努力・自己犠牲・感謝という道徳観について vol.1 - 2018.06.25 Mon
【4コマ】ありがとうが薄れる(ハフィントンポスト)
この4コママンガを読むと、おそらく多くの人が共感するのではないでしょうか。
もしこれに反論する人がでてきたとき、その人たちは「なんて冷たいことを言う人なんだ」という印象を持つ人も少なくないことでしょう。
「しつけ」の誤謬(ごびゅう) - 2018.06.22 Fri
「ごめんね」が言えないケースについての対応
その中のひとつ、ゆりこさんからいただいたものがその後の『「過干渉」という病 』の記事と関連してちょうど考えていたことだったので、それを少しまとめてみました。
「過干渉」という病(背景にあるもの) - 2018.06.18 Mon
なぜ過干渉になってしまうのでしょうか?
これには明らかな理由があります。
「過干渉」という病 - 2018.06.04 Mon
の記事には、さらにたくさんのコメントをいただいております。
そこで述べたのは、大人が正解を子供になぞらせるような干渉をせずに、子供を成長させていく実践的なアプローチでした。
そこから読者の方が見えてきたのが、ご自身や、周囲の子育て中の人や、保育・教育施設における、大人の強い干渉による正解を子供になぞらせている、力わざの子育て、保育・教育の実態でした。
保育園で幼稚園で学校で、そして家庭で。
このことが、現代の子育てにおけるもっとも大きな問題点といっても過言ではないでしょう。
「しつけ」子育てのおちいり易いところ - 2018.06.01 Fri
これは、ある意味日本の子育ての必然です。
女性蔑視と子育て - 2018.04.24 Tue
世界的にもme tooの機運からセクハラに本気で取り組む時代になっていますが、この問題が前進することで結果的に子育てが多くの人にとって「いいもの」となる方向に行くことでしょう。
そして、このことはさらに男性にとっても生きやすい世の中になるであろうことも同時に感じます。
例えば、いま男性も就労の中で、ものすごい苦労を強いられていますよね。
公的教育費の対GDP比率 国際比較統計・推移 - 2017.12.30 Sat
今年はまだされていませんでしたが、紹介します。
公的教育費の対GDP比率 国際比較統計・推移
https://www.globalnote.jp/post-1479.html
addictionとconnection - 2017.12.29 Fri
先日、ある心理カウンセラーの方のお話をうかがいました。
その中で、「依存症を英語でaddictionといいますがその対義語は、実はconnectionなんです」と聴きました。
「依存」の反対にあるものは「人との関わり」というわけです。
食卓とコミュニケーション - 2017.12.28 Thu
子供は目で学ぶ - 2017.12.13 Wed
大人が当たり前のようにするようになって、子供が真似するのも時間の問題と思っておりましたが、やはり来てしまいました。
事故が起こらないことを祈るばかりです。
トロフィーチャイルド - 2017.09.14 Thu
『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』書店に並ぶのは10月上旬だそうです。
また、出版に合わせまして編者の今一生さんによる虐待防止講演会が、全国ツアーとして各所で開かれます。(神戸、札幌、大阪、福岡、八王子、名古屋)
僕も予定を調整してできたら10月28日(土)八王子で開かれる講演会にうかがいたいと考えています。
逃げること、自分を守ること vol.2 - 2017.09.10 Sun
その記事やTwitterを見て、「そんな風に子供に逃げていいなんて軽々しく言わない方がいいのではないか」とか、「頑張らせることを教えることの方が大切ではないか」と感じた人もおそらく少なくないことと思います。
逃げること、自分を守ること - 2017.08.31 Thu
テレビゲームに子供を向かわせる本当の理由 - 2017.08.26 Sat
さまざまな議論や視点があるのだけど、一点だけどうにも見過ごされているところがあり、むしろそこが実のところ目に見えない大きな原因になっていると僕には感じられるところがあります。
今回はそれについて述べたいと思います。
お盆休みに見る男性の育児参加意識 - 2017.08.15 Tue
最近はサービス業のみならず、多様な職種でもあまりお盆に休みを取らないところも増えています。
また、夏休みをずらして取るといった方も多くなっているようです。
ですから、お盆といっても保育園はあまり子供が変わらず登園しています。
ただ、このあたりは地域性などによって変わってくることでしょう。
一方で、仕事はお休みなのだけど子供を預けてしまおうという人がいるのも事実です。
その気持ちはわかりますが、それも程度の問題ではあります。
昨日のブログ記事と「いじめに荷担する教員」の関係性 - 2017.08.07 Mon
また、いじめの被害にあっている子に、
「あなたの我慢が足りない」
「あなたにも悪いところがある」
「あなたの努力で解決できる」
「あなたがわがままを言わなければ丸く収まる」
といったやってはならない指導をするケースも後を絶ちません。
恥ずかしい言葉もこともなげに - 2017.05.12 Fri
「頑張る」ということ - 2017.02.10 Fri
どうも今回のこの記事でブログ通算1,000記事目になるようです。
よく続いたなぁと自分でも思いますが、どうしてそんなに続いたのかと問われれば、「書きたいことがあったから」というのが実際の所なのだと思います。
これが「ネタを探しながら」であったらこんなに続けることはできなかったでしょう。
[『大人は「結果」を作り出したくなる』のお話からふたつのこと ]の続きも書きたいなとは思うのですが、1,000記事目ということでちょっと子育ての根っこに関わるお話をしたいと思います。
それが今回のテーマ『頑張ること』です。
「子供と過ごすことに楽しさや喜びを見いだせるかどうか?」 - 2016.09.28 Wed
できればコンスタントに更新したいのだけど、しっかりとした文章を書く頭の余裕がないので、今日はつぶやきてきに思ったことを書いておきます。
日本人と「自己犠牲」 - 2016.08.23 Tue
巷(ちまた)からも「どのみちいずれ消費税を上げなければこれからの日本の経済状態は立ちいかないのだ」といった声が出ているのをよく耳にします。
僕は経済についてはまったくの素人なのだけど、この考えは必ずしも否定するわけでもないけれど「本当にそうなの?」という気持ちがついてまわります。
現在、企業の持つ内部留保金は過去最大と言われ、企業自体は潤っています。
一方で、市民にとってはここ最近の明らかな物価高、公共料金の相次ぐ値上げ、安心感を持てない就労状況や、将来の年金制度に対する不安などなど、短期的にも長期的にも経済的な不安感、圧迫感は拭い去れません。
つまり、市民は豊かでなくなりつつあるのに、そこからさらに取るという話になっていて、大企業にはお金が余っているのにそこは手付かずという施策であるように感じます。
また、お金が無いと言う割には、作る前から利用者が少なく赤字になることがわかっている空港や、新幹線、高速道路、その他などなんの見直しもなくいまだにたくさん作られています。
だから、「消費税を上げなければ今後の日本は立ち行かない」という論は、僕のような素人には「う~ん、本当にそうなのかな~」と思うのです。
子育てを「怒り」にしないためにできること - 2016.08.17 Wed
人々を見ても、なにかのきっかけや理由を見つけて自分の「怒り」をぶちまけたいという衝動にかられている人も少なくないようです。
公共広告機構のCMにも、「どちらかがやわらかければ、気持ちよく過ごせますよ」といった趣旨のものが最近流れていますね。
さて、前回のところで述べたように、”子育てが思い通りにならないこと”は「怒り」の感情へと変換されやすい性質があります。
「自由研究」から考える教育のグランドデザイン - 2016.08.15 Mon
その多くが、なんともとても立派です。
大人でも「なかなかこんなに上手に作れないよ」というものまでがならんでいます。
そう!それらの内、立派なものは親が手伝っていたり、場合によっては企画から制作までやってしまっているのですね。
実際、子供たちののお父さんお母さんからも、「自由研究大変なのよね。今年はなににしようかしら」といった声を聞きます。
失われた感覚 vol.2 - 2016.07.30 Sat
「昔はよかった式」で考える人は、だから「昔のように三世代同居すればいいのだ」といいます。
失われた感覚 - 2016.07.28 Thu
それがつかめたことが、保育士としてのステップアップにとても大きな意味を持ちました。
その感覚はその後の保育経験と、我が子の育児を通してある種の確信に発展し現在に至っています。
それがなければ、僕はこのように子育ての本を書いたりブログで発信することはなかったかもしれません。
「おててピン!」は”おばあちゃん保育” - 2016.07.16 Sat
Yahoo!ニュースの中のデイリー新潮からの記事で
7歳置き去り事件の発端「人や車に石投げ」……『いやいやえん』中川李枝子さんは「命にかかわることは叩いてでも教える」
というのが上がっています。
その中で、『ぐりとぐら』の作者として有名な元保育士の中川李枝子さんの最近刊行された『子どもはみんな問題児。』の中の一節を引用して記事が書かれています。
ちなみに、これは中川李枝子さんに「北海道の置き去り事件についてどう思いますか?」とインタビューして返ってきたお話ではなく、おそらくデイリー新潮の編集者の人がこの事件に本の内容を関連付けて記事にしているだけであると思われます。『子どもはみんな問題児。』も新潮社刊。
「しつけ」にまつわる本紹介 - 2016.07.13 Wed
『かわいい子には旅をさせよ』 vol.1
この↑記事タイトルが変わってしまいましたが、内容的には
『現代版 子育ての必須知識 vol.1』
こちらに続いているものと考えてください。
このことには、背景に「子供のちからを信じる」という、「子供の尊重」の概念が隠れています。
「信じて待つ」で検索しても関連の記事がでてくるでしょう。
さて、ここ一ヶ月以上、「しつけ」にまつわる話をしてきました。
保育についてもあれば、家庭の子育てについての記事も、ほとんどが「しつけの考え方」に関わる記事だったと思います。
現代版 子育ての必須知識 vol.2 - 2016.06.24 Fri
現代版 子育ての必須知識 vol.1 - 2016.06.23 Thu
「じゃあ、どうすればいいの?」の部分ですね。
僕もそれを体系立ててまとめているわけではないのですが、今回はそれを思いつくままに書いていこうかと思います。
「良いしつけ」「悪いしつけ」? vol.3 - 2016.06.22 Wed
前回の「2.子供観の問題」と題したところ。
ひとつ目の問題点は「◆子供を支配対象と見ること」でした。
今回は、そのふたつ目の問題点
『◆子供を「できないもの」と見なすこと』
からスタートです。
「良いしつけ」「悪いしつけ」? vol.2 - 2016.06.10 Fri
◆6月26日(日)、7月3日(日)の保育士向けのセミナーについて
6月26日(日)はすでに定員に達しておりましたが、キャンセルが出ましたので2名募集いたします。
7月3日(日)はまだ空きがありますので募集中です。
お申し込みはこちらから。
◆6月18日(土)の講演は定員に達したため募集締め切りました。ありがとうございます。
さて、では前回の続きです。
僕は、「現在の”しつけの子育て”は乗り越えられるべき」と考えています。
”乗り越える”というのは、「その問題点をクリアにして理解しその上で適切な子供への関わり方を身につける」という意味合いで考えています。