
の中でかなり詳しく述べられたかなと思います。
ワークショップでは、その次のところが伝えられるようにと内容を組み立てました。
その次のところというのは、このシリーズで述べた「かわいい子に育てる」であり、もうひとつは「自立」=「自律」についてです。
このたびのワークショップは、当初は一応、その回のテーマについて45分間、遊具や絵本の紹介で15分間くらいと決めていたのですが、なんだかんだテーマだけでも毎回、1時間15~20分はお話ししているかな。
また、その後にフリータイムとして、参加者の方同士で交流してもらったり、僕の方にもざっくばらんに質問してもらったり、子育ての相談があれば気軽に話していただいたりしております。
お弁当持ってこられた方は一緒に食べたりとかもね。
僕も、ほんとくつろいで参加させてもらっています。
なかなか、このように人数や時間に余裕を持って行える、子育てワークショップはないかと思います。
最初は7名定員の予定でしたが、参加希望の方からたくさんの申し込みをいただき、急遽、午前午後の二部制にして倍の定員にしましたが、それでもオーバーしてしまった方にはお断りしなければならなくなってしまいました。
そんな経緯もありまして、このワークショップはまだあと2回ほど残しておりますが、同様の子育てワークショップを、今年の春と秋に2シーズン行うことを計画しております。
それにつきましては、詳細が決まり次第、またお知らせいたします。
前回、参加できなかった方、これから参加してみたいという方、どうぞ続報をお待ち下さい。
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● COMMENT ●
聞きたい!
ワークショップあれば参加したいです☆
半年ほど前から楽しく読んでいます。なかなか読みきれないのですが(^_^;)
特に普段の良い関わり方と、注意の仕方がとても参考になります。
本も、赤線引きながら読みました(*^_^*)おもちゃの取り合いなど、ありがちな状況での具体的な対応が書いてあって良かったです。
おとーちゃんさん、保育士さん養成学校とか作ったらどうでしょう?現場実習できる附属保育園つきの。そうしたらステキな保育士さんが世の中に増えるし、いいなぁと勝手なことを思いました(*^_^*)
ワークショップ、ぜひ次回参加したいです!
4月で育休を終えて復職予定なので、平日だと難しいですが…泣
土日にも開催されたらぜひ行きたいです!ご家族との時間もあるとは思いますが(>_<)
次回の予定はこのブログにアップされるのでしょうか?楽しみにチェックしていますね。
以下、長文ですみませんが、おとーちゃんさんのブログを読んでの感想?とお礼です。
自己肯定感などの記事を読み、自分自身の育ちについても考えさせられました。
私は幸い親にとても大事にされ、認められて育ちました。自己肯定感も高い方かなと思いますが、それがこんなに大切な事だと初めて知りました。
ただ念願の子どもで一人っ子ということもあり、母は教育熱心で過保護過干渉でした(^_^;)
思春期はずいぶん反発し、大ゲンカしましたが、それも正常で良い事だったのですね。それでも親の期待に応えて(自分の希望でもあったのですが)高学歴で大企業に就職しました。その後、仕事へのモチベーションが持てず、そのこと自体に劣等感・罪悪感を感じて悩んだ(今でも)のも、親の期待に応えてきたのも一因かもしれないな〜と思いました。
親は好きだし感謝していますが、私は子供に過干渉にならないように気をつけようと思います(^_^;)
おかげで、今のところとても楽しく子どもと過ごせています。感情がハッキリしてきて、まてまてー!と追いかけるとキャーッと大喜びしたり、遊んでくれるのを期待してこっちを見つめたりするのが、可愛くてしょうがないです。絵本も大好きで、読んでーと持ってきます。機嫌が悪い時に甘えたくて持って来ることもあるみたいですが。
まだ1歳1ヶ月なので、大変さが出てくるのはこれからだと思います…すでに行動範囲が広がり、こんな小さなことで、というような事で迷っています。
すぐコタツに乗ること、本棚から本を散らかすこと…注意し過ぎない方がいいのかな、でもダメな事ははっきり嫌だよと言った方がいいかな…注意するならするでいつも統一しなきゃ、など。止めさせるとキーッと怒って泣いたりするし…イライラしてしまいます(>_<)
他人事ならそんな事いいじゃん~と思いますが(^_^;)
コタツからおりてね、ここは困るよ、と言って待ったら、たま~~に降りてくれます(^_^;)
なかなかおとーちゃんさんとむーちゃんのようにはいきませんが、楽しく頑張ります。
長々と乱筆乱文すみませんでした。
これから保育園も始まり、仕事との両立もとても不安ですが、悩んだらまたおとーちゃんさんさんのブログと皆さんの相談を頼りにします。
お忙しいとは思いますが、これからもブログを楽しみにしていますね☆
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新聞での紹介に重版、とすごいですね!
お父ちゃんさんの育児コラムとか新聞で読めたらいいのになあ、と思ってました。(パパが読むから!笑)
いつかそんな日も来ますように。
この記事の自立(自律)のお話も聞きたいです。
受容で関係を深めたあとのそれから、気になります。
開催地、遠いかな〜。
それとそれと、本読みました!
思っていた以上に内容盛りだくさんでびっくりでした。
受容とは、受け止めること、受け入れること、のくだりに、はっとしました。ちょっとごねごねが強く出ていた娘の気持ち、受け入れていなかったかも、って。
気付いたら早かったです。また好転させることできました〜。
なかなかないです。こんなに気付きをもらえる本。
いい本に出会えてよかったです!